別冊少年チャンピオンの感想・レビュー137件クローズのパラレルワールドその2クローズZERO2 鈴蘭×鳳仙 髙橋ヒロシ 平川哲弘 高橋ヒロシ 武藤将吾 水島力也starstarstarstarstar_borderさいろく高橋ヒロシ作品は世のおっさんたちが大好きであろうけど、高橋組の作品全部がウケるわけでもなく、個人的には結構評価が難しいと思っているものが多い。 ストーリーとしてはリンダマンがいる鈴蘭があり、いつものような鳳仙があり、みたいなところですが当然主人公は鈴蘭のトップを目指すもの。 あと映画からのコミカライズだったっていうのもあるのか、ストーリーが映画と同じだとしてもどうもちょっとZEROは絵がしんどくて読んでいなかった(ファンの人すみません) だが、2は『クローバー』の先生が描いてるので非常にクオリティも安定しており読みやすく、バイオレンスも本家より少しマイルドなので安心して物語に没入できる。気がする。ア〜ビバババンババンバンバンパイア 奥嶋ひろまさstarstarstarstarstar_borderゆゆゆノンノン。 「森蘭丸です。匿ってください。バンパイアです。人の血を吸います。」 どう聞いても変な人なのに、「おもしろいから」という理由で三助さんとして雇うお父さんの心の広さよ。 ネタ設定と笑いつつ、聞き飽きたと言わずに10年も受け入れてくれる、ご家族の心の広さよ。 名前の通り、森さんにとっての光の存在であるリヒトくん。 そのリヒトくんが食べ頃になるのを待つ、森さん。 そのために全力を尽くす森さん。 これはBLでいいのか? 森さんだけ衆道の世界に未だいるだけでは(あと変態もいる)。 わからぬ。わからぬが、変態が多すぎて、呑気過ぎるリヒトくんご家族が普通に見えてくる。あのご家族もどこかずれているのに!! それから、処女と見ただけで分かるバンパイアがいるなら、童貞に気づくバンパイアもいるはずよねと思った。 味の好みだもの。 森さんは、自分好みの美味しいもの(18歳童貞)を探しているだけなのだもの。 でも能力が発揮されて明らかになるたびに、「お前かよ!」と笑ってしまう。 ぜひ読んで、ひと笑いしてください。来陽と青梅来陽と青梅 深山はなstarstarstarstarstar_border寸々友達だと思っていた子からのアウティング描写が辛く、読んでいてもメンタルをやられてしまうので気分が安定している時に読むべき。デビュー作で「自分から言葉にして伝えること」を描いていたのに対して、今作では他人からのアウティングを正面から描いている。 同性愛者当人である淳と同性愛者に人生を壊されてしまった心とのダブル主人公でやりたかったのかな…?と思うが、描き切れていない感じも。 現役大学生作家としてデビューした深山はな先生、まだ別の作品も読んでみたかったが、これを最後に筆を折ってしまったようで残念。一端の子一端の子 深山はなstarstarstarstarstar寸々「発言とは リスクと可能性が共存している なんらかの変化をもたらす行為である」。 女を好きになった(なってしまった)女たちの、"言葉にして伝えること"について描くオムニバス。 歪んだ愛情や執着もあれば、女を好きになる瞬間のお話もあり、百合の幅が広い。特に第3話の「無題」が好き。過去の事件の被害者と入れ替わるサイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 本田真吾starstarstarstar_borderstar_border山下真司という奇抜な設定。刑事はおじさんだけど女子高生や少年と入れ替わったりして当時の事件を解決して未来を変えていく。そんなんしていいんか?とちょっと思うけどご愛嬌。 そしてその犯人たちシリアルキラーのイカれっぷりはなかなかいいぞ。 もっと見たいヒール・アップ 山中鉄平名無しなんか夢中になって読んだif、もしも魔入りました!入間くん if Episode of 魔フィア 西修 hiro者starstarstarstarstarゆゆゆ原作のあの人がこの人のifで、このシーンはあそこのオマージュかなと原作が好きな人はワクワク。 個性的なキャラクターが多い原作とはいえ、あの人がこの人かなと、まだ名前が出ていない人まで想像できておもしろい。 そして、マフィアとあるけど、原作が悪魔のせいか、本来ならなかなか怖いはずのシーンも通常営業に見えるのがあら不思議。 怖いのは修繕費? 原作未読でも、やたらめたら破壊するオペラさんや、だんだん鍛えられていく入間くんに、ドキドキを楽しめると思う。 第一巻の都会で、入間くんを即座に守る二人の姿がかっこよくて、ほ〜〜とうっとりしてしまった。面白い不死と罰 佐藤健太郎名無しゾンビものはやっぱ面白い! テーマが闇っぽいのも良いです 絵もうますぎる…大人のゾンビ漫画不死と罰 佐藤健太郎starstarstarstarstarこめつぶゾンビ漫画の伝統を適度に打ち破りながら、オリジナリティーがあります。ゾンビウィルスは「噛まれなければ感染しない」という伝統を破り、飛沫感染ありとコロナウィルスの影響がもろに出ています。