青年マンガの感想・レビュー15405件<<460461462463464>>戦争を女性が生き抜くこととは戦争は女の顔をしていない 小梅けいと 速水螺旋人 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチPom 戦争を知らなくて、同じ女性とゆう立場で読むと胸が苦しくなる。苦しくなるとゆう言葉も合っていないのかもしれませんが。 この時代を生きた人たちは、否が応でも上の人の命令に従わなければならない。 今の時代がどれだけ恵まれているのか、今生きていることの奇跡など、色んなことを感じ考えさせてくれる。そして知っておくことなんだと思います。 #1巻応援倫理嫌いだけどここは今から倫理です。 雨瀬シオリ名無し楽しくないけど面白い 匿名大ダーク 林田球名無し先が気になります。生きるって楽しい近所の最果て 澤江ポンプ短編集 澤江ポンプまさお短編集で作者の思ったことが半分くらい、もう半分は読切漫画。どっちも面白いけど、作者が何を思って日々暮らしてるかのか、覗き見できて個人的には前者が好きでした。 人付き合いが苦手であろう作者から、それでも人間が好きなんですってのがポロポロ出てるのが面白かったです。 プリティ社長夫人と星…静かなるドン 新田たつお野愛プリティ社長夫人と星撫子だけがいい女 理江はかわいい時間に接近する漫画たち赤灯えれじい きらたかし影絵が趣味いまや漫画には、豊富なジャンルをして、ものすごい数のタイトルが存在しますけども、"時間"というものに接近していった漫画というのはあまり多くないような気がしています。 映画のジャンルのひとつに「ロードムービー」というのがありますけど、まあ、たとえば、主な登場人物が三人いて、オンボロな車でハイウェイを旅している、と。90分なり120分の上映時間のなかで、いくつかのなだらかな展開があり、映画が幕を閉じるときには、三人の関係性が当初とは変わっていた。というときに、その映画は過ぎてゆく時間というものに接近していると思うのです。 ところが、漫画においては、映画においては王道のひとつとさえ言えるロードムービー的なジャンルがふしぎと存在していないんです。むしろ、漫画は永遠に小学三年生を繰り返す『ちびまる子ちゃん』のように時間から遠ざかってゆくのを得意としているらしい。漫画で"時間"を描こうとした『刻刻』が時間を止めるというところに行き着いたのも示唆的だと思います。 そんな状況のなか、時間に接近していった数少ない漫画のひとつに、きらたかしの『赤灯えれじい』があると思います。いきなり原付バイクで富士山に行ってしまったり、まあ、たしかにロードムービー的ではあるんですけど、登場人物をバイクで旅させたからといって時間に接近したことにはなりません。そういう意味では、漫画においても、旅はつきものだと思いますが、どういうわけか漫画における旅は西遊記的な冒険になりがちです。コマは旅(冒険)における数々の展開を披露して、そこに時間を捻出してゆきます。往々にして漫画における時間というのは、このように流れてゆくものではなく、コマによって捻出されるものなんです。だからコマは時間を捻出することはできても、時間を過去に置いてくることはあまり知りません。コマは時間を副次的につくることはできても、時間そのものと出会うことは知らないんです。 そこらへん、きらたかしは普通の漫画家とは感覚がズレているのか、あるいは意識的にそうしているのか、その都度、その都度、時間を過去に置いてくるような描き方をしてしまう。これは大変なことです。彼の漫画は、漫画としては構造があまりにも異形なんです。 そのほか、時間に接近していると思われる漫画を挙げるなら、『ヨコハマ買い出し紀行』、『敷居の住人』、『げんしけん』あたりがそうでしょうか。このほかにも、こういった漫画があれば、ぜひとも教えてください。才能の塊夢中さ、きみに。 和山やまnyae表紙の美青年の絵だけでは想像つかないかもしれませんが、人前で読むと笑いをこらえるのに苦労するタイプのマンガです。 