完結したマンガの感想・レビュー16068件<<369370371372373>>優しくて穏やかな真夜中のお話真夜中ごはん イシヤマアズサ野愛変な時間にお昼食べちゃったときとか、お酒飲みたくなったときとか、大人になって自由になりすぎちゃって深夜になんか食べちゃうときってありますよね。 誰に咎められるわけでもないのに背徳感があっていいんですよね。真夜中ごはん。 まさにこの漫画に出てくる料理みたいに、簡単にできるものから妙に張り切っちゃってちょっと凝ったもの作ってみたり。食事というよりごほうび感覚なのがいいんですよね。いいんですよ。 ふわっと絵本のようなタッチで描かれた夜の空気感と美味しそうな料理がおだやかで優しくて、特段変わったエピソードとかストーリーがあるわけではないけれどあたたかい気持ちになります。 昔のこと思い出したり、懐かしいごはんが食べたくなったり、真夜中のひとりごはんのお話なのに人の体温が感じられる優しい優しい飯漫画です。 夜食への罪悪感も優しく包んでくれることでしょう…。笑ったり泣いたりするだけが青春じゃないんだフラワー・オブ・ライフ よしながふみかしこ10数年前の多感な時期に読んでものすごく印象的だった作品。途中までは学園生活の楽しさ満載なので、当時キャラと同じく学生だった自分は夢中で読んでたんですけど、結末がとてもシリアスでショックを受けました。それまでが楽しすぎるんです!私にとってよしながふみ先生のイメージは「フィクションだけど容赦なく現実を突き付けてくる」ですが、この作品がきっかけだと思います。だからこそ信頼できるし面白いんですけどね! 主人公の花園春太郎は白血病の治療の為に一年一ヶ月遅れで高校生になりますが、自己紹介で病気のこともカミングアウトするし、すぐにクラスメイトとも馴染みます。注目すべきなのは漫研メンバーです。その一人である武田さんの作品「ルイジアナにひな菊咲いて」がきっかけで展開していくエピソードが最高に面白いです。最初はひっそりと趣味で描いていましたがクラス中で人気になり、文化祭で演劇をするまでに発展します。漫画の中の漫画をここまでネタにしてくれるなんて感動ですよね。気になった方は読んでみて下さい。そういえば初めて油淋鶏の存在を知ったのはこれがきっかけでした。至極のおっぱい漫画No.1すんどめ!!ミルキーウェイ ふなつ一輝名無し※ネタバレを含むクチコミです。最初から最後まで面白いよな熱笑!! 花沢高校 どおくまんプロ どおくまんマンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。 ゆうたがホッコリした気持ちにさせてくれましたオハナホロホロ 鳥野しのPom 複雑な心境で読み終わりました。 みちるの子、ゆうたを取り巻く環境が、何とも言えない複雑です。 その複雑さは、話が進むにつれて感じたものですが。(特に最終巻で) いや、だけどこう言う形もありかって思った。 根底に深い愛情があると思うから。 色んな糸が複雑に絡み合ってるけど、ゆうたの存在が話の雰囲気をホンワカさせているように感じました。おとなのほうかごは意外と短いおとなのほうかご イチヒ野愛タイトルにおとなってついてるし、絵もかわいいし、コメディと言っても穏やかで緩やかなものを想像してました。 淡々とテンポよくボケ倒してきますね。テンポよくというかかなりハイスピードです。 1話1話がかなり短くて、それぞれ関係ない話のようでいて登場人物が繋がっているのが良いですね。 みんなクセ強めでぶっ飛んでいて、なおかつ1話が短いので人間らしさがあまり見えてきません。だからこそ気になってどんどん読んじゃうってのはあるかも。 謎の酒クズ美女・天野さんめちゃくちゃタイプです。一緒にたくさんお酒を飲みたい。"2008年の江戸"が舞台ちょっと江戸まで 津田雅美nyae津田雅美先生は「色んな意味で無敵な人」を描くのが上手いな−と思います。主人公たちが最初から最後まで不幸な目に合わない。 