極道から足を洗い、配送業に身を投じることになった男・花松。寡黙で不器用な花松は、自らに降りかかる不条理には一切の反抗もせず、黙々と過酷な配送の仕事をこなしていく。だが、哀しき女の涙を見れば、見過ごせないのが男道。時に命を懸けながら「本当に大切なもの」を運ぶ、仁義なき配送が今始まる――。社会問題化する「過酷な配送業界」を舞台に、魂震える5人の女の物語を紡ぎ出す衝撃作!
極道から足を洗い、配送業に身を投じることになった男・花松。寡黙で不器用な花松は、自らに降りかかる不条理には一切の反抗もせず、黙々と過酷な配送の仕事をこなしていく。だが、哀しき女の涙を見れば、見過ごせないのが男道。時に命を懸けながら「本当に大切なもの」を運ぶ、仁義なき配送が今始まる――。社会問題化する「過酷な配送業界」を舞台に、魂震える5人の女の物語を紡ぎ出す衝撃作!
時代はキモめなド・中・年――!?こんなの初めて☆おゲレツ爆笑トラッカーGAG!!!!ビックリするほど人徳がなく、人を殺(や)れるほど濃い体毛。32歳、運送会社経営(不振)。ダメさのデパート状態の「アゴなしゲン」さんと、相棒・ケンヂ(ヒモだというのに無自覚ぎみな19歳)&ちいちゃん(薄幸系で色っぽすぎるケンヂの飼い主)たちが繰り広げる、超とりかえしのつかない青春!君は見たか……漢(おとこ)汁がほとばしる、くだらなすぎる感動をっ!!!!!
韓国で「いまの私たちの漫画賞」を受賞した異色のグラフィックノベルを完訳! 漫画家を目指すパダは、物流倉庫でのバイトで生計を立てている。トラックで運ばれてくる積み荷をおろす作業を業界では「カデギ」と呼び、「地獄のバイト」として知られる。ケミカルな甘さが特徴のミックスコーヒーはそんな過酷労働に必須のポーション(霊薬)だ。6年間の「底辺労働」から見えてきた社会を「壁にあたる」「壁をくずす」のふたつの章で描きだす。 『大邱の夜、ソウルの夜』に続くKGBシリーズの第二冊!
▼第1話/錫色の国 ▼第2話/瑠璃(るり)色の家(前編) ▼第3話/瑠璃(るり)色の家(後編) ▼第4話/山吹色の箱 ▼第5話/赤紅色の車 ▼第6話/若苗色の風呂敷 ▼第7話/浅葱色の風景 ▼第8話/胡粉(ごふん)色の嘘 ▼おまけ ●主な登場人物/蘇芳鉄(「うごかし屋」の二代目社長。読書が好き) ●あらすじ/とある町の鉄工所が、不景気のため規模を縮小して、地方へ移るという。引っ越しを担当するのは「うごかし屋」という名前の業者。うごかし屋はさっそく工場から取り掛かろうと準備を始めるが、鉄工所の社長・山田が、急遽工場の移転は中止し、廃業すると言い出した。それを聞いた、うごかし屋の社長・蘇芳鉄は、工場を見せて欲しいと言い出して…(第1話)。 ●本巻の特徴/新居購入、就職、転勤、進学、結婚、別居、独立、開業、転地療養、夜逃げ…… 様々なカタチの「ひっこし」がある。物だけでなく大切な何かを「うごかす」、ちょっと変わった引っ越し屋物語、開幕!! ●その他の登場人物/花田(「うごかし屋」の従業員で運転手。女好き)、東雲(=しののめ。「うごかし屋」の従業員。道路に詳しい)、真朱(=まそほ。「うごかし屋」の女子高生従業員。力持ち)
関東地方を襲った集中豪雨により小河内ダムは満水にまでなっていた。ダムが放水すれば下流の地域で水がせき止められ、増水し水の勢いで堤防が決壊する可能性がある危険な状態になっていた。だが、そんな危険な状態の中「剛 輪太」はダンプカーで土のうを運び堤防の修復作業をして見事に貢献していた!! そんなプロ魂を持つ輪太の勤める太都運送に一本の大仕事の電話が入る。しかし、その仕事を請け負う条件にはライバル会社の黒崎輪業との直接対決により勝者にのみ与えられる仕事だったのだ! そして、死と隣り合わせのダンプカーデスレースが始まる……!! ダンプドライバ―輪太の熱い仕事魂を描いた一作!!
元・トラックドライバーの著者が、自身の経験や聞いた話を題材に物流業界の内情を描いたホラー漫画『トラックドライバーの怪談』。人気サイト「オモコロ」で掲載された後、多数のネットニュースで取り上げられ、SNSでも人気を博してきた本作が待望の書籍化。ゾッとするような怪奇現象から、一歩間違えたら大惨事の恐怖体験まで、今まで発表された珠玉の51エピソードを収録!また、本書のために描き下ろされた新エピソード2話および、履歴書風キャラクター紹介も収録。
Dモーニングの連載作品だったので、知名度は低いかもしれないが、漫画ゴラクで「悪党収集員‐西園寺の流儀‐」を連載している作者の前作といえば、ゴラク読者の多いマンバ民には伝わるかもしれない。 この「花松と5人の女」も、日常生活に欠かせないお仕事である物流業界を舞台としている。ヤクザから足を洗い、配送ドライバーとなった寡黙な男・花松が黙々と仕事をこなしながら、困っている女たちを不器用に救っていくというストーリー。 作中の台詞は極道そのもので「アンタが手ェ汚したらいかん」「姐さん一人残すワケにはいきませんから…」などと、極道がまったく抜けてないのがちょっと可笑しい。かと言って、完全にふざけてるわけではなく、真面目に人間ドラマを描いていて、さらに物流業界の問題点にも鋭く切り込んだ“社会派娯楽マンガ”としてバランスは見事という他ない。 禁断のシノギ”当日配送”の実情など、知れば知るほど利用者側の意識の啓蒙にもなると思う。