よくあるパニックホラーかなと思いながら読み始めましたが、読み進めるうちに登場人物それぞれの複雑な背景が見えて興味がわきました。ゾンビに襲われるシーンは描写が細かめなのでグロ耐性ない方には少々キツいかもですが、主人公の元犯罪者青年が謎のゾンビウィルスで混沌とした中、どう立ち回るのかって話で、ただのパニックものとはひと味違います。吸血鬼になった森蘭丸がDKのDTを狙って策士になるババンババンバンバンパイア 奥嶋ひろまさstarstarstarstarstar_borderるる6巻まで既読。 (自分が3年後に美味しく吸血する為に) 蘭ちゃんが李仁くんのDTを守ろうと すればするほど状況が悪化していく😅 みんなが一方通行に片思い。 これBLカテゴリーだから最終的には 蘭ちゃんと李仁くんエンドだろうけど この李仁くんの天然無自覚でそこに 行き着く気がしない😂 蘭ちゃんもほんのりした自分の気持ちには 気づかないフリして美味しい血の為って 言い聞かせているし。 7巻既読。 葵ちゃんは蘭ちゃんのこと好きなのに、李仁くんを好きなんだと勘違いしている蘭ちゃんは、策が失敗して自分を諦めるように言ったかのようになってしまったw そして新たなバンパイアハンターが登場。笑えるのに笑えない!せせせせ!~目指せ初H!童貞女子のときめき大作戦~ たばよう野愛ノリと勢いがもの凄いから笑いながら読めるっちゃ読めるんだけど、なぜだかちゃんと食らいますね……。 25歳童貞男子がかわいい女子中学生に転生したらセックスはできるのか???できるだろやるぜやるぜやるぜ!!! と勢いよく始まるものの、出会って3秒で合体を実現しようとするからそりゃうまく行かず……。 というかむしろ相手の男の子がまともでよかったねとすら思う。まともじゃないのは主人公だけ。 1話ですでに真実に辿り着きかけてるのにどうしてそこを無視しちゃうんだろうね……というかセックスが目的になりすぎて童貞喪失の前に処女喪失するのはいいのか……セックスだって所詮はコミュニケーションのひとつでしかないんだぞ…… といろいろ考えてしまい、ちゃんと食らいました。 本当の愛に気づくとかそんなんじゃなくていいので、しっかり現実を見つめられるようになるといいですね…!見事なタイトル自意識四番 おぼつかドニー名無し※ネタバレを含むクチコミです。焦れったくて見てられねぇ高校生2人がとんでもない事態にきみのご冥福なんていのらない 松尾あき天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。凄腕スナイパーが唯一撃ち抜けないものは…?近間くんは距離が近い。 春川朱香名無しかわいいラブコメ。 スナイパーは遠距離からの狙撃が得意なので距離感がいちいち近い近間くんにタジタジな話。オチのすっとぼけた感じも好きでした。社畜が陽キャの幽霊にであった社畜とジバク霊 春川朱香名無し死にたい社畜と、死んでも明るい幽霊女子の交流。 最後、「居眠りさん」のところで「このひと(主人公)最初から死んでいた…ってコト!?」とゾッとしたんだけどそれもただの注意喚起でウケましたったく…おもしれー漫画 #読切応援ガーディアン田中家 佐藤健太郎starstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。謎の地球外生命体から少年を守る美少女の正体はRED DATA PLANET 藤沢とおる 伊臣麿名無し※ネタバレを含むクチコミです。入間くんがマフィアに!!魔入りました!入間くん if Episode of 魔フィア 西修 hiro者名無しもしも幼少期のイルマちがマフィアに拾われてファミリーとして育てられたら…というifの世界を描いたスピンオフ。本編に負けず劣らず面白い。作画は本家以上に迫力あるところも。『魔入りました!入間くん』未読の人でも読める構成になってるので、入間くんシリーズ未読の方はもちろん、本編ファン(特にオペラ推し)にとってもめちゃくちゃ嬉しい作品。銭奴マモルの節約術の感想 #推しを3行で推す銭奴マモルの節約術 勝川真マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ タイトルから懐かしの「つるピカハゲ丸」っぽいやつかなと思ったが方向が全く違い最後のオチも含めてよかった。別冊少年チャンピオンは俺の好きそうでたまらそうな良い作家の読切を掲載するので最高だ ・特に好きなところは? ライバルキャラ登場からの赤いペンのあたりからオチまで ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! これみんなに読んで欲しいけどWebでは読めないのが残念で仕方がない 武田家の滅亡を描くレイリ 岩明均 室井大資starstarstarstarstar_border六文銭大河ドラマ『どうする家康』が好きで、武田家の話がメインになったとき、本作にたどりつきました。 武田家の滅亡を武田側の目線で描いた作品。 正直、信玄以後、長篠の戦いで織田・徳川連合にフルボッコにされた後は、どう滅ぼされたのかあまり知らなかっただけに、その点も興味深く読めました。 