手塚治虫漫画全集の感想・レビュー35件やっぱり手塚治虫は天才ふしぎなメルモ 手塚治虫starstarstarstarstar_borderあいざっく子供の頃に読んだのですが、 キャンディーで年齢が自在に変わるという設定が斬新過ぎて、子供ながらに手塚先生の発想力に感動しました。 大人になったメルモちゃんの女性的な魅力たっぷりの姿にドキドキした記憶もあります。古いのに古くないって不思議サスピション 手塚治虫starstarstarstarstar_borderゆゆゆ近未来設定のはずの年代が、今となっては過去であったり、ハイテクなイメージも今と差異があったり、たしかに年代は感じます。 でも読んでみればそんな些細なことは気にならず、なるほどへぇ〜とか、いやぁねぇとか、そんなかんじで、いたって普通に読めます。 あらすじに「深く病んだ現代文明の病巣に、鋭く切りこむ傑作短編集!」とあるとおり、人間ってイヤダワなサスペンスとかホラー系が多い短編集です。 古い作品であっても、人間ってイヤダワの感覚が昔も今も同じなのはちょっと興味深いです。 星新一のSFショートショートといい、古いのに古くないって不思議ですね。 ちなみに、「インセクター」が少年誌に載っていそうだなと思ったら少年マガジン掲載でした。 タイトルになっている「サスピション」シリーズは大人な雰囲気だなと思ったら「モーニング」でした。 掲載雑誌で漫画の雰囲気はかなり変わるものなんだなぁとよくわかりました。幽霊の陰謀日本発狂 手塚治虫starstarstarstarstar_borderゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。アトムだけじゃないです!火の鳥 手塚治虫starstarstarstarstarこめつぶ手塚治虫といえばアトムしかなく、漫画を読むことが無かった私です。 火の鳥を知って初めて手塚治虫の作品を知りました! 不死鳥の鳥を巡って話が広がるのですが、昔の話、現代、未来など色々な世界が描かれている。 未来を想像すると楽しいし、昔を知ると興味を持った。手塚治虫の世界に自然に引き込まれた感覚です。 漫画が面白いことと同時に、手塚治虫って本当にすごいんだな、と感じる作品です。 難解だが深い、知ってるとマウントとれそう火の鳥 手塚治虫ガーリー同僚に激しく勧められ、辛い環境に身をおく同志として火の鳥は読んだ方がいいと言われ手に取りました。スタートから重々しく、気軽に手に取る漫画ではないですが、ハードメンタルを求められる環境に身をおく仲間はこちらの作品に支えられたそうなのでオススメです。原作は読んだことがありません!ファウスト 手塚治虫starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンゲーテのファウストは名前は聞いたことがありますが、読んだことがありませんでした。聞けば手塚先生がそれをコミカライズしてると。それは手塚先生のマンガも楽しめて、文学の教養も獲得できる!!!と意気込んで読みました。 なので、原作がどれくらいアレンジされているかわからないのですが、こういう話なのですかね??ファウストさんが主人公なのかなと思って読んでいましたが、特に惹きつけられるところもなく、どちらかというとあまり好きではなかったです。 最後らへんで「満足は努力の末に感じられる」とものすごく名言が登場します。まさにそのとおりだと思うのですが、そもそもそう発言した主人公がいつ努力してたのかがよく分からなかったので、感慨も薄かったです。 原作を読まずに先にこちらを読んだから消化不良気味になったのかなと思いましたので、また原作を読んでみてから再読したいと思います。ワンサはサンワのワンちゃん!