ショックを受けるような展開は絶対にないし、悪役が出てきても絶対に読者に嫌われないように考えている。 どうしてもカレカノという絶対的不動の代表作があるので比べてしまうのは仕方ないのですが、これは津田先生の新境地というか、圧倒的振り幅の広さを見せられてるということなんだと思います。要するに津田先生ってめちゃくちゃすごい。 多分新人作家が同じストーリーを編集部に持っていっても通らないと思うんですよね。恋愛要素はあるにはあるけど二の次、いや三の次?かなというくらいですし、情報量がとにかく多い。でも細かい部分は飛ばして読んでも全く問題ない作りになっています。 江戸時代が現代まで続いているという設定で、それだけだと何だそれはという感じなんですが、違和感ないんですよね。やっぱり凄い。 あとこれはあくまでもおまけですが、ちょっと江戸までの世界にカレカノの2人がいたら…というパラレルワールドな短編も載ってます。これは必読でしょう…! 表題の大飢饉がすごい大飢饉 本宮ひろ志starstarstarstarstarマンガトリツカレ男天明の大飢饉が元になっており、東北地方に位置する神子骨村のが中心で進んでいく。蘇助/弥二/捨蔵の3人は各自に事情がありと土地を開墾する日々が続くが、大雨や浅間山の噴火などで大飢饉が発生していく。 その際に村人の食料を奪いあうシーンや蘇助/弥二/捨蔵の関係をむちゃくちゃになっていく描写がすごい。理性があって「人」であると思うが、それは一定の生活水準があるからこそで維持的たり、よほど強い意志がないとできないというのがよくわかる。ラストも含めてすごいよかった。 一つき半次郎は「ビッグガン」にも入っていたないろんなところで掲載されたのをまとめた短編集げんこつ街道 本宮ひろ志starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男ビッグコミックで読んだ覚えがあるやつとか少年ジャンプで読んだ覚えがある短編などが入っている。 「げんこつ街道」がむちゃくちゃ本宮ひろ志っぽくて最高だった。「げんこつ街道」は試し読みで全部読めるのでぜひ読んで欲しい 本宮ひろ志のこの勢いがすごい好きなんだと思う。 欲をいえば高校生のうちに読みたかった!プラスチック解体高校 日本橋ヨヲコ名無し日本橋ヨヲコ先生の連載デビュー作。「プラスチック解体高校」というユニークなタイトルが付いてますがロボットとかメカ的な物は出てきません。けれども普通じゃない学園モノになってます!とにかくヒロインの古屋ナオミが破天荒です。第一話の入学式の日から他のクラスメイトが見てる前で主人公の蔵田三成に大人のキスをした挙句に「キスが下手」とダメ出しをします。ナオミは始終こんな感じなんですがどんな逆境にも屈しないのでとてもカッコいいんです。彼女の生き様が主人公達がコンプレックスを乗り越えて成長するきっかけになっています。途中で打ち切りが決まったようですがそんなことを感じないくらい面白かったです。主人公やヒロイン、後に漫画家になる町田都は「G戦場ヘブンズドア」にも登場します。なんだか名前に見覚えがあると思ったらそういうことだったんですね。 一条ゆかり作品には珍しい天然ボケな主人公天使のツラノカワ 一条ゆかり名無し牧師さんの一人娘の美花ちゃんはとっても信心深かったけど、婚約者に浮気されたのと同じ日に空き巣に全財産を盗まれたことに絶望して「もう神様なんて信じない!」と生き方を変える決心をします。それからは生活が一転して交友関係も華やかになりますが、超天然…よく言えば天真爛漫な美花ちゃんに全員振り回されちゃうラブコメディーです。 この作品が掲載されたマンガ雑誌「コーラス」は一条ゆかり先生の為に創刊されたと聞いたことがあります。いわば看板作家ですよね。この作品を読みながら自分はストーリーよりも一条ゆかりを楽しんでいるんだということに気づきました。美男美女のキャラクター、豪華な舞台、印象的なセリフ…これらは一条先生の美意識だけでなく、読者を喜ばせたいというサービス精神の賜物なんですね。