月刊少年マガジンの感想・レビュー152件のんちゃん、好きになってしまうよ新装版 さよならフットボール 新川直司starstarstarstarstaralank青春そのもの。名作。同級生だったらそりゃのんちゃん(主人公)を好きになっちゃうなと。 出てくる男たちも全員かっこいい。じゃじゃ馬なのんちゃんをそれぞれの目線からライバル視したり見守ったりするんだけど結局みんなのんちゃん好きじゃんていう。 ただ、決して恋愛漫画って感じじゃないてです。女の子という理由で試合に出れない悔しさや、それを覆すための執念や努力の素晴らしさ、でもやっぱり出してあげられない監督の葛藤も読み応えあります。 自分はサッカー疎いのであれでしたが、実在選手のエピソードやサッカーの技術、戦術の描写もあり、サッカーマンガとしても読み応えありました。 もっと長くてもいいのにと思ったけど、このくらいで終わるのがあっという間の青春みたいでいいのかもしれません。 いい作品でした。おすすめです。「チー付与」ってなあに?追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~ 六志麻あさ 業務用餅 Kisuistarstarstarstarstartoyoneko未読者向けに「チー付与」の話をしましょう 知ってますか?「チー付与」。まぁ私も知ったのは最近なのですが… タイトルをみれば分かるとおり、本作は、いわゆる「なろう」系を原作にしています 原作の方は、わりとタイトル通りの内容で、あまり癖はなく、読みやすいです(なお、単行本2巻まで出てますが、未完で、現在も「なろう」連載中) https://ncode.syosetu.com/n7050gs/ 「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する。 ~俺は武器だけじゃなく、あらゆるものに『強化ポイント』を付与できるし、俺の意思でいつでも効果を解除できるけど、残った人たち大丈夫?~」という長いタイトルですが、略して「チー付与」 ところで、「なろう」系のコミカライズには、当たりハズレがあります つまり、技量の高い漫画家さんがコミカライズするか、そうではない漫画家さんがコミカライズするかで、面白さが全然違ってしまうのです たとえば、「絵が上手いか否か」は分かりやすい でも、それだけでなく、同じ文章を原作としていても、それを漫画としてどう落とし込むのか、エピソードの取捨選択、コマ割りや構成を中心とした漫画力の違いなどで、全然違う作品になってしまいます では、本作は? これは、まぁ、「当たり」か「ハズレ」かでというと、おそらく「当たり」です 絵も上手いし、漫画も読みやすい。漫画としての完成度が高い ただ、普通の「当たり」作品は、基本的には原作に忠実にコミカライズします ところが本作は、全然忠実ではないです いや、初期は(比較的)忠実だったのですが、途中から異常な改変が加えられ、結果として、他に類をみない怪作に仕上がっています その結果、一部のマニアにはメチャクチャ好評で、「このマンガがすごい!(2025)」では、オトコ編21位に入りました ストーリーの話をしましょう ただ、これは、基本的にはタイトルのとおりです。「追放」モノですね 剣と魔法のファンタジー異世界が舞台になっていて、「王獣の牙」というギルドに所属する強化付与魔術師(武器とか防具を強化する)が主人公です。名前は「レイン」 彼が、「もうお前はいらない」とギルドから追放されるところから物語が始まります レインは、付与した「強化ポイント」を全部回収し、自分の武器とか防具に付与することで、圧倒的な戦闘力を得ることになり、別のギルド(青の水晶)で活躍を始めます そんな中で、世界の危機に立ち向かったりとか、まぁそういう話 原作と漫画版のストーリーは、いろいろな設定の違いはあるものの、最初の頃は、大筋では一致していました ただ、完全に世界観を壊すような描写がされてから、雲行きが怪しくなってきます 具体的には、燐光竜という強い竜があらわれて、レインらがそいつを倒すのですが、死んだと思った燐光竜が、実はサブマシンガンを隠し持っていて、レインらを射殺しようと画策していたことが分かる、というシーンなのですが…(添付) サブマシンガン? もちろん、剣と魔法のファンタジーにサブマシンガンが存在してよいはずもありません 一応、この時点ではシュールなギャグの一種として処理されたのですが、そのほかにも、平然とパチンコが出てきたりとか、「皇帝の盾」というギルドは「CEO」と呼ばれるギルドマスターがいて、構成員全員が普通にスーツを着ていたりとか、ブラック企業みたいに全員でギルド訓唱和を始めたりとか、どんどん世界観が壊れ始めます まぁこれはもう、そういう作品なんだな、シュールコメディの一種なんだろうと読んでました。この時点では 同時並行で、作品の方向性も変わっていきます 「王獣の牙」には、「グレンダ」という幹部がいて、まぁこいつは死んでしますのですが(ちなみに原作では死なない)、それを契機として、グレンダを慕う一団が王獣の牙を脱退し、反社のような存在になっていきます この集団の代表は、「俺の半分はグレンダでできている」が口癖で、「半分」と名乗っています グレンダを慕う「半分」とその一団は、こう呼ばれるようになりました 「半グレ」 そして、レインの能力を知った「半グレ」は、レインを仲間に取り込もうと画策するようになり、「半グレ」との戦いが始まります ところが、恐ろしいことに、「半グレ」は原作には存在しません(なお、ほかに、「暗殺の母」という人気キャラもいますが、こいつも原作にいない) このあたりで、原作との乖離が決定的になったように思います そして、それなのに、「半グレ」編が圧倒的に面白い 「半グレ」の一団は、かなり戦闘力も高く、「魔法」も使えます すなわち、冒険者は「魔力」を使って戦うのですが、「魔力」は身体強化に使えるほか、それぞれが固有の「魔法」を使って戦います。ただし、どんな「魔法」を持っているかは、切り札なので、みな秘密にしている つまり、「冒険者」同士の戦いは、モンスター相手の戦いとは違って、対人頭脳戦の様相を呈してくるわけです さらにその過程で、魔力と文明の関係が明らかにされたり(先ほど言及したサブマシンガンやパチンコと世界観の関係が(後付けかもしれませんが)説明されます)、レインの付与能力が、「どのような意味で」チートなのかが明らかにされたりとか、世界観や設定がどんどん拡張されていくのです 「半グレ」連中の造形も良くて、こいつらは悪事ばかり働くロクデナシなのですが、友情はすごく大事にしていて、それがどこか魅力的でもあります 作品が進んでいくにつれ、こいつらの性格も見えてきて、どんな魔法を使うのかも分かってきて、そして、だからこその、半グレ編の「あの終わり方」は本当に衝撃的でした(47話) そして、それまで、コメディ寄りだった作風は、半グレ編のなかで、かなりシリアス寄りに変化していきます(…と思ったら、半グレ編が終わった次の話はヤケクソみたいなコメディだった) あと、テーマ的なお話を 本作は、いわゆる「ざまぁ」ではありません。いや、原作はその要素が強いのですが、コミック版は、おそらく敢えて、その要素を排除している その代わりにテーマとなっているのが、「セカンドライフ」です いろいろな事情で、第二の人生に踏み出さざるを得ないということは、多々あります 主人公のレインはそうですし、そのほかの仲間たちも、さらには「王獣の牙」のギルマスですらギルド崩壊後の、第二の人生を踏み出します 因果応報を前提に据えつつも、どのようにセカンドライフを踏み出すのか、第二の人生をどう生きる(べき)かということが、本作のテーマになっているようです 実は、根本では結構まじめな作品なんですね 一方で気になるのは、原作との関係 いや、普通はここまで改変したら原作者は怒るはず(というか許可しないはず)なんですよね ところが本作では、原作者である六志麻あさ先生は、むしろ積極的に本作を応援していて、更新のたびにツイートしてくれます 内心ではちょっと思うところはあるのかもしれませんが、何にせよ、原作者がこんなに堂々と推してくれるなら、読者としても堂々と応援できるというもの なお、さんざん改変の話をしましたが、実は、地味に原作要素は拾っているんですよね… 保持者(ホルダー)、天の遺産(レリクス)、光竜王とか、「この先の原作展開」につなげる要素が拾われていて、大筋は外さないようにしているところが伺えます あと、この漫画家さん、何者なのか?という話 コミカライズを担当した業務用餅先生は、覆面作家。これ以外にどんな作品を書いているのかとか、出自とか、全然明らかになっていません このへん、メタ的に、これがこの漫画家さんの「セカンドライフ」そのものなのかも、という感じもするところです そうすると、その正体を暴くのはヤボな気もしますが、いろいろ調べている人たちもいるので、気になればそちらから探してみてください たとえば以下のスレからとか https://itest.5ch.net/medaka/test/read.cgi/ymag/1692975216 本作は、イカれた怪作でもありますが、同時に、圧倒的な漫画力を誇る名作です 年末年始、ぜひ読んでみてください!