韓国で「いまの私たちの漫画賞」を受賞した異色のグラフィックノベルを完訳! 漫画家を目指すパダは、物流倉庫でのバイトで生計を立てている。トラックで運ばれてくる積み荷をおろす作業を業界では「カデギ」と呼び、「地獄のバイト」として知られる。ケミカルな甘さが特徴のミックスコーヒーはそんな過酷労働に必須のポーション(霊薬)だ。6年間の「底辺労働」から見えてきた社会を「壁にあたる」「壁をくずす」のふたつの章で描きだす。 『大邱の夜、ソウルの夜』に続くKGBシリーズの第二冊!
カデギ 物流倉庫でミックスコーヒーをがぶ飲みしながら働いた話の感想 #推しを3行で推す
カデギ 物流倉庫でミックスコーヒーをがぶ飲みしながら働いた話の感想 #推しを3行で推す
極道から足を洗い、配送業に身を投じることになった男・花松。寡黙で不器用な花松は、自らに降りかかる不条理には一切の反抗もせず、黙々と過酷な配送の仕事をこなしていく。だが、哀しき女の涙を見れば、見過ごせないのが男道。時に命を懸けながら「本当に大切なもの」を運ぶ、仁義なき配送が今始まる――。社会問題化する「過酷な配送業界」を舞台に、魂震える5人の女の物語を紡ぎ出す衝撃作!
仁義なき配送業
時代はキモめなド・中・年――!?こんなの初めて☆おゲレツ爆笑トラッカーGAG!!!!ビックリするほど人徳がなく、人を殺(や)れるほど濃い体毛。32歳、運送会社経営(不振)。ダメさのデパート状態の「アゴなしゲン」さんと、相棒・ケンヂ(ヒモだというのに無自覚ぎみな19歳)&ちいちゃん(薄幸系で色っぽすぎるケンヂの飼い主)たちが繰り広げる、超とりかえしのつかない青春!君は見たか……漢(おとこ)汁がほとばしる、くだらなすぎる感動をっ!!!!!
疫病の蔓延によって各都市国家の対立、経済格差があらわになった近未来。生得的に抗体を持つが、青い肌のため「ゾンビ」と揶揄される新生代の子供たちの中には都市内外の配達を請け負う「万国郵便財団」に所属するものもいた。その一人フミトは謎の指名配達依頼に巻き込まれ!?ポストアポカリプス配達活劇!
まごころ便の跡取息子・紅男は、親友の葛西や幼馴染のコトミに心配かけつつ、高校サボって今日もお届け…!
小さな運送会社が起こした脱輪事故。「整備不良」と下された結論に納得できない社長の赤松は、真実を証明しようと奔走するうちに、大企業の不正にたどり着き…!? 社員、そして家族を守るために闘う男を描いたエンタメ巨編、堂々コミカライズ!
世界経済が破綻した21世紀半ば…地球は「統制機構」と呼ばれる組織に管理されていた…そんな中、どんな荷物でも必ず運ぶ国際宅配屋「ポー・葵・ランバード」は世界の復興を願い今日も荷物と真心を届けます!ArkPerformance結成20周年記念刊行!
元・トラックドライバーの著者が、自身の経験や聞いた話を題材に物流業界の内情を描いたホラー漫画『トラックドライバーの怪談』。人気サイト「オモコロ」で掲載された後、多数のネットニュースで取り上げられ、SNSでも人気を博してきた本作が待望の書籍化。ゾッとするような怪奇現象から、一歩間違えたら大惨事の恐怖体験まで、今まで発表された珠玉の51エピソードを収録!また、本書のために描き下ろされた新エピソード2話および、履歴書風キャラクター紹介も収録。
元・トラックドライバーという異色の経歴の漫画家・ぞうむしプロによる、本当に聞いた怖い話を元に描かれたホラーコミック。ゾッとするような怪奇現象から、一歩間違えたら大惨事の恐怖体験まで、あらゆるエピソードが満載。
オレの仕事はクレジットカードの乱造乱発により返済不能に陥ったバカどもの、“夜逃げ”を手助けする運送屋。サラ金蟻地獄にもがき苦しむ奴らを、迅速かつスマートに夜逃げさせてやる。それがオレの会社「夜逃げや本舗」のモットーだ! もちろんオレの客、つまり夜逃げをしなきゃならない奴らはどうしようもないひどい境遇な者ばかりだが、中にはオレまで大変な状況に巻き込まれるようなやつもいて……映画も大ヒットしたアクションコメディの傑作が電子書籍化!!
この漫画が描かれているのは数年前の韓国だが、2023年現在の日本でも、物流周りの深刻さは当時より一層厳しくなっている。 物流倉庫で働いていた作者の実体験を元にした作品ではあるが、単なるコミックエッセイではなく、かといって問題を情に訴えかける社会派漫画でも無い。 辛い労働環境を感情的に描こうと思えばいくらでも出来るんだろうが、"カデギ"という現場に対して適度な温度感を持って描いているように感じる。これは作者の狙ったところっぽくて良い。 逆にそのテンション感は、PC・スマホ画面のクリックひとつでモノを買ってしまう「消費者としての私」にジワジワと訴えかけてくるものがある。 韓国(特にソウル)は競争が激しい社会であることが知られているが、日本(の東京)もまた同じで、現代社会で働く「労働者としての私」という面にも刺さる描写ばっかり。 ソウルで生き抜く主人公の同士的キャラクターの女性が出てくるんだけど、これがロマンスにならないのも好きなポイント。 韓国の若者はラブロマンスに飽きているという風潮もあるらしく、それを汲んだもの?