修羅の門 第弐門
ヴァーリー・トゥード決勝を戦い終えた陸奥九十九(むつ・つくも)は、ジャングルへと姿を消した。ケンシン・マエダと戦うために――。そして2年を超える刻(とき)が過ぎ、雷(いかずち)に似た技を使うマスクマンがリングに上がる。彼の男は帰ってきた陸奥九十九なのか……?
ドラハチ
ドラフト8位で超弱小球団「カーボンズ」に入団した高卒捕手の黒金八郎。彼は入団会見の席で目標を問われた彼は「1年目で優勝してMVPを獲る」と宣言。周りを騒然とさせた!それこそが八郎が想いをよせる幼馴染、土門鈴から出された「結婚の条件」だったのだ。まずは開幕一軍入りを目指し、八郎の途方もない挑戦が始まった!!
ある日、大慌てでやって来た正治(まさはる)の手に握られていたのは、三平(さんぺい)宛の果たし状!?事情が飲み込めない三平に正治が説明するところによると、手紙の主は山伏姿の親子で、さらにはハリも糸もエサさえも使わずにたくさんの魚を釣ってみせたというのだ……!!到底信じ難いこの“念力釣り”の正体を見破るべく、三平は釣り勝負を受けて立つ――!!
女系家族で育った胡女は、高校入学をきっかけに男らしくなりたいと考え応援団の門を叩いた。しかし思っていた硬派な応援団とは様子が違う…。助けを求める者を見殺しにする彼らに啖呵をきり、胡女はたった一人で暴走族に立ち向かうのだが…!?男を磨け、多古西応援団!!
♯アイトラ
ストリーマーとして生活する山本愛天使(やまもとらぶえんじぇる)(女性/21歳/♀)は ある日、突然、男性になってしまった…!! 配信者として終わりじゃん、死ぬしかないと嘆く愛天使だが、それは宇宙人の仕業で…!! 『すのはら荘の管理人さん』 ねこうめが描く、男女入れ替わりラブコメ!!
阿鼻王地獄を出る
地獄で責め苦を受けていた犯罪者たちの魂が現世へと逃げ出し、人々の体をのっとって悪事を働きだした!地獄の底の底、阿鼻地獄の獄卒である宗次郎は、そんな悪党どもを捕まえるため地獄を出るも、現世はわからないことだらけで…!?見た目はかわいいけれど、その実力は地獄最強!阿鼻王・宗次郎のミステリー獄卒アクション!
ゼロゼロワン
読むと足が速くなる! 100mスプリント競技の世界に飛び込んだ高校生・伊達 天(いだて そら)が地上最速の男を目指す!! どんな運動部に所属してもガッカリされ続けてきた男の子・伊達天は新任体育教師・片倉ナナのメッチャ強引な勧誘で陸上競技の花形・100mスプリントの世界に挑戦することに!!!
僕に殺されろ
不登校気味の中学生・薬師丸悠は、イジってくるクラスメイトや嫌味な生活指導の教師たちにヘイトを溜めながら、いつか全員をブチ殺すことを夢想する日々を過ごしている。そんな彼が、「殺す力」を手に入れて、憎む相手が「殺してもいい」怪物だと知った時――、殺戮の快進撃はもう止まらない! ノンストップ・ホラー・サスペンス、開幕!!
辺境の教会で神官見習いとして働くクロエは、持ち前の洞察力と記憶力を武器に、夜な夜なカード賭博で荒稼ぎするお金大好き少女。そんな彼女のもとを訪れた成金聖騎士エラルドは、「聖女候補として大教会に潜入し、二年前の殺人事件の犯人を見つけてほしい」とクロエに依頼をして‥‥!? 【『薬屋のひとりごと』日向夏&『終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅』浅見ようのタッグでおくる極上のファンタジー×ミステリ!!】
あの伝説の作品が装いも新たに再誕!ぐうたら高校生の、わたるの元にやってきたのは真面目でちょっと天然なルナ先生!わたるが立派な大人になれるように、やさしく、エッチな個人授業が始まります!
宇宙の音楽
「月刊少年マガジン」が送る巨弾新連載!吹奏楽×青春ストーリー開演! 「息が合う」という言葉は、吹奏楽のためにある。プロのトランペット奏者を父に持ち、吹奏楽を愛する少年・宇宙零(たかおきれい)。しかし、気持ちに反し、ぜん息を患う体が、彼のトランペット奏者になる夢を阻んだ。夢を諦め、吹奏楽部のない高校に進学した零。そこで出会ったのは、創部したての吹奏楽部と自由なトランペット吹き星野水音(ほしのみお)。彼女に“吹奏楽好き”を見抜かれた零は、入部を誘われるが…。
第一部の連載終了から14年をへて第二部の「第弐門」連載開始。 漫画の中では第一部の最終回からだいたい4年後の世界から 描くというかたちで第二部は始まる。 第一部を少年時代に読んでいた読者もすっかり青年になっており、 また現実の格闘技界も変化や進化を遂げたのちの第二部。 読者の格闘技を見る目や認識や現実の格闘技界も レベルアップしている。 そんな中であらためて 「千年不敗の伝説の地上最強の格闘技」 をあらためて描くとか、作者の川原先生も大変なのでは とも連載開始当初には思った。 だが、そこがやはりすごいというか上手いというか、 運命のケンシン・マエダ戦の結果をちらつかせたり、 負傷した九十九を「壊れている」と評したり、 「零から始めるつもりかも」などと思わぜぶりに描いたりで。 かつて強くなり過ぎた?主人公にかんして 「まだ強いのか?」「もしかして負けるの?」 と改めて興味を抱かせ面白くしてくれた。 またそういった「壊れているのか?」というような謎の他にも 台湾の戮家とか変な着物の山田のオッサンとかの 謎の存在や働きも面白かったし、 ケンシン・マエダ戦や海堂戦などの決着をつけてくれたのも 嬉しかった。 そしてまた、最強の男、最強の格闘技、それを決める試合を 描きながら、けしてその最強格闘技が ただの殺人テクニックだとか、逆に活人拳だとか、 安直には纏めたりしていないところも良かったと思う。