神子候補が個性的で今後楽しみ♬聖女に嘘は通じない 浅見よう 日向夏干し芋1巻読了。 神宮見習いのクロエは、お金が大好き!! そして、夜な夜なカードゲームで賭けをして、荒稼ぎをしている。 聖職者が賭博をしていけないという規制はないものの、後ろめたい気持ちはある。 そんな、クロエの所にビルツ伯爵家のエラルドが訪ねてきて、神子候補にならないかと誘う。 というのも、2年前神子候補だったチーロが選抜試験中に殺害されてしまった。 その犯人を捜して欲しいと依頼してきたのだった。 なぜ、クロエの所に・・・? クロエが、カードゲームで勝ち続けるのは、祝福という能力があるからなのではと思っていたが、類まれな記憶力と洞察力で金貨を手に入れていると聞き、その能力を犯人探しに活かしてほしいと金貨をちらつかせて依頼するのであった。 クロエは、その金貨に吸い寄せられ、神子修行に励み選抜試験に参加する。 神子候補の個性的な面々とクロエはどう対処して犯人を見つけていくのか。 人間のちょっとしたしぐさや動きを敏感に感じ取りクロエ独自の方法で解決していく様は、きっと爽快で面白いと思う♬傷口と包帯連載キター!!傷口と包帯 七井海星starstarstarstarstarNano待ってましたお嬢!!七井海星先生!!発表された時から連載開始をいまかいまかと待ち、七井先生や公式Twitterをフォローして…待ってました…!!連載化ありがとうございます!!おめでとうございます!! 1話は読切版と大きく変わることはないんですが……そう、新規の2話!もう最高です。お嬢のヨワラーは言わずもがな、切谷さんのシコリティのパワーアップがこりゃあ~すごい。さらに、アタッチメントとか蛇口とかの表現が秀逸。思わず笑っちゃいました。七井先生がTwitterで「切谷のゲロの音階がわかります」というツイートをしていたのも笑いました。やっぱ最高だぜ…七井海星先生…!!そしてお嬢…!! ヨワラーの方、必読ですよこれ!!!今月のDEAR BOYSDEAR BOYS ACT4 八神ひろき名無し※ネタバレを含むクチコミです。原石?カミユ+12 雨蛙ガメ 三重真流名無し12人の人格の大半の見た目が強烈すぎてもはやコミカル。殺人鬼の人格も、ケケケッとか言ってるのがもはやギャグっぽい。恐ろしい見た目のわりに、やった事は、ずっと昔に一人殺した&一人殺し損なっただけ…?この漫画がヒットするとしたら、「真面目に描いているのだが、それが結果的に面白い、ネタ漫画として」かもしれない。彼岸島みたいな。 男キャラでもやたら腰幅と尻の厚みがあるのが野暮ったく感じた。 指切りは握手と同じで、右手同士もしくは左手同士でするもの。 前輪ぶつけた女の子はとても可愛い。 図書館で会った子と前輪の子は髪の色を変えるか全く違う髪型にした方が、読んでて混同せずわかりやすかったと思う。 痴漢の人格が自分の体に同居してるなんて、自分だったらマジ死にたい。しかも2回も…。 女の自分は、主人公の体が痴漢行為をしたというエピソードが2回も出てくることにゲンナリした。さすがという感じ是騒騒 羅川真里茂名無し※ネタバレを含むクチコミです。鍛冶×ファンタジー魔剣鍛冶師になりたくて! 枩岡佳範 岡沢六十四 SAIPACo.starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ主人公が鍛冶師になるスローライフ的なものかと思って読んだら、想定よりもガッツリバトルファンタジーしていた 聖剣を使える最強の勇者が鍛冶師を目指し、聖剣を超える最強の魔剣を作って行くことになる物語 しっかりバトルファンタジーしていて、個人的にも楽しめたが設定の広がりも大きくなる前に4巻で完結 もうちょっと楽しめたのになぁと残念でしたが、異世界作品読みとして、数多有る異世界物の一つとしては楽しめました目的にむかって、愚直に一直線ドラハチ あじな優 夏川勇人六文銭ドラフト8位かつ最弱チームに入団した主人公八郎。 さして注目されているわけでもなく、同年代よりも秀でたものもないのに、記者会見では、なんと今年度のMVPをとると豪語する。 その意図は、高校生でありながら起業して社長をやっている幼馴染と結婚するため。 その目的達成のために、周囲を巻き込んで(時に利用して)いく流れ。 この動機が何とも面白い。 スポーツ✖︎インテリ的な漫画かなと思ったが、それに加えてラブコメ的なノリも少しあって個人的に好みの作品。 主人公も、ただの自信家ではなく、きちん現状分析して目的達成のために必要なことを、それこそ手段を選ばずに実行していく様は圧巻。 手段は選ばないが、それでも芯が通ってないことは許さない姿勢もあるので、また格好いいんですよね。 ポジションもキャッチーで、キャッチャーの難しさ、ポジション争いの内情も知れて、これも面白い。 何にせよ目的達成のために愚直に取り組む姿は社会人の端くれとしても学ぶことが多い。 今後が楽しみな、野球漫画です。売れない芸人が"短歌"で人生を変える #1巻応援呪文よ世界を覆せ ニコ・ニコルソンsogor25漫才コンビ「虎蜂」のボケ担当・虎屋戸太郎は、相方がピンで売れてしまい、コンビとしての活動は鳴かず飛ばず、さらに同棲中の彼女の浮気現場に遭遇してしまい家を追い出されるなど散々な日々を送っていました。 そんなある日、戸太郎は突然龍田多悠多という女性から話仕掛けられます。 妹と歌集専門の書店を営んでいるという彼女の導きで、31文字という限られた言葉で心を紡いでゆく「短歌」の世界に戸太郎は触れてゆくことになります。 現実でも、ピン芸人・鈴木ジェロニモさんが歌集『晴れていたら絶景』を文学フリマで販売したり、雑誌『BRUTUS』で鈴木さんとピース・又吉直樹さんの短歌に関する対談が掲載されたりと、少しずつムーブメントになりつつある”芸人×短歌”。それに追随するような形でこの作品にも注目が集まればいいなと思います。 1巻まで読了尻すぼみDYS CASCADE 中川海二名無し作者前作ROUTE ENDが超常を真相に絡めたのは遺憾であり、この 作品にはそれがなかったのは良かった ものの、それ以外は大幅後退の打ち切り?と言われても仕方ない畳み方 途中までは互角の面白さだったのに・・・ だらだら利用された犯人馬鹿カップルとガチ無能な傍観刑事主人公 達にはあきれ返ってしまったサイコパスDYS CASCADE 中川海二starstarstarstarstarパイナップル短いながらも、サイコパスなストーリーを綺麗にまとめ上げていて、読みやすく面白い!! 後悔が残る感じとかが、日本ミステリー小説を読んでいるようで、好き。シリアルキラーの認知的共感能力DYS CASCADE 中川海二starstarstarstarstarこば※ネタバレを含むクチコミです。一番続きが気になる作品ボールルームへようこそ Sweep over the Dance hall. 竹内友名無し発刊ペースは遅いのが難点ですが、どの巻数を見てもその巻の特徴があって、1巻1巻が面白いです。だれるとかもなく最高の漫画です!遅くても良いので、今まで通り無駄なく無事に完結する事を祈っています。 原画展で完結する気はあると書いていたので少し安心しました。ハッピーバースデー、さよならハッピーバースデー、さよなら 瀬尾知汐starstarstarstar_borderstar_border寸々絵上手い。こういうダークめなやつ得意そうなのでもっと見たいかも。こんな18歳がいてたまるか!ドラハチ あじな優 夏川勇人starstarstarstarstar山下真司感情が読めない頭脳派キャッチャー。 分析バッチリすぎて怖い。 眼鏡かけてるしさてはこいつ古田だな?スローライフラブコメ追放魔術師のその後 新天地で始めるスローライフ 兎塚エイジ 天音ナツシロ 砂糖多労starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ魔法使いの主人公は国で魔物狩りをする貴族として取り上げられるが、アホな王様が主人公を追放、その後彷徨った先の村で定住することになって、村人は女の子ばっかりの中、男で1人で村人と仲良くなっていって〜というお話 内容的にはスローライフしつつ、冒険要素もちょっとありつつも、男女キャラ同士掛け合いを楽しむラブコメって感じ 盛り上がる要素はちょっと少ないが、全体的にバランス良く楽しめました あと何よりも女キャラの絵が上手い...!ぶっちゃけ表紙のカラーはうーん...って最初思ったが、むしろ中のモノクロの方が上手く感じる、そういう意味ではちょっとレアなコミックだった真島ダークファンタジーDEAD ROCK 真島ヒロstarstarstarstarstar_border宮っしぃ今までの真島先生作品らしい、剣と魔法のファンタジーらしさもあるが、今作はダークな内容や印象が強いファンタジー作品に あいかわらず面白いですけどね! 魔界に入学した主人公は神である校長を殺すためにという初手から結構重ためな内容からスタート コミカルに描かれつつも、重ためな雰囲気、主人公の過去になにかあった悲壮感や復讐心がすごく強く描かれていて、今までとは違った印象で楽しめる まだ始まったばかりなので、今後にマジで期待できる良作です絵だけなのに歌声が聞こえてくるかのようBECK ハロルド作石starstarstarstarstaralankアニメや映画にもなったバンドマンガ。