このとんでもなくバズっているツイートが面白いと思ったならば、絶対に読むべきです。このレベルの話があと7話分載ってます。 https://twitter.com/wymaaa/status/1160203058262921216?s=21 お気に入りは二階堂くんが初めて伊藤潤二を知った時のひとコマ。 独特な世界観伝染(うつ)るんです。 吉田戦車名無し最初読んだときは、シュールすぎて、面白いのか面白くないのか、よくわかりませんでした。でも、読んでいくうちに、妙にハマっている自分がいまして・・。なんなんでしょうね、あの何とも言えない世界観。万人受けする作品ではありませんが、コアなファンを作り出す要素満載です。絵のタッチははっきり言って雑ですし、なんかちょっとホラー要素も入ってます。内容に関しても、え?どいうこと?みたいなのが続出です。でもそれが、いいんです!間違いなく、4コマ漫画界のエース、いや、ジョーカー的な存在です。筒井康隆 作品群を豪華作家陣がコミカライズ筒井漫画涜本 筒井漫画涜本starstarstarstarstarひさぴよ1995年に発売されたアンソロ本。古本でしか持ってなかったのですが、2019年に文庫化され、さらに電子書籍化されていたとは知りませんでした。 個人的に筒井康隆作品はちょっと苦手意識があって、熱烈なファンというわけではないのですけど、それでも買うだけの理由がこの作家陣を見ればわかります。 【筒井漫画涜本 収録作品】 相原コージ「死にかた」 吾妻ひでお「池猫」 いしいひさいち「大富豪刑事」 内田春菊「ムロジェクに感謝」 蛭子能収「傷ついたのは誰の心」 加藤礼次朗「TROUBLE」 喜国雅彦「鏡と薬と正義と女」 けらえいこ「妻四態」 三条友美「亭主調理法」 清水ミチコ「傾斜」 しりあがり寿「樹木 法廷に立つ」 とり・みき「我が良き狼」 ふくやまけいこ「かいじゅうゴミイ」 まつざきあけみ「イチゴの日」 南伸坊「禁花」矢萩貴子「セクション」 山浦章「星は生きている」 【筒井漫画涜本ふたたび 収録作品】 明智抄「幸福ですか?」 いがらしみきお「北極王」 伊藤伸平「五郎八航空」 折原みと「サチコちゃん」 雷門獅篭「落語・伝票あらそい」 菊池直恵「熊の木本線」 鈴木みそ「あるいは酒でいっぱいの海」 大地丙太郎「発明後のパターン」 高橋葉介「ラッパを吹く弟」 田亀源五郎「恋とは何でしょう」 竹本健治「スペードの女王」 萩原玲二「弁天さま」 畑中純「遠い座敷」 みずしな孝之「フェミニスト殺人事件のようなもの」 Moo.念平「うちゅうを どんどん どこまでも」 山浦章「ウイスキーの神様」 以上。 なんとも、本棚に並べたくなるような本なのです。プロメンヘラvs怨み屋怨み屋本舗WORST 特別編 プロメンヘラ 栗原正尚名無しグランドジャンプむちゃ2019年11月号掲載。相変わらずキレッキレで面白かった。メンヘラを悪用して金を稼ぐ女って発想でてくるのスゲーわ 「メンヘラなめるなよ」が名言すぎるw 人と時を味わう読切寄道銭湯 古日向いろはstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)漫画アクション2020年4号の読切『自販機』ではたった8pで、自販機を軸に少女の半生とかけがえのない友人を描いた一方で、2020年5号では、アラサーらしきOLが引っ越してきた知らない街で吸い込まれるように銭湯に入ってじっくり味わうという振り幅のある読切『寄道銭湯』を描いている。 どちらの読切でも、人や建築物の歴史、時間の流れ、背景を感じとれてとてもいい。 アラサーっぽく見える落ち着いた女性。遅くまで仕事だったのか23時過ぎに銭湯に来た。 銭湯に入ったのは惹かれたのもあるだろうが、引っ越したてだしもう遅い時間だし帰ってから荷解きしてお風呂グッズを出す煩雑さも手伝ってのことだろう。 銭湯とともに時を止めてしまったかのような番台のお婆さん。 ロッカーには、着ていた服をきちんと畳んで入れる几帳面なタイプだと分かる。 急な引っ越しだったっぽいのