Kissの感想・レビュー229件<<678910>>おそるべし極限のブリッ子おそるべしっっ!!!音無可憐さん 鈴木由美子無用ノスケ子愛しの軍司くんのためならなんでもするブリッ子・音無可憐。 過剰なまでのブリッ子が笑いを誘います。 「グンジィ〜」 「浮気したら、ゆ・る・さ・な・い・・・・・ぞっ」 このゾクゾクするような異様な喋り方、一度知ったら忘れられない強烈な主人公です。その辺の生きモノ(アリ)やぬいぐるみとお喋りしたり、ちょっと当たっただけで大げさに倒れ込んだりと、一見弱々しそうな姿を見せといて、イザという時は超人的な行動ができる子だから油断ならない。 鈴木由美子先生のコメディものの中では一番スキな作品でした。 最強のブリッ子顔↓想い込め、花生ける日々。華物語 埜納タオ 槙佑子あうしぃ@カワイイマンガ中途半端に終わった恋を引き摺る、OLの菊池。ふといざなわれた華道教室で、様々な想いを込めて花を生けることを学ぶ。折々に自分と向き合うように、季節を愛で、花に向かう一年の物語。 ----- 菊池は元気な女性だが、長く秘めた恋には、勇気を出せず身を引いてしまう。そんな彼女は華道に、自分を表現することや、誰かを思っての行為が相手に伝わる喜びを教わる。 大人になっても、傷ついていたり、精一杯な時にはつい、おろそかにしてしまう「自己表現」や「思いやり」の心は、お花の季節感や彩りに乗せて先生に教えられる。 そこから自分の気持ちに気付かされたり、懸念事項がスルリと解決するのが、とても心地よい。 派手な事件はないけれど、季節の風に日々の澱が洗われるような、清しい短編。 現在(2019年)『夜明けの図書館』という図書館司書の漫画を連載中の埜納タオ先生。美しいペンタッチと白場を活かしたレイアウトで生み出される、見開き単位の画面の美しさは、心に沁みる。華道に生きる「道」を見つける百花日和 埜納タオ 槙佑子あうしぃ@カワイイマンガ専門学校いけばな芸術コースの学生達は、2年間でそれぞれ、花に関する職を見つけて羽ばたいていく。そんな中、頑張り屋の南侑生だけは、何かに迷っていた。彼女の進む道とは……? ----- 全3巻のうち2巻を使って、クラスの面々が躓き、悩み、それでも前を向いて、花を生けることと進路に取り組んでいく、群像劇が繰り広げられる。 専門学校や大学に通ったことのある人なら、クラスメイトの描写は、こんな適当な奴もいたなぁ、などとリアルに感じられるだろう。 花の仕事のリアルも描かれて面白く、立ち向かう生徒達の、元気でわちゃわちゃした雰囲気で進行していく1、2巻。 3巻になり、南が皆とは違う進路を選ぶと、次第に雰囲気が変わる。 人に道を示し、体現してみせる立場を目指す南。いつもドタバタしていた彼女が、次第に迷いを捨て、凛とした雰囲気を醸し出すようになると、途端に画面が引き締まる。 更に高め合う存在に出会うと、交わす言葉の志の高さと共に、見開きがぐんぐん詩的になっていく。 感性はあれど不器用な人が、人より少し遠回りでも、確かな「道」を歩き出すまでを紡いでいくこの作品。 特に3巻は、見開きが平安絵巻のように流麗!その美しさは連載中(2019年現在)の『夜明けの図書館』でも健在!10巻完結でちょうどいいこいいじ 志村貴子大トロ志村貴子先生らしい素敵なストーリーです。 心理描写が緻密です。 家事万能の年下イケメンは最高ですわたしのお嫁くん(読切) 柴なつみ名無し『てんちょう、ダメ、絶対』の柴なつみ先生が描くオフィスラブ短編。 イケオジ系硬派キャラのてんちょう君とは違い、正統派の美男美女という設定だったが、中身は安定のコミカル感。 しっかり者で家事をしてくれる『お嫁くん』は、現代のヒーロー像にぴったり。 後輩のイケメン君に汚部屋を見られるところからはじまり、片付けを手伝われて距離が縮まって、当て馬キャラが現れて……というストーリー展開は王道で、短編としての完成度も高い。 美人なのにどこか抜けているヒロインが、ふわっと合鍵を渡してしまうあたりもgood。 ※ただし性格の良すぎるイケメン君がてんちょう君に被って見える瞬間もあり。MKM大作戦モトカレマニア 瀧波ユカリ名無しドラマ化なので読んでみた。