マンガなのでもちろん音は聞こえないのだけど、歌声だったりグルーブ感だったり、めちゃくちゃ伝わってきます。ライブシーンはほんとにライブハウスにいるみたいな高揚感。すだちの魔王城の感想すだちの魔王城 森下真名無し※ネタバレを含むクチコミです。もしも、うぐいす祥子さんが少年マンガを描いたら #1巻応援僕に殺されろ うぐいす祥子兎来栄寿ひよどり祥子/うぐいす祥子さんの代表作である『死人の声をきくがよい』は、 ″担当の編集者から「女の子をいっぱい出す」「タイトルをラノベっぽく」という指示を受け、「主人公の男の子が幼なじみの幽霊やいろんな女の子に囲まれてキャッキャウフフな内容の作品をホラーマンガ家が描い」て出来上がった″ (Wikipediaより) という成り立ちだったそうです。 翻って、本作はあとがきで書かれているように前作『ときめきのいけにえ』が少年誌での少女ラブコメホラーへの挑戦だったことを踏まえて、今回は「メジャー感ある少年マンガを描いて下さい」と担当編集からオーダーされたのが始まりなのだとか。 うぐいす祥子さんに………… メジャー感ある少年マンガを…………? 思わず、自分の背景に宇宙空間に佇む何とも言えない顔の猫が浮き上がってきた気がしました。名古屋の喫茶マウンテンに行ってブレンドコーヒーを注文するようなものですよ。 『ドラゴンボール』や『名探偵コナン』くらいしか少年マンガを読んだことがないといううぐいす祥子さんは色々と勉強をして、少年マンガの何たるかを自分なりに解釈して、そうして出来上がったのがこの『僕に殺されろ』だそうです。 …………なるほど。 それはそうです。 うぐいす祥子さんが少年マンガを描いたら、こうなるのは必然ですよね。うんうん、なるほどなー。 ……どうして、どうして…………。 範馬勇次郎も言っています。 「持ち味をイカせッッ」 と。その意味でいえば、うぐいす祥子さんの持ち味は少年マンガを目指したというこの作品でもたっぷりと堪能できます。ただ、やはりその味が顕現すると王道少年マンガとはちょっと、いやかなりベクトルにズレが生じます。そこを楽しめる人にはとても良い作品でしょう。 担当編集さん的には、最初のオーダーから弾道計算したらこの辺に着弾するだろうと見越していたのか、それとも何だか凄いの出てきたけどこれはこれで面白いから良いやなのか、どういう風に捉えているのか気になります。 でも、マウンテンのコーヒーも実は本格的な豆を使用していて飲むと普通に美味しいということは実際に飲んでみなければ分からない訳で。たまにはマウンテンでコーヒーを頼むのも良いと私は思います。 この作品自体もそうですし、この作品を経て更に幅が広がるであろううぐいす祥子さんのこれからがますます楽しみです。月マガでやってるのは知ってたけど...くろアゲハ 加瀬あつし名無しカメレオンの外伝なんだね。知らなかった魔王が可愛い王道ファンタジー!すだちの魔王城 森下真starstarstarstarstar_border素人ノワールなんか元気になる漫画。 絵うますぎでは?! やっぱ主人公が前向きで即行動、感情で動くタイプなのが好感もてます異世界少女ラブコメ君じゃなきゃダメな奴隷少女 青目槙斗starstarstarstar_borderstar_border宮っしぃ異世界から突然現れた奴隷だった少女と生活を共にすることになった主人公 現代の生活様式に慣れない少女にあたふたしつつも、どんどん懐いていく様は可愛らしい よくある異世界から現代に来ちゃった系のだが、これはラブコメにかなり寄ってるので、異世界要素はあまり無い シンプルに少女が可愛くて主人公と仲良くなっていく様子を見るラブコメです 個人的に現状だと特に...という感じではあるが、今後に期待はできそう<<12345>>
青春そのもの。名作。同級生だったらそりゃのんちゃん(主人公)を好きになっちゃうなと。 出てくる男たちも全員かっこいい。じゃじゃ馬なのんちゃんをそれぞれの目線からライバル視したり見守ったりするんだけど結局みんなのんちゃん好きじゃんていう。 ただ、決して恋愛漫画って感じじゃないてです。女の子という理由で試合に出れない悔しさや、それを覆すための執念や努力の素晴らしさ、でもやっぱり出してあげられない監督の葛藤も読み応えあります。 自分はサッカー疎いのであれでしたが、実在選手のエピソードやサッカーの技術、戦術の描写もあり、サッカーマンガとしても読み応えありました。 もっと長くてもいいのにと思ったけど、このくらいで終わるのがあっという間の青春みたいでいいのかもしれません。 いい作品でした。おすすめです。