電撃コミックスNEXTの感想・レビュー168件異世界で(本当に)スローライフ! #1巻応援 バスタード・ソードマン マスクザJstarstarstarstarstarサミアドハーメルン、小説家になろうの人気小説。 書籍化も好評でニコニコ漫画・カドコミで漫画の連載も始まりました。 主人公はチート能力を持つ異世界転生者。 圧倒的な力と地球の知識を持っています。 …が、ハーレムも商会も国も作りません。 世界を救いません。成り上がりません。 平和な地方都市で庶民的な宿屋に住み、低ランク中堅冒険者として依頼をこなしダラダラ生活します。 『スローライフ』と名乗りながら忙しく生活する漫画が沢山ありますが、この作品はガチでスローライフ寄り。 釣りやジビエ料理や呑み屋で仲間と酒を呑むのがメインイベントです。 暮らしを豊かにするために前世知識を広める事もあります。・・・匿名で。 面倒&目立ちたくないので信頼できる相手に情報を与えて代わりに頑張って貰います。 自分で印刷業を始めたりはしません。 壮大さや痛快成り上がり感は無いですが主人公と周囲が良キャラだらけなので彼らの日常を気楽に見守る事が出来ます。 小説の挿絵も良いですがコミカライズ作者のマスクザJさんも原作に合う絵柄でリスペクトも感じられます。単行本1巻の裏表紙は気合いの入ったエビ素揚げ🦐!乱丁なのか仕掛けなのか。N にことがめ くるむあくむstarstarstarstarstar_bordernyae※ネタバレを含むクチコミです。「N」感想N にことがめ くるむあくむニーナ就寝前に読んだせいだろうか…心の中にまで恐怖が侵蝕してきて、何度もうなされてしまった(笑)。一見すると何の繋がりも無さそうないくつかの事件が、とある宗教団体を通して絶妙な繋がりをみせる様は鳥肌ものだ。読み始めたら最後、途中下車は出来ません(笑)。「N」へのカウントダウン #1巻応援N にことがめ くるむあくむ兎来栄寿最初は中学生男子たちの肝試し。 その次は少女の授業参観。 暇を持て余したニートや、就活が終わった大学生など1話1話は独立していてありふれた日常から始まる、オムニバス形式で描かれた作品です。しかし、その日常はある瞬間から一変していきます。 すべてのお話に共通するのは、謎の存在「N」。バラバラの物語が、「N」に収斂していきます。 第1話「A」 第2話「B」 第3話「C」 と、アルファベット順に進行しながら、 第5話「E」 の次が 第7話「G」(7とGは鏡文字、目次でもこの部分だけ反転) で、その次が 第6話「F」 という構成で、その最後には 【第14話「N」まであと7話】 という死へのカウントダウンのような予告。 更には、単行本の最後に入っているおまけの部分も背筋が凍るようなものです。こうした演出も含めて、非常に良いミステリーホラーとなっています。 罪を犯したり禁忌に触れたりする瞬間の、胸の鼓動が早まり冷や汗をかくような心地が的確に描かれており、にことがめさんの作画も話に非常にマッチしていると感じます。 果たして、Nとは何なのか。 14話で一体何が起こるのか。 急激に夏感が出てきた最近ですが、こちらで涼を取ってみてはいかがでしょうか。 厨二要素を抜けば人格教養漫画ib -インスタントバレット- 赤坂アカstarstarstarstarstarはんだまず初めにとても素晴らしい作品です。 赤坂アカ先生の処女作ですが、作画はもちろん、ストーリーや人物の描き方が非常に魅力的でした。 厨二的な部分やバトル要素も好みが分かれると思いますが、個人的には大変満足しました。 もし人間関係やこの世の不条理に悩んでいる人がいるのであればこの作品をオススメしたいです。 大事なことなのでもう一度言いますがとても素晴らしい作品でした。おねショタクトゥルフもの姉なるもの 飯田ぽち。starstarstarstarstar宮っしぃ発売当時から大好きな作品の1つで、グッドなおねショタもの ふとした時に家の蔵の地下に魔法陣を見つけ、そこでとある人外を召喚してしまった主人公、願いを叶えてくれると言うので願ったのはお姉ちゃんになって欲しいだった そこから人外お姉ちゃんと暮らす夏休みが始まり、お姉ちゃんの突飛な言動に振り回されつつも楽しい日々を送るお話 ほんわかした雰囲気もありつつ、クトゥルフらしい暗くて重い話もありと、おねショタとクトゥルフ好きな自分としては最高に楽しい作品 ただ全然続き出ないんですよね...せめて年1ぐらいでは出て欲しいんだけど...「マッドミニスケープ」感想マッドミニスケープ 廣瀬アユムニーナ4年前に事故死した実がある日突然、陽日の元へ戻ってきた。ことあるごとに彼女の命を奪おうとする実と、それでも自分の元にいてほしい陽日。執着心が強すぎるあまり、2人して脳がいい感じにイカれてるな(笑)。 ほどよくエロくて甘酸っぱいあの頃、 コジキオウジstarstarstarstarstarNano中学生男子の主人公コジキくんとクラスの女子たちの話。実際に作者さんの学生時代に起こっていた…かもしれない話。いや起こってたら羨ましすぎるが…あまずっぺえ…。女の子たちみんな可愛すぎるしエロい。ずるい。とてもいい。 どの話も誰もが憧れるシチュすぎんだよな~!いや私の時もあったか…?記憶にないだけで…当時はそういう視点がなかっただけで…。ちなみに実際の私の中学時代は既に立派に腐っていたので、クラスの男子二人組が距離近いたびにニチャア……としてました。今後に期待大なかなか稀少な光谷さん きあま紀一starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ長命で200歳のエルフの主人公、世俗を学ぶために女子高生になる、というお話 簡単に言うとこれですが、実際にその通りで長命でお婆ちゃん気質な主人公は現代女子高生とのギャップに四苦八苦し、それでも若い子と上手くやっていく様がかなり可愛らしい ほのぼのしたストーリーと綺麗なイラストで、設定も面白く今後にかなり期待できそうな作品です衝撃の冒頭だけじゃないお見合いにすごいコミュ症が来た 矢野としたかstarstarstarstar_borderstar_borderalank話題の冒頭は、確かに衝撃でひとコマで吹きました。がそれだけじゃない内容です。なんなら伊丹がコミュ症なんじゃないか?と思いながら読んでます。二人ともピュアな感じでかわいい恋愛模様。 絡み合い重なり合う群像百合 #1巻応援私の女神が今日も推せる ~これからも、いつまでも~ 川内兎来栄寿昨年、電子書籍のみで発刊された百合オムニバスがこの度新装版となり再構成されて紙・電子で発売となりました。 1話だけ切り取ってみても相当に満足度の高い百合短編が、相互に絡み合う群像劇として連作短編で読めるこの幸福感。 嘉神さんへの好意がクラスメイトにバレてしまい本人にまで伝わって困惑する大宮さん。 隣の席にいる多賀さんが逆隣にいる諏訪さんに向ける強い視線に気づいている、大宮さんの友人の匙本さん。 同じ塾に通う1位と2位で、それぞれの学校では1位の「最強」を目指す澄海(すみ)と尊(みこと)。 おのおの異なるさまざまな関係性から生じるストーリーは、それぞれに魅力的で胸を高鳴らせてくれます。 個人的には傍観者としても当事者になった瞬間も完璧な匙本さん、好きです。 西大路かれんさんはもっと好きです。 最初は高校生同士として出逢って絆を育みだした彼女たちの、その先の物語が描かれるのも味わい深いところです。共に過ごした時が積み重なるからこそ生まれる酸いや甘い。感情や、振る舞いに凝縮されたものが百合好きを幸せにしてくれます。 帯を缶乃さんが書かれているのもむべなるかな。百合好きの方はマストバイです。普通銀河の死なない子供たちへ 施川ユウキ名無し色んな情報源で名作と言われていて読んでみたが、面白くないわけではない程度でした。「勇者、刑に処す」かと思ったら、「勇者刑に、処す」だった。勇者刑に処す 井上菜摘 ロケット商会 めふぃすとstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ勇者とは罰に値する生き方らしい。 たしかに、そうかもしれない。 勇者と言わず、ヒーローはそういうものかもしれない。 普通に生きたいよね、みんな。 敵にミンチにされて、肉片集めてまた復活させられて戦って、なんて嫌よね。 死刑より強い罰なので、勇者刑に処せられていると知られると皆反応が良くない。 さらに死刑より強い罰なので、ろくでもない奴らばかりが出てくる。 