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昔はテレビで大谷選手の投球データを学ばせてピッチングマシンを用意して「投手・大谷翔平vs打者・大谷翔平 対決」をさせるという企画がありましたが、この読み切りもそんなかんじ。
甲子園という場所で失投してしまった主人公はその後センター分けになり、野球をやめ、普通の大学生として生活していた。
ある日、試合に負けた直後に明るく声をかけてきたファンの男の子とバッセンで再会すると、なんと彼は主人公のピッチングマシンを作っていて…!?
「俺の何がわかるんだよ」
とかつて言い放って言おきながら最盛期の自分(ピッチングマシン)にしか興味がない男の子に苛立ちを覚える。
『自意識四番』とは秀逸なタイトル…!
地味でおとしそうな男の子の方が、実は策士で主人公を手のひらの上で転がしていたという展開は熱かったです。
大谷選手の活躍もあって、今後は本当に自分vs自分で練習する選手も増えてくるのでしょうか。
彗星の如く現れた新星! 青春野球譚読み切り32P!(別冊少年チャンピオン2023年12月号)