ワンサくん 手塚治虫starstarstar_borderstar_borderstar_border酒チャビン三和銀行のマスコットキャラかなんかだったようで、三和→サンワ→ワンサと逆から読んで名前になったとのことです。ちなみにワンちゃん(犬)です。 冒頭、死にゆく鳥に「だけどな…世の中は… お金より……もっともっと……大事なものが……あるってことを…忘れないでな………」と重めのメッセージを託されるのですが、三和銀行のキャラだということを踏まえて読むと、その感慨もひとしおです。 ストーリーはサンワががんばる動物ものなのですが、近所のボスと戦ったり、収容所から逃げ出そうとしたりといった冒険ものです。が、未完で終わってしまっています。最後ワンサが思わせぶりに振り返るところで終了しているので、それが何だったのか猛烈に気になりますが、手塚先生もお亡くなりになり、それがわかるのは叶わぬ夢となってしまいました。 手塚先生よ、永遠なれ…… 生とはいかに。火の鳥 手塚治虫starstarstarstar_borderstar_borderママ子人とは 人生とは 命とは 死とは 世の中は不条理な事だらけで、頼みの神様は助けてくれない。 たくさんのこと話考えさせられる、人間の本質を突いた長編作品。巻によって時代や題材が合わるが不変の火の鳥が舞う。 学生時代 自分という存在が再認識される過程に、この本がありました。 戦争を二度と起こしてほしくないと願っていた手塚さんの世界観がよく表れている作品ではないでしょうか。言わずと知れた手塚治虫先生の名作です!リボンの騎士 手塚治虫starstarstarstar_borderstar_borderママ子小さい頃憧れだった~。サファイア姫は可愛くてかっこよくて頭の回転もいい。 剣を振れば敵貴族を蹴散らすような王子様、本当は心優しい女の子。そして年頃の女の子が興味があるのは、おしゃれと恋! 実は天界で天使のチンクが悪戯をして男の子と女の子を行ったり来たりしなければならなくなってしまった。 悪戯をした本人に償ってもらわねばね。 とにかくサファイアがキュートでです!!まずタイトルがかっこいい空気の底 手塚治虫hysysk暗い話が多い短編集ではあるが、通底して投げかけられているのは人間や愛とは何なのかという問いである。 白人と黒人の臓器が入れ替わったら何人になる?意識はそのままで姿形が動物になったら?血の繋がりってそんなに重要か?妄想の幸せも幸せか? この短さで十分にその物語を成り立たせている世界観を構築する力量はさすが。しかしそれはステレオタイプだったり、皆が共有している価値観を利用する(というかそれを作ったのは手塚自身とも言える)ことと表裏一体であり、現代的な感覚からすると少し物足りない原因でもある。 どうしようもなく憎くて愛しい謎の女ばるぼら 手塚治虫nyae作家・美倉が、酒に溺れた浮浪者・ばるぼらを道端で拾うところから物語が始まり、同時に美倉の人生が破滅へ向かうスタートが切られます。売れっ子小説家であるがゆえに様々なしがらみに囚われた生活を送っている美倉に対しばるぼらは、人の金を使って酒をあおり、機嫌を損ねれば別の男のところへ去り、行くところがなくなればふらっと美倉の元へ戻る、の繰り返しという気まぐれな生き方。 そんな傍若無人なばるぼらに振り回されて少しずつ人生の歯車が狂っていくのに、ばるぼらがそばにいないと何もできなくなる美倉。これは恋なのか、愛なのか、すべては毒に冒されて見たただの幻なのか…? ばるぼらの正体が魔女だと美倉が言い張るエピソードもあり、魔法は使えないけど、魔力はあるんじゃないかと思わせる意味では本当に魔女なのかもしれません。 ばるぼらに謎の魅力があるのも事実ですが、美倉が底抜けのお人好しなんだろうというのも読んでいて常に思うところでした。出会ってはいけないふたりだったんだと思います。 映画は特に見るつもりはなかったけど、読んでみると、これが実写映像化されるということに非常に興味深くなりました。