主人公が真っ当な、いわゆる勇者に見えるのは、周りがろくでもなさ過ぎるからだろうか。 そして13番目の女神がかわいい。 承認欲求の塊が女の子の姿になると、こんなにかわいいのか。 アニメ化予定でおもしろいよ、とのことで読んでみたら、設定がなかなかおもしろく、キャラクターたちもおもしろい。 原作を一気読みしちゃおうかしら。 今後にめっちゃ期待お見合いにすごいコミュ症が来た 矢野としたかstarstarstarstarstar_border宮っしぃうだつのあがらない主人公の男性は婚活しても失敗に 次ぐ失敗 色々と相談所で話した結果は上手くいかず、社内の部下の女性の紹介でその友達と会うことに 友達はコミュ障らしく、待ち合わせ場所にいったら虚無僧がいた、というお話 初手からかなり独特で迫力ある掴みで、ラブコメとして新しすぎるかなり斬新な作品 実際の虚無僧の中身は読んでお楽しみですが、掴みもバッチリ、物語まラブコメとして楽しいしと、今後にかなり期待できる良作でしたあやふやな性別ぜんぶきみの性 浅月のりとstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ性転換症候群(TSS)という、ときめくと性転換してしまう謎の症状。 生まれたときからTSSだったので、恋愛がわからないという凪沙が恋を知る漫画なのだけど。 タイトルの2つの意味そのままで、とても素敵だった。 ひょんなことから凪沙に出会い、彼女のことが好きになった了。 運命のいたずらか、その後、了は後天的にTSSとなり、再び凪沙と出会う。 男版、女版問わず、凪沙にときめくたびに、ぴろんぴろん性転換する了。すごくかわいい。 作中に登場する性別があやふやな人たちは、彼らだけでないところがまた魅力的。 女性が好きな女性、男性になりたい女性、女装を楽しむ人、いろんな人たちが出てくるので、外見とは一体なんだろうと考えてしまう。 もちろん外野は異性愛の人が多いものの、高校という場所柄か男同士の了と凪沙が仲良くしているのを見てもええ上がる女子生徒もおり… TSS用の寮があることからも、自由な校風が伝わってくる。 思わず一気読みをしてしまった。 『ぜんぶきみの性』、男の娘も出てくるけどそれだけじゃないおもしろさと、少年誌ならではの歯止めがかかったちょっぴりエッチな展開と。 おもしろいですよ。青々とした影の下で息絶えるものたち #1巻応援スーサイドエイジ あらやかわい兎来栄寿カドコミがリニューアルされ、とても見やすく使いやすくなった今日このごろ。アプリのBOOK WALKERもこの調子で使いやすくして欲しいです。 そんなカドコミで短期集中連載されていたこちら。 作者のあらやかわいさんは「絶対天使」や「ゾンビは走らねえんだよ」などでも感情を迸らせる女子高生たちを描いていましたが、この『スーサイドエイジ』も、まさに自身が高校卒業する際に同人誌として描いたもののリメイクだそうです。 第1話 天真爛漫な合田さん 第2話 陸上部の松田さん 第3部 惰性に生きる田嶋さん 第4話 優等生の真田さん 第5話 学校嫌いな金子さんと刈谷さん 第6話 卒業式 という目次を見ていただければ解る通り、概ね1話ごとにメインでフィーチャーされるキャラクターは変わりながらも、同じクラスで共に過ごす女の子たちを描いた群像劇です。 まず、シンプルに絵に惹きつける力があります。スタイリッシュな作画で描かれる女の子たちが魅力的で、特に三白眼になりがちな眼力の強さが良い。個人的な好みで言うと、4話でチラシを配っている金子さんの横顔と、6話の包帯の子が特に好きです。 そして、「女子高生」という特別な3年間が終わるに際して生じるさまざまなものが入り混じって消化不良を起こしそうな感情を若々しさを迸らせながら表現しているのも良いです。人生において、その瞬間にしか湧かないものというのがありますが、この作品にはそれがしぬかりと込めてあります。普通の人であれば、記憶の中から時と共に少しずつ薄らいでいくであろうものがこうして作品として永遠に残る形で留められている。それは、他者が触れれば自身の記憶に呼応して何かしらを呼び覚ます契機にもなり、またいつか歳を重ねて自分で読んだときにはその貴重さを噛み締める類の素晴らしい営みであろうと思います。今の私には、この昏さが眩しいです。 作品の構成もまたとても良く、1冊で綺麗に完成しているのも美しいです。あれだけ楽しい時間を一緒に過ごした友人でも、その裏にあるものをまったく知らないこともあります。努力していた人。怠惰な人。真面目な人。奔放な人。他者に行っていたさまざまなラベリングのその裏は、もしかしたらこんなだったのかもしれないと思わせてくれます。 ウクライナやパレスチナにいる同い年の子の存在を思えば日本に生まれて毎日食べるものや水に困らず今この瞬間に命が消されることに怯えなくてもよく、さまざまな権利があるだけでも幸せなはずです。しかし、たとえひとつひとつ大きな不幸を消していっても残った小さい不幸の大小が隣の人と比べてほんの少しでも大きければ結局不幸だと思ってしまうのが人間。難儀なものです。人間はどこでも幸せになれるし、どこでも不幸になれる。若いころなんて特に今の自分が宇宙のすべてであるのもよく解ります。ああ、苦い。 キャラクターで言えば、容姿的にも関係性的にも金子さんと刈谷さんのエピソードなどはどうしたって好きです。ここを煮詰めたものなども一回描いてみて欲しいなと思うくらいには、短い中に良さが溢れていました。 あらやかわいさん、瑞々しくて初期衝動に満ちていて、これからますますたくさんの傑作を描いていくであろうことを確信できる1冊で今後が楽しみです。 二人の恋を応援したいお見合いにすごいコミュ症が来た 矢野としたか名無し※ネタバレを含むクチコミです。もしもお見合いに虚無僧女子が来たら #1巻応援お見合いにすごいコミュ症が来た 矢野としたかstarstarstarstarstar_border兎来栄寿Twitter(現X)で掲載した読切が大反響を呼び、連載化された異色のラブコメです。 40歳の会社員伊丹は、婚活サービスに登録して1年ほど頑張っているもののなかなか良い相手に巡り会えずにいた男性。そんな伊丹に密かに思いを寄せる28歳の部下の園田さんがかわいくて仕方がありません。 園田さんは、自分の友達を紹介するという体で自身が虚無僧の天蓋を被ってコミュ症の「野田」と称して伊丹とのお見合いを断行します。そうして12歳差+相手の顔を見れない状態での不思議なお付き合いが始まっていきます。 『光る君へ』で『源氏物語』が盛り上がっている昨今ですが、かつては滅多に顔を見せることがない状態が普通だったわけで、今の慣習からすると特異には見えますがある意味では回帰的であるとも言えるのかもしれません。 普段会社では常にクールな佇まいである園田さんですが、ひとりになると思考も言葉もヒートアップして暴走していくさまがたまりません。何なら、この作品はそのシーンを見るために読んでいるようなところがあります。がんばれ園田さん、負けるな園田さん! 君に明日はある!! また、そんな園田さんが惹かれる伊丹の優しさと健気が応援したくなる感じで良いです。なぜ好きになっていったのか、どこに愛情が湧いてくるのかという部分のエピソードが良いですね。伊丹はいわゆる子供部屋おじさんではあるのですが、おじさんというものが女性からあまねく嫌われる存在であることを自覚して常に一歩引いたところにいようとする姿に親しみを覚えます。 ただ、母親と同居している家を手放せないなどの事情もあって婚活難易度が高くなっているところがあるのはリアル。もし結婚しても、一回りの年齢差があり特に男性側の年齢が高い場合は老後も気がかりになるのはその通りです。男性も40を超えてくると妊活もなかなか大変なこともあるでしょう。それでも、園田さんと無事に幸せな家庭を築いていって欲しいです。 余談ですが、4話で登場する虚無僧にやたら詳しい主婦が好きです。天使と悪魔、ハラグロラブコメ愚かな天使は悪魔と踊る アズマサワヨシstarstarstarstarstar_borderゆゆゆゲスな天使と、心根優しい悪魔による、腹の中は互いに隠したラブコメ。 人間もなかなかハラグロなキャラクターがいて、ラブかつコメディしているので、天使と悪魔以外もハラグロラブコメ。 第一部まで読んだところの感想だと、相手が自分を好きになるように仕向けるというのは、よくあるテーマよねと思える。 でも読んだきっかけである、アニメ(24年1月放送開始)のPV(しかも第二弾)を見たときは「これって、かぐや様…」という感想が消えなかった。 いや違うかもしれないと思い直し、原作を読んでみた。 最初の数話で、「いや、一緒だろ!!」というツッコミを入れたくなった なお、あからさまなかぐや様シーンはオマージュだったらしい。 ヒロインのリリーが以後禁止を伝えていた。 そう、きれいな絵柄なので忘れがちだけど、これは(ラブ)コメディマンガ。 オマージュは他にも見つけたけど、きっともっと散りばめられている。 単なるラブでも、ファンタジーでもなく、ラブコメ漫画だ。 絵柄がきれいなので、とてもエッチにみえるシーンもあるけど、ラブコメ漫画だ。 偏見をもって読み始めてしまったけど、偏見が吹き飛ぶほどおもしろい。 対悪魔用兵器リーリヤ愚かな天使は悪魔と踊る スピンオフ みだらな素体は性に目覚める すいみんstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ本編でもしばし阿久津に対して胸を揉むか聞いていたリーリヤ。 穴はあるけど人ではない。 冒頭、その言葉と穴の絵とともに、三種の人器と描かれていて笑ってしまった。出だしでやられたので、これは良いコメディと思った。 リーリヤは寄主であるリリーの性格・判断・行動などの性質を継いでいるそうだけど、本編と変わらずどこか抜けている。 リリーも育った環境が違えばこうなっていたんだろうか。 スピンオフでは、普段は見られないプライベートの二人の生活が見られる。 性に目覚めたリーリヤが、すごくおもしろい。 中学生男子のような勢いで、性に結びつけていく。 そして言動は親なのに、見た目はちびっこのリリーもおもしろい。 ちなみに寄主のリリーは天使のようなかわいらしさ。 そしてリーリヤの顔はリリーそっくりで、さらに胸はリリーより大きく、背はリリーより高く、スタイル抜群。 ちなみにスピンオフ作家さんは、原作とそっくりな絵で連載されている方もおられるけど、この方は違うようだ。 デフォルメ風なテイストが、想像するための余白とコメディ感を強めてくれていて、そこがまた良い。 むしろ、この方の絵柄でないと、「ドタバタエロコメディ」でなく、すごく卑猥な作品になってしまっていたと思う。ほどよくシンプルってすごい。 アニメ化しているとのことで、原作を読んでみたらおもしろくて、検索したら出てきたこのスピンオフもおもしろかった。 兵器に意思は必要なのか、なんて哲学を忘れさせてくれる。 このリーリヤをみると、原作のほうで初めてリリーから出てきた時、ほんとにびっくりしたんだろうなと思えて、フフと笑ってしまう。女子高生も仲間とすなるTRPG #1巻応援だいすろーる! あらたとしひらstarstarstarstarstar_border兎来栄寿TRPG、良いですよね。 自分ではないキャラクターになり切って演じる面白さ。 1%のダイスロールを成功させて大逆転を果たす快楽。 非日常が詰まったセッションは格別です。 ただ、たくさんの時間と仲間が必要なので、なかなか社会人になると遊べなくなってしまいます。今はスマホやタブレットで諸々のパラメーター管理からBGMや効果音、映像などまでまかなえてしまうので良い時代になったものだなぁと思います。それでも、ダイスは電子ではなくアナログのものを転がしたいですけどね。 何なら、デジタル的な繋がりが増えた現代においては人と人とが触れ合えるアナログゲームの価値というのはますます増していると思います。どこまで行っても、人はオフラインでの対面の交流に大きな価値を感じ続けるのではないかと。人狼や各種ボードゲームやマーダーミステリーやポーカーやポケカやワンピースカードゲームなどが流行るのもそういう側面もある気がしています。ようやくコロナも落ち着きましたし、TRPGもまた再評価されて盛り上がる日が来るかもしれません。 そうなったときに、盛り上がりを助けることになりそうな作品がこちら。 不幸体質でTRPGをやっても失敗判定続きになる赤井千幸(ちさち)。 冒険ギルド部部長でお金持ちのお嬢様である黒音美歩(くろねみほ)。 父親がTRPGを嗜んでいる千幸のクラスメイト黄ノ瀬りねん。 アウトドア系の部活と勘違いして冒険ギルド部にやってきた黒髪ロングストレートの蒼崎依理(あおざきえり)。 彼女たち4人を中心に、冒険ギルド部の活動であるTRPGを中心とした活動が描かれます。何も知らない千幸が初めて遊ぶところから始まるので、元々TRPGが好きな人はもちろん、これから知って好きになる人にも良いと思います。 TRPGのセッションシーンはもちろんですが、ダイスなどのアイテムを皆で買い物に行くシーンにも楽しさが溢れています。初めてイエローサブマリンのような専門店に行ったときに見る、あのカラフルに輝く普段は触れない8面・10面・20面ダイスは蠱惑的なんですよね。コンポーネントは見ているだけでも楽しいです。マイダイス、良い響きです。 お泊まり会をして夜更かししながら行うTRPGなんて最高に楽しいですからね。それに付き合ってくれる仲間がいるというのは本当に幸せなことだと思いますよ。大切にしてあげてくださいね(鑑定団の中島さんの面持ちで)。思春期男子による甘酸っぱい青春ストーリーあの頃、 コジキオウジstarstarstarstarstarゆゆゆ我々が何気なく過ごしていた青春は、きっとこんな感じでドラマチックだったんでしょう。 ちょっとエッチな漫画をクラスで回し読みしたり、あの人はこうらしいよと伝聞を話したり。 読んでいて、なにげないシーンに既視感を覚えるのは、似たようなことをしたり見たりしたからでしょう。 過ぎ去った今となっては、「あー、このシーン、わかるよ。くぅーっ!!」という年寄りめいた感想しか出てきません。 もしくは「青春というのはほんとに良いものですね」という達観した一言。 思春期男子フィルターを通した、女子たちの容姿や所作も素敵です。 真実に少しだけ嘘を交えたほうが、どこが嘘かわかりにくいという話があります。 きっと、これはそういうタイプの、作者が過ごした青春の日々の話です。 怪獣もヒーローも出てきません。 でも、とても良い青春ストーリーです。 「N」にまつわる奇妙な話N にことがめ くるむあくむstarstarstarstarstar_bordernyaeマンバで見つけてなんとなく読んでみたらなんとも言えないゾッとする話でした。Nって何なんだ…。 オムニバスなのですが、Nそのものの意味などは共通しているのかな。そこらへんも謎です。コミックスになったらまとめて読みたい。元男子高の私立童目木帝高校思春期男子はどうかしている。 アメノstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ学校名は略してドーテイだったり、思春期男子仕草が描かれていたり、でもお下品にならない程度の下ネタで、イケてる顔面オンパレード(中身は残念)。 あらすじを読んで、『行け!稲中卓球部』の令和版かと思ったんだけど、違うような。似ている点もあるような。 ふくよかな男子生徒の胸を揉ませてもらったり、カーテンのひらめきにスカートを連想したり、どこかで聞いたことがあるような、微妙にリアルな思春期男子仕草がクスリと笑える。 メインキャラたち、みんなイケてる顔面にも関わらず、「おバカ」でくくることができる残念っぷりが、誠に残念。 でも女にモテてウェイウェイ系の話は求めていないから、彼等は「おバカ」でよいのだ。<<12345>>
ハーメルン、小説家になろうの人気小説。 書籍化も好評でニコニコ漫画・カドコミで漫画の連載も始まりました。 主人公はチート能力を持つ異世界転生者。 圧倒的な力と地球の知識を持っています。 …が、ハーレムも商会も国も作りません。 世界を救いません。成り上がりません。 平和な地方都市で庶民的な宿屋に住み、低ランク中堅冒険者として依頼をこなしダラダラ生活します。 『スローライフ』と名乗りながら忙しく生活する漫画が沢山ありますが、この作品はガチでスローライフ寄り。 釣りやジビエ料理や呑み屋で仲間と酒を呑むのがメインイベントです。 暮らしを豊かにするために前世知識を広める事もあります。・・・匿名で。 面倒&目立ちたくないので信頼できる相手に情報を与えて代わりに頑張って貰います。 自分で印刷業を始めたりはしません。 壮大さや痛快成り上がり感は無いですが主人公と周囲が良キャラだらけなので彼らの日常を気楽に見守る事が出来ます。 小説の挿絵も良いですがコミカライズ作者のマスクザJさんも原作に合う絵柄でリスペクトも感じられます。単行本1巻の裏表紙は気合いの入ったエビ素揚げ🦐!