明治ロマンと時をかける女子高生の恋
河内遙先生が描く王道少女マンガ的ラブストーリー。 曽祖母にもらったネックレス、天気雨、とあるクラシック音楽の一曲、三つの要素が合わさると自分そっくりのお嬢様が生きていた明治時代に飛ぶらしい。主人公は子供の頃にも一度タイムスリップしたことがあって、その時に出会ったお嬢様の婚約者である御曹司とはお互いに初恋の相手でもある。無くしたネックレスを探す為にお嬢様のフリをして御曹司に接しているうちに恋心が増すんだけど、自分の正体を明かすことも出来なくて…というお話です。 これはちょっと展開が読めなくて面白いなと思ったのは、主人公の他にもタイムスリップした人物がいるところです。それがお嬢様が恋心を抱いている若き書生だから益々面白い。人物相関図がワクワクの多角形になってます! 子供の頃のように恋と少女マンガに憧れる純粋さを思い出させてくれる良作。