七色に変化する役者の裏の顔七色いんこ 手塚治虫さいろく最近の「アクタージュ」や「累」「マチネとソワレ」のような役者(舞台・演劇)系マンガのブームを鑑みて改めて評価されるべき作品。 よくブラックジャックと比較している人がいた気がするのだけど、チャンピオンでの連載枠としてブラックジャックの次がこの「七色いんこ」だったらしい。 人情物語は手塚治虫ならではなので当然のようにあるのだけど、役者としての顔と裏側で見せる怪盗七色いんこはとても魅力的なキャラで、人としての弱さというか深い情が見え隠れする。 ヒロインの背景も面白く、登場人物たちも今読んでも適当なようでしっかり作られていくので読んでいて思い入れが出来てくる。これらの伏線がグチャグチャ絡んでいくのに最後にギューッと回収していくところは一つの劇を見終えたような気持ちになれただろう。 最終話はほんとに評価が高いのだけど、当然そこまでの流れがあってこそなので最後だけ読んだりしないで順を追って全部読んで欲しい。サスペンスに満ちた短編集サスピション 手塚治虫一日一手塚表題の『サスピション』シリーズ3作を中心にサスペンス色たっぷりの短編集です。3作はどれも20p前後と短いながらも人の心の行き違いが生む皮肉な結末がスリリングに描かれるのが特徴です。 ロボットを使った完全犯罪を目論む「ハエたたき」、山奥に住む男と金貸しとの命の駆け引きを描いた「峠の二人」など、人の猜疑心や臆病な心が思わぬ結末に向かっていくのが読んでいてハラハラします。 なかでも自分の一番のお気に入りはカバーイラストにも採用されている第3話「P4の死角」でした。 P4レベルという最高度セキュリティの研究所で行われる遺伝子実験中、作業員が誤って実験用のDNAを体に注入してしまうところが物語の始まり。隔離措置を取られ、防護服を着た研究員に囲まれるようすは臨場感があります。 このリアルな描写が後半効いてくるのでじっくり味わってほしいですね。 彼の体は一体どうなってしまったのか…というところが物語のキモなのですが、コンパクトに纏まっているのでなにか説明すると面白さが半減してしまうもどかしさが…。 とにかく読んでみてほしいです。手塚治虫の物語の構成力、人の心情の描写力が高密度で味わえます。 未完の「ファウスト」集大成ネオ・ファウスト 手塚治虫名無し※ネタバレを含むクチコミです。悪魔がかわいい戦国時代版ファウスト『百物語』ライオンブックス 手塚治虫一日一手塚手塚治虫がゲーテの「ファウスト」を題材に描いた三作品のうちの二作目『百物語』がライオンブックスシリーズの5巻に収録されています。 舞台を大胆にも戦国時代にアレンジした本作は、子ども向けに原典を紹介した『ファウスト』から一段の飛躍が見られ、オリジナリティにあふれたキャラクターの魅力と物語のダイナミズムが魅力です。 武士として不本意な死を遂げることになった主人公は悪魔「スダマ」に魂を売り渡すことを条件に 「満足が行くまで人生を過ごす」「天下一の美女を手に入れる」「一国一城の主になる」 この3つの願いを叶える契約を結び、不和臼人(ふわうすと=ファウスト)として新たな人生をスタートします。 なんと言っても悪魔のスダマがかわいい。 当初は契約のために不和に力を貸すだけの振る舞いでしたが、一緒に過ごす中で不和のことを気にかけるようになりかわいらしさが増していきます。この世一の美女である玉藻の前に嫉妬したり(自分が紹介したのに)。 一作目の『ファウスト』では悪魔メフィストフェレスはマスコット的な立ち位置でしたが、本作のスダマは油断ならない契約相手でもあり、頼りになる相棒でもあり、けなげなヒロインでもあるのです。 この重層的なキャラクターが彼女の魅力を引き立てています。 「満足した人生」とはなにかというファウストのテーマが、不和の武士としての生き方とスダマとの関係性のなかで見事に描かれています。