主人公・レイリは、織田兵に家族を殺され、襲われているところを、武田家家臣・岡部元信に救われる。 武田領で剣技を磨き過ごしていたところ、武田家の嫡男・信勝に似ていることから影武者として教育をうける。 そこから、織田・徳川による甲斐征討に巻き込まれる・・・という展開。 個人的には、歴史モノとしては珍しい、非常に読みやすいのが特徴だと思います。 文章による説明が多くないのにも関わらず、問題なくストーリーが入ってくるのが、巨匠・岩明均だとうなりました。(もちろん背景となる歴史をある程度知っておく必要はありますが・・・) レイリという名前の由来とそこから派生する最後の描写は非常によかったです。 何より、後で調べたのですが、 最終的に家康に士官し、レイリによって育てられた土屋惣蔵(土屋昌恒)の息子、その母親は岡部元信の「娘」だと知って、岡部元信のあのセリフがフラッシュバックしてグッときました。 歴史モノとしてでなく、歴史の流れに翻弄されるヒューマンドラマとしても楽しめる作品でした。すごい新人漫画家が現れたぞ地球の自転を止める 山川ショウ名無しおじさんが夕暮れの橋の上で高速ステップを踏んでいる。異様な姿を目撃した誰もがキモいと言っていたが、主人公だけはそれが「地球の自転を止めて時間を巻き戻す」為にしている事だと知っていた。おじさんは自殺したゆかちゃんの父親だった。 作者の描きたいという衝動を感じさせるエネルギッシュな作品でありながら、読者を置いてきぼりにするような読みづらさがなくて素晴らしい。実は単純なストーリーなんだけど見せ方が面白くて、特に金魚鉢ごしに教室を俯瞰するシーンがかっこよかった。作者の自己紹介も独特だったので次回作も超楽しみです。地球の自転を止めるの感想 #推しを3行で推す地球の自転を止める 山川ショウstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 正直途中までなんとなく読んでいたが中盤あたりから一気に雰囲気が変わって面白くなる。読み終えてみると地球の自転を止めるのタイトル通りの内容だった。最近読んだ読切の中でも特に好きかな。 ・特に好きなところは? マンガ自体はむちゃくちゃ面白いが作者の自己紹介もいいね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 他のマンガがあればぜひ読みたい。あと作者の情報求む 主役は武装の河内鉄生、スピンオフだけど質が高い!WORST外伝 ドクロ 髙橋ヒロシ きだまさし 高橋ヒロシさいろく高橋ヒロシの作品はどれもオトコの熱い想い・気持ちが描かれていて大好きだ。 学生時代はヒーローのように格好良く、やられても男らしく輝いている所謂中心人物たちよりも、ちょいちょい挟まれる端役のオトコたちの想いや鬱憤に同調してしまう事もあって、彼らが救われる話や漢を見せるところが大好きだった。 『クローズ』で言えば阪東・水戸、あと甲斐のアレもよかった…思い出せばどれもこれも胸熱なわけだ。 クローズからの大人気グループといえば「武装戦線」で(未だにたまに現実でもT.F.O.A.とドクロが描いてある服を着てるイタいおっさんを見る事があるけど、温かい目で見てあげようと思う。しかしあれはなんでおっさんしか居ないんだ…)本作はスピンオフとしてその武装戦線の6代目ヘッドとなる河内鉄生が主人公である。 先にネタバレでもなんでもなく言ってしまうが、河内鉄生はクローズの時点でバイク事故で亡くなってしまう。 あの衝撃は本当にデカく、なんちゅう事するんだと高橋ヒロシに泣きを入れるファンがいてもおかしくないと思う。 だが、そんな本当にデカい存在だった彼がどうデカくなっていったかを深掘りしている作品、面白くない作りだったら許せないわけだが、しっかり納得がいくように頑張って作られていると思う。 現在13巻まで出ていて、スピンオフの割にはやっぱり高橋組はいっぱい描かせてくれてありがたい(正直最近は台詞回しが多すぎる気もしているが) 新しいキャラもそれらしく色があっていい。 まぁ、河内鉄生の生き様をしっかり描ききってほしい。 で… 要するに、自分的にはモブと呼ばれる端役のオトコたちの漢を見せるシーンが増えているっていうところが熱いポイントなので、是非そこを読んでもらいたい。 戸川がこんな熱い展開でしっかり漢を見せてるんですよ…たまらんだろう。前半デスゲーム系、後半SFダーウィンズゲーム FLIPFLOPsstarstarstarstarstar_border宮っしぃ異能力を駆使するデスゲームに巻き込まれた主人公は、仲間とともに異能力を駆使して色々な敵と戦い、ゲームの謎を解いていく、巻き込まれ型のデスゲームが最初 後半はゲームと世界の謎など、SF要素が強くなって、異能力バトルデスゲームから、SF要素満載になっていく 個人的には前半の内容も好きだったが、長期連載と考えると後半の方が好み あとヒロインめちゃ可愛い、怖いけど キャラ映えもするし、バトル物盛り盛りだしと、色々な要素盛りだくさんな感じだが、長期連載するだけある作品かなぁと 個人的には結構好みに刺さる内容だったので高評価です<<12345>>