やはり少女マンガ界にとって唯一無二の存在だなということを再認識しました。本宮ひろ志の半自伝的マンガ春爛漫 本宮ひろ志starstarstarstarstarマンガトリツカレ男これ最初の方は読んだことあって確か「少年ジャンプ愛読者賞」に掲載されていたと思う。主人公である本宮ひろ志が編集者に漫画を書くには「インテリジェンスが必要」と言われたあたりで終わってたと思うが続編があったことを知った。 最初のは学生自体の悪さと自衛隊のエピソードがメイン。特にすごいのが本宮ひろ志の父親が某宗教信者であり本宮ひろ志の友達を勧誘しようとする話だがこれを少年誌に載せたのがすごい話だ。 「インテリジェンスが必要」といわれたあとを後半とすると、どうも掲載雑誌が変わったのか青年誌向けのシーンが多くなったりするが、漫画家のアシスタントやヤクザの見習いなどをやりながら生活をしていくが最終的にはヤクザの見習いをやめることになる。中学時代の悪友たち言われてマンガを書きはじめて「男一匹番長列伝」の連載が始まる。どんどん人気が出て行きアニメ化までされているがこの後思いっきり実話っぽいエピソードが入る。 少年ダンプの三周年記念パーティで大先輩の漫画家たちに 「はっきりいって好かんな きみの漫画」 「まったくですなあぼくたちが何十年もかかって少しづつマンガを向上させたのがあのガラの悪い漫画で5・6年は後退してしまったよ」 「なんといってもインテリジェンスこれがまるで感じられんよ」などむちゃくちゃ言われていた。その後のスピーチでやり返すのだがすごい実話っぽさを感じた。 男一匹漫画大将もいいけどこっちもすごいよかった 知らない町に住んだ記憶この町ではひとり 山本さほ無用ノスケ子私も似たような経験があったのでとても共感できる内容でした。焦燥感や勢いだけで、自分のことを誰も知らない土地に引っ越したとしても、なかなか友達が増えるわけでもなく、ひたすらキツい仕事で精神を削られるだけの日々。そういう経験のある方は意外と多いのではないでしょうか。転勤族の方はもっと大変だと思いますが、ここで描かれている人間関係は大なり小なり、誰しも経験したことのある苦労であるように感じました。忘れかけていた苦い思い出を誰にとってもわかりやすい形で表現された山本さほさんはやはり凄いです。新天地で頑張って暮らしてみたけど合わなかった人、理不尽な仕事や、職場の人間関係に馴染めない人が読むと苦しいけど、自分の経験も振り返ることができるので、何か得られるものがある気がします。神戸(兵庫)に対して偏見を持たれててしまう箇所があるのは少し残念でした。都市名は伏せたほうが良かったかも。単行本のあとがきでは、神戸はとてもいい街だよ、というフォローが入ってますけどね。 イレギュラーな短編&読切3作を収録異次元商人 吉田ひろゆきstarstarstarstarstarひさぴよ「Y氏の隣人」連載中の平成2年〜5年までに発表された吉田ひろゆき氏の短編を一冊にまとめたもの。 (週刊ヤングジャンプ増刊、サーティ、ワーキングデビューなどの雑誌に掲載) 「異次元商人」は、Y氏とほぼ同じ世界観で、悩める青年たちの前に怪しげな行商人が現れ、Y氏の世界で流通しているような異次元の商品を与えては成功or破滅に導くというのがお決まりのパターンになってます。 ジャック・天野という商人が登場するのですが、その名の通り天の邪鬼のような性格で、人間たちの欲望をつついては楽しむ様子が実に悪魔的でした。 <読切「天職」「出世双六」> ページ数は短いですが人生の妙味が描かれていて面白いです。 吉田ひろゆき氏らしさに溢れた作品。 <読切「駄菓子屋」> 原案のヒロオクダという人は、本庄敬先生の「クジラの唄が聞こえるネイチャリン」原作をされていた方です。 これまでの吉田ひろゆき作品では異色と思えるほど、ストレートな作風で泣けるお話でした。 ジャック・天野↓何者でもない犬、それが雑種犬ももちゃん 桐島いつみstarstarstarstarstarひさぴよ桐島いつみ先生の飼い犬”ももちゃん”を描いたハートルフル4コマ。 (90年代のアンソロジー本「犬っこ倶楽部」の連載) ウチで初めて飼った犬も雑種で、見た目が”ももちゃん”によく似た犬だったので、親近感ありすぎ…。見た目だけでなく性格も行動もそっくりというのは、雑種犬に共通する何かがあるんでしょうか。 外見からは、なんとなく「犬」であることしかわからず、犬好きから「犬種は何ですか?」と聞かれても困ってしまうのが雑種犬。 しかし、純血種にはないたくましさがあります。 病気に強く、長生きする犬が多いし、親しみやすさがある犬が多いのです。 飼い主含め、ズボラだけどおおらかな性格で、良い所もダメなところも含めて、ありのままの生活を描かれている漫画だと思います。 愛犬家の人が読んだら、もしかすると怒ってしまうような、いい加減な飼い方かもしれません。 でも自分にとっては、犬も飼い主も完璧じゃないところが好きで、共感する部分が多かったです。 ちなみに、他の作品に登場するキャラ(「まいったカッパは目でわかる」のカッパとか)を見てると、仕草や表情からどことなくももちゃんの面影を感じることがありますね。マジで好きなんだけどあんまり信用されないトリコ モノクロ版 島袋光年starstarstarstarstarマンガトリツカレ男どのくらい好きかを聞かれたら「トリコ」と「こち亀」が終わったあたりでジャンプを買うのをやめてるし、おそらく単行本でも買っていた最後のジャンプコミックスかもしれないくらい好きなんだけど、人とマンガの話をするときにジャンプだとトリコが好きだったというとなんとなく「こいつマジでいってんのか?」みたいな感じになる事が多い 一見俺の日頃のマンガの趣味からかけ離れているように見えるのかと思うけど、俺としては昔のジャンプマンガの雰囲気を持ちつつ2000年代向けに綺麗に合わせている傑作だと思ってる。 具体的にどの辺が好きかというと、話はうまいものを食いたいだけとシンプルだし展開も早いし異常に読みやすいのとおまけにねじ込んだ感じでいい話を入ったりと飽きない。 まあインフレがひどいとかグルメとつけばなんでもいいとか、小松の泣き顔がムカつくとか、このマンガで一番うまい食材はゴッドじゃなくてトリコだろとか言われたりするけど俺がすごい好きだよ。最近全巻読み返してつくづく思った カッパ笛吹きたいまいったカッパは目でわかる 桐島いつみ野愛困ったときにカッパ笛を吹くとカッパが助けにきてくれる世界。でもカッパは別に役には立ちません。 呼んだ人のが困ってるのに誰よりも困った顔をしてあらわれるカッパがめちゃくちゃ可愛いです。基本的にはカッパがやってくるだけなので、全身の力が抜けて変な笑いが出ます。 まずカッパ笛っていう存在がいいですよね。カッパを呼ぶためだけに存在する笛、カッパ笛。誰も使ったことはないし見たこともないけどなんの違和感もなく飛び込んでくるカッパ笛。 ほのぼの日常漫画が好きなひとにも、ギャグ漫画が好きなひとにも、可愛い動物漫画が好きなひとにも読んでほしい。そのどれとも違ってでも絶妙に面白いから。聲の形久々読んで泣いた聲の形 大今良時いい漫画読み野郎※ネタバレを含むクチコミです。ありそうな結婚話!?結婚するって、本当ですか 若木民喜名無しめちゃめちゃリアリティのある偽装結婚だと思ってしまいました! 結婚しませんか?と口から言っちゃってだんだんその気になっていくアレでしょうか。 「結婚しませんか?」と言い出したのが地味目な女子で言ったあとに自分で驚くとこがいい! 地味目カップルがだんだん想いを寄せていく様、キュンと同時にほっこりするんですよね… 格闘技好きは、必ずハマる。破壊王ノリタカ! 刃森尊 村田ひでおクロキヒカル日本の格開校マンガ。ストーリー、絵が良い!格闘技の説明がうまい。キャラも良く、行動原理に一貫性があり作動とセリフに矛盾や違和感がない。よって読み始めると、止まらない。 格闘技、武道が好き、バキ、ホーリーランドetcの漫画が好きな人ならば、必ずハマる。 リディ・マーセナス最後の脱走 #1巻応援機動戦士ガンダムUC episode EX2 獅子の帰還 安彦良和 福井晴敏 玉越博幸 矢立肇 富野由悠季 矢立肇・富野由悠季 カトキハジメあうしぃ@カワイイマンガまず、カバー絵のミネバ・ザビに驚く。この人形の様な整った顔は……凛としたミネバから、活発なオードリー・バーンを引いたような雰囲気。彼女に何が……。 それにしても美しい絵柄に見覚えがある。作者は玉越博幸先生……『BOYS BE…』の作者さんだ!懐かしい!シナリオは福井晴敏先生で、これは間違い無く良いはず。 ▲▼ ▲▼ ▲▼ 主人公はリディ・マーセナス。ラプラスの箱を巡る争乱の中で「黒いユニコーン=バンシィ」のサイコフレームと共鳴した男。 彼はかつて恋したミネバが、連邦とジオンの均衡の中で身動きが取れない事、そしてライバルであり盟友・バナージの行方が分からない事を知らされる。 リディは国境警備の部隊から脱走、ミネバがいるメガラニカを目指し、ジオン共和国の国境を侵犯する……。 ▲▼ ▲▼ ▲▼ 全1巻の最後で見られるミネバの姿は、もう活発なオードリーではないけれど、凛とした生気のある姿に安心する。このミネバの美しさと、かなり精緻に描かれたモビルスーツの美麗さ……玉越先生のガンダムが見れて良かった! そしてUCでは情けない所も多かったが、真っ当な感性の持ち主だったリディの「最後の旅」と新たな道。彼は連邦とジオンの架け橋になれるのか……その未来も今後、どこかで見てみたいと思わされた。 この作品はUCと映画『機動戦士ガンダムNT』の間を繋ぐ作品とのこと。映画観ようかな……。綺麗な表紙してるだろ?コメディなんだぜ、これで。 #1巻応援寒がりに雪 吉近イチsogor25成績が悪すぎて知り合いが誰もいない高校に進学することになった柴倉雪。それでも普通の楽しい高校生活が待っていると思っていた彼女の目の前に現れたのは幼馴染の古枝三郎。成績が良いのになぜか雪と同じ学校に進学した三郎は極度の寒がりで、事あるごとに雪に接近してきて暖を取ろうとする。そんな三郎と彼を遠慮なく力で振り払う雪とのドタバタ学園ラブコメ。 表紙だけ見るとクールな雰囲気の作品なんだけど、実際には三郎は初手から教室に足湯を持ち込んだり雪から叩かれた場所の熱感で暖を取ったりするし、一方の雪も三郎を突き放すためならビンタも肘鉄もヘッドバットも辞さないという、シュールなセンスがハジケまくりのコメディ中心の作品。そう思ってよく見てみると主人公2人の名前から思いっきり狙ってるっぽい。 ・古枝三郎…"ふるえ(震え)だ さぶ(寒)ろう ・柴倉雪…"しばく(シバく)"ら ゆき(=冷たい) 両方ボケで両方ツッコミ、そんな2人の普通じゃない日常から目が離せない。 1巻まで読了 結婚直前に居なくなった婚約者は…茜色のカイト 信濃川日出雄nyae※ネタバレを含むクチコミです。手塚治虫の「鉄腕」復讐漫画鉄の旋律 手塚治虫一日一手塚※ネタバレを含むクチコミです。<<369370371372373>>
変な時間にお昼食べちゃったときとか、お酒飲みたくなったときとか、大人になって自由になりすぎちゃって深夜になんか食べちゃうときってありますよね。 誰に咎められるわけでもないのに背徳感があっていいんですよね。真夜中ごはん。 まさにこの漫画に出てくる料理みたいに、簡単にできるものから妙に張り切っちゃってちょっと凝ったもの作ってみたり。食事というよりごほうび感覚なのがいいんですよね。いいんですよ。 ふわっと絵本のようなタッチで描かれた夜の空気感と美味しそうな料理がおだやかで優しくて、特段変わったエピソードとかストーリーがあるわけではないけれどあたたかい気持ちになります。 昔のこと思い出したり、懐かしいごはんが食べたくなったり、真夜中のひとりごはんのお話なのに人の体温が感じられる優しい優しい飯漫画です。 夜食への罪悪感も優しく包んでくれることでしょう…。