美しいクライマックスでした。ファウストってこんな話だったんだ…ファウスト 手塚治虫一日一手塚『ネオ・ファウスト』を読もうかなと思っていたのですが、手塚は何度か『ファウスト』をテーマにしたマンガを描いていると知って、本作から読むことにしました。 作品の詳細は公式サイトに詳しいです。アニメーションチックなキャラクターデザインや動きはフライシャーなどが参照されているとのこと。 https://tezukaosamu.net/jp/manga/418.html 横長三段の形式で描かれるコマは今の感覚だと読みづらい部分もありますが、こちらもアニメのカメラの感覚を意識しているのかな…など想像が膨らみます。 そして物語の方はなかなか難しい…。正直言ってファウストの言動が破天荒すぎてついていけないところがありました。 気の向くまま欲望の赴くままに悪魔メフィストの力を振るい、メフィストすらも道具として割り切って扱う冷徹さはほとんど悪役。「満足」を知らない彼は暴走を続け、罪なき人を手にかけた段階でようやく後悔し始めます。 もとの老人の姿に戻ったファウストは「満足するための努力」をしてきた自分を誇ります。努力の尊さを噛み締めたことで最高の満足を味わった彼はいよいよメフィストとの契約で地獄に連れ去られそうになるのですが、そこを天使に救われ天国へ辿り着きハッピーエンド。 この「努力」、作中ではさまざまな人への迷惑をかけてきた行為でしかないので、正直ピンとこず…。天使の正体もファウストのせいで死んでしまったマルガレーテ王女だし。 人は迷い過ちを犯すものであり、それを認めたうえで本人の絶えぬ努力(野心)に加えて、純潔の象徴たるマルガレーテの弁明があることで救われる…というのが原典ですが流石に端折り気味なのでは…と思ってしまうところもありました。 とはいえ「ファウスト」が大まかどんな話なのかを掴むのにはピッタリの作品だと思います。児童向けに描かれたというバッググラウンドもあってか、非常に分かりやすいです。 本作を踏まえた上で、次は同じくファウストがモチーフになっている『百物語』も読んでみたいと思います。 ふたりの男の友情の行く末を描くスペースオペラ未来人カオス 手塚治虫一日一手塚近未来。須波光二と大郷錠は互いに銀河総合アカデミーへの入学を志す親友でした。しかし優秀な須波へ密かな嫉妬心を抱く大郷はとある陰謀に利用され、なんと須波を殺害する計画に加担します。謎の存在オパスの力によって姿を変えて蘇生した須波は、宇宙移民局の局長となっていた大郷に見つかり流刑星へ放逐され、カオスと名を変えて新たな人生を送る…という怒涛の冒頭部が読み応え抜群でした。 物語は宇宙の果てでさまざまな異星人と交流しながら生き延びるカオスと、地球で陰謀に巻き込まれながら立身を図る大郷の視点で進んでいきます。 大郷も一見救いようのない邪悪に思えますが、決して強い人間ではなく、心の弱さから人を恐れ、悪事に手を染めています。生き返った須波を殺さず流刑にしたことからも、彼がどんな男なのかよくわかります。きっと2度は親友を殺せなかったからでしょう。常に後悔・不安・罪の意識に苛まれながらも、生きていくためにギリギリの選択として悪を為しているのが大郷なのです。 須波との友情を手放し、他人を拒絶し続けた孤独な大郷。広大な宇宙に放逐されながらも生に執着し、多様な宇宙人と信頼関係を築き上げたカオス。 ふたりのあいだにあった友情と信頼は一見消え失せてしまったように見えます。互いに憎しみ合い、スキあらば殺そうとする中盤の展開は壮絶そのもの。 だからこそクライマックスでカオスと大郷が最後に見せる表情には目頭が熱くなります。最終ページには「第一部完」とありますが、その後続編などは描かれなかったよう。 友情とは何なのか。ふたりの関係性がどこに着地するのか。