想像していたようなストーカーライクな雰囲気じゃなくて少しがっかりしたものの、もっと明るくてライトな未練の引きずり方なので面白おかしく読み進められます。男女共に、恋人が忘れられない人には一見の価値あり!とりあえず共感して癒やされましょう。一巻を読んで東京タラレバ娘 シーズン2 東村アキコ大トロ前作はそんなにハマらなかったのですが、シーズン2は主人公に共感できるところもあり夢中で読みました。 ボーイズバーなるものがあるのを初めて知ったので今度行ってみようと思います。 どこかで見たような話なのに、いい。夜明け前のうた 花本鹿乃子名無し※ネタバレを含むクチコミです。わかる(わかる)アンラッキーガール 中村はなたか主人公の加藤さんと前の席の大野くんのお話。加藤さんが大野くんを見る視点がすごく丁寧に描かれていて共感できる良い読切でした。 **「ろくに話したこともないけど、プリントを後ろに回すときの癖や顔のラインは毎日見ていて知っている」という2人の微妙な関係が、すごくリアルに日常を切り取っていてエモかったです。** https://i.imgur.com/U34NagT.png その大野くんが放課後の仕事をわざわざ手伝いに来てくれて、自分の前で笑ってくれて、『不運』なのを覚えていてプレゼントをくれて…! も〜〜〜!!そういうの好き…良い…。 話の構成や着眼点が素晴らしい一方で、絵はまだまだ伸びしろがあるなと思いました。個人的に、顔と体のバランスや、見せゴマとそれ以外のメリハリが少し気になりましたが、ほんとお話に光るものを感じます…! 中村はな先生の次回作を楽しみにしています。意外なかたちで恋を知る中学生女子の話初恋チョコレート もり可南子 名無し※ネタバレを含むクチコミです。 幸福な家庭という幻想アリスとアマリリス 小沢真理名無し小沢真理先生の新連載。平和な家庭に起きる悲劇の予兆的な第一話。童謡のグリーングリーンみたいな筋立てで、子ども視点のモノローグが思わせぶりでツライ。そして両親の恋話もなかなかの面白さ。シェアハウスで恋愛するという幻想カカフカカ 石田拓実名無し少女漫画界で無自覚ビッチを描かせたら右に出る者なし(?)な石田拓実先生が、シェアハウスモノを描いた意欲作。 若い男女が一緒に暮らせば、そりゃこうなるよなー……という予想のやや上くらいを、もだもだしながらも突っ走っていくヒロインに、ドロっとした生々しい青春を感じる。実はKissで今一番楽しみにしてる作品御手洗家、炎上する 藤沢もやしsogor25タイトルは所謂ネット上の炎上ではなく、御手洗家、つまり自宅が火事で物理的に炎上するところから始まる物語。その火事によって全てを奪われた姉妹が主人公のリベンジ・サスペンスなんだけど、少女漫画然とした人間関係の複雑な絡まり方や感情の起伏の様子が見事にサスペンスに落とし込まれてる。それぞれのキャラが個々に自分の思惑のために動き回るので、作品全体の緊迫感は常に高い位置でキープされている。 電書で各話販売もやってるからなのか1話ごとの引きも素晴らしくて、かつ単行本単位で読むと着実に事態が進展していて次の巻が楽しみになる。 そして4巻の引きを見る限りおそらく次の5巻が一番の盛り上がりになりそうなので、興味を持って頂けた方は是非今のうちに一気読みしてほしい。 4巻まで読了 好きな人が障害者だったらパーフェクトワールド 有賀リエ名無し可愛らしい絵柄で、『障害』というかなりディープな社会問題に切り込んでいる作品。 車椅子生活の人たちがどんな風に生活しているのか、特に災害時に身動きが取れなくなるようなときはどうすればいいのか……というあたりをしっかり描いているため、ちょっと読むのが辛いシーンもある。 (もちろん少女漫画なのであまりエグイ描き方はされていないが) 好きという気持ちだけではうまく行かない、苦しい恋をする主人公たちを応援したくなる。タケコさんの恋人タケコさんの恋人 望月玲子starstarstarstarstar干し芋タケコさんの『仕事』『夜遊び』『しーちゃんとの時間』の切り替えが 素敵! 