本編でもしばし阿久津に対して胸を揉むか聞いていたリーリヤ。
穴はあるけど人ではない。
冒頭、その言葉と穴の絵とともに、三種の人器と描かれていて笑ってしまった。出だしでやられたので、これは良いコメディと思った。

リーリヤは寄主であるリリーの性格・判断・行動などの性質を継いでいるそうだけど、本編と変わらずどこか抜けている。
リリーも育った環境が違えばこうなっていたんだろうか。

スピンオフでは、普段は見られないプライベートの二人の生活が見られる。

性に目覚めたリーリヤが、すごくおもしろい。
中学生男子のような勢いで、性に結びつけていく。
そして言動は親なのに、見た目はちびっこのリリーもおもしろい。
ちなみに寄主のリリーは天使のようなかわいらしさ。
そしてリーリヤの顔はリリーそっくりで、さらに胸はリリーより大きく、背はリリーより高く、スタイル抜群。

ちなみにスピンオフ作家さんは、原作とそっくりな絵で連載されている方もおられるけど、この方は違うようだ。
デフォルメ風なテイストが、想像するための余白とコメディ感を強めてくれていて、そこがまた良い。

むしろ、この方の絵柄でないと、「ドタバタエロコメディ」でなく、すごく卑猥な作品になってしまっていたと思う。ほどよくシンプルってすごい。

アニメ化しているとのことで、原作を読んでみたらおもしろくて、検索したら出てきたこのスピンオフもおもしろかった。
兵器に意思は必要なのか、なんて哲学を忘れさせてくれる。
このリーリヤをみると、原作のほうで初めてリリーから出てきた時、ほんとにびっくりしたんだろうなと思えて、フフと笑ってしまう。

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