壮大なテーマと世界観、もっと見ていたかったと思わされました。自分らしさを描く「べんけいと牛若」メタモルフォーゼ 手塚治虫一日一手塚※ネタバレを含むクチコミです。剣で戦うヒロインが主人公のSFオペラプライム・ローズ 手塚治虫一日一手塚※ネタバレを含むクチコミです。 幽霊出現で列島大パニック!…からの王道ラブストーリー日本発狂 手塚治虫一日一手塚※ネタバレを含むクチコミです。手塚治虫が描く巨大ロボアクション!ゴブリン公爵 手塚治虫一日一手塚古代中国の遺跡から発掘された巨像。この像こそが超能力によって操れる巨大ロボ「燈台鬼」です。巨大ロボものも描いてたんだ…という素朴な驚きから読んでみました。 燈台鬼を手に入れようとする邪悪な少年、珍鬼の目線で物語が始まる構成が新鮮で、展開が予想できないドキドキ感が序盤にはあります。 主人公、貫一が登場してからはゴブリン公爵と名を変えた珍鬼と燈台鬼を奪い合うのがメインテーマ。タイトル、『燈台鬼』じゃなくて敵の名前なんだっていうのもなんだか面白いですね。 燈台鬼に念を飛ばし動力源となるのはヒロインの愛愛ですが、肩に乗って指示を出し実際に「操縦」するのは貫一です。この辺りの役割が分かれているのもロボものの妙味を抑えてあって楽しい。 破壊の化身として作られた燈台鬼が正義の心に目覚めたり、敵に機体を乗っ取られたり、ライバルヒロインが登場したりと今に連なるロボットアニメのスタンダードが大体描かれているのが圧巻で、総理が燈台鬼の対応に手をこまねく様子なんかほぼ『シン・ゴジラ』ですよ。展開もギミックも全く古臭くないです。(もしかしたらロボアニメが変わってなさすぎるのかもしれないけど…) 後半の見所は何と言ってもゴブリンが開発した対燈台鬼用の人工ロボイドとの戦いです。海洋油田プラントでバトルが繰り広げられるのと、ライバル機らしく黒色なのがポイント高い。 クライマックスが少々駆け足かつビターなのは好みが分かれそうですが、これでもかと言わんばかりのロボットものの魅力がたっぷり詰まっています。 ロボアニメ好きな人に感想聞いてみたい作品です!手塚治虫の「鉄腕」復讐漫画鉄の旋律 手塚治虫一日一手塚※ネタバレを含むクチコミです。 3人のアドルフが登場する大河ドラマアドルフに告ぐ 手塚治虫かしこ手塚治虫で好きな作品ってなに?トークをした時に「アドルフを告ぐ」と言う人が必ずいるじゃないですか。なぜかやけにツウっぽく見えるんですよね。ずっと気になっていたのですがようやく読みました。面白い!ですが、私の一番はこれじゃないな…というのが率直な感想です。 ヒトラーの話というのは知っていましたが、他に2人のアドルフが登場する、物語の半分は日本がベースになっている、中東戦争まで描かれている…などなど、あまりのスケールの大きさに驚きました。それにミステリーとしても人間ドラマとしても読み応えがすごいんです。どんなに風呂敷を広げても最後まで面白いってまさに神業ですよね。私が読んだ単行本には手塚先生のインタビューが収録されていて、もっと描きたいエピソードがあったとおっしゃってましたが、もう十分すぎるくらい完璧ですよ…!と思いました。手塚治虫のご先祖さま陽だまりの樹 手塚治虫名無し作者である手塚治虫の幕末の頃の祖先をモデルにしたお話です。幕末と言う時代を駆け抜けていった若者たちの物語で、時代に振り回されながら懸命に生きていく姿が描かれています。主人公は必ずしもヒーロー的な大活躍をする訳では無いのですが、その分、実在の人物としてリアルに感じる事が出来る作品です。歴史的事実と組み合わせるとより楽しめます。<<12>>
子供の頃に読んだのですが、 キャンディーで年齢が自在に変わるという設定が斬新過ぎて、子供ながらに手塚先生の発想力に感動しました。 大人になったメルモちゃんの女性的な魅力たっぷりの姿にドキドキした記憶もあります。