寡黙で自分の世界観を大切にしているしーちゃんは、とても魅力的だけど、恋人にするとずっと落ち着かない気持ちになって、自分を失いそうになる予感。 でも、タケコさんが唯一、素直に可愛い女性になれる相手なので、貴重かも?実家で年越しするのが怖い女の話年越しオバケ ペップルなつき※ネタバレを含むクチコミです。 恋に落ちない(落ちないとは言ってない)恋に落ちない 増岡たか※ネタバレを含むクチコミです。海洋動物研究と恋の話海とドリトル 磯谷友紀たか※ネタバレを含むクチコミです。NHKでドラマ化!長閑の庭 アキヤマ香名無し朝比奈元子役:橋本愛 榊郁夫役:田中泯 お二人のコメントが素晴らしい。 https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/30000/319534.html 海野つなみと10人の豪華すぎる作家陣!その日世界は終わる 小原愼司 おかざき真里 ひうらさとる 樋口橘 海野つなみ 上田倫子 柘植文 TONO 栗原まもる なかはら・ももた 飛鳥あるとnyae"世界の終わり"をテーマに海野つなみ先生が10作品の原作を担当し、それぞれの作画を10名の著名作家が描き下ろすという豪華すぎる短編集! 逃げ恥のイメージが強すぎる海野先生ですが、ほぼ全編SFやファンタジー要素を含んでおり、本当にひとりの人が書いたの!?と疑いたくなるほど多様なストーリーです。圧倒的才能ッ… 個人的なお気に入りは、栗原まもる先生、ひうらさとる先生、樋口橘先生、おかざき真里先生の話が好きです(絞れない)。 電書だと海野先生が描いたネームが全話分読めます。興味がない人はないと思いますが…描く人は見て損はないかと。丸の内OLになりたかった女は必読無能の鷹 はんざき朝未たか※ネタバレを含むクチコミです。明治へとタイムスリップ恋愛もの涙雨とセレナーデ 河内遙む明治時代で自分と瓜二つの「雛子様」と出会う陽菜。 入れ替わったり一人で飛び出したりで、好きになってはいけない人との恋愛。 これが雰囲気だけで終わらせてないので面白い。 明治時代の人間関係を描くだけだと遠くて感情移入できないですが、現代の高校生が主人公なので自然と胸キュンできます! 恋愛部分はさすが河内遙、と行った感じで。 少女漫画読み慣れて若干ワンパターンに飽きてる人にも多分新鮮と思えるでしょう。 明治女子、着物&ブーツ可愛いです… 美味しいとこ総取り漫画 変人スティーブ・ジョブズ ヤマザキマリ ウォルター・アイザックソン名無しやっぱり天才は普通じゃない。Appleを作っただけの事はある。おすすめ。魂の気高さサウダーデ 池辺葵ナベテツ知らない漫画を読もうと思って手に取って、出会えたことに感謝している作品は沢山あるんですが、この作品と、この作者に出会えたことは本当に幸運だったと思っています。 池辺先生の描く女性の美しさに惹かれるのは、その魂の凛とした気高さに魅了されるからです。 同時期に描かれていた「繕い裁つ人」と共通の登場人物がいたり(そもそも主人公同士が親友)して、とりとめもない会話の中でも叡智を感じます。 池辺先生の作品の輝きというのは、貴金属の放つ輝きではなくて、知性が宿す、ふくよかな美しさによるものなのであり、初期の作品でありながら、老成した詩人のような巧みさがあります。 自分が一番好きなのは、翔君が訪れるところです(彼のような若者を魅力的に描けるのも池辺先生の漫画の力だと感じています)。 モノローグを排して、言葉と表情で描かれる作品は、美しさと力強さと知性に溢れています。未読の方は「繕い裁つ人」も併せて是非。<<678910>>
愛しの軍司くんのためならなんでもするブリッ子・音無可憐。 過剰なまでのブリッ子が笑いを誘います。 「グンジィ〜」 「浮気したら、ゆ・る・さ・な・い・・・・・ぞっ」 このゾクゾクするような異様な喋り方、一度知ったら忘れられない強烈な主人公です。その辺の生きモノ(アリ)やぬいぐるみとお喋りしたり、ちょっと当たっただけで大げさに倒れ込んだりと、一見弱々しそうな姿を見せといて、イザという時は超人的な行動ができる子だから油断ならない。 鈴木由美子先生のコメディものの中では一番スキな作品でした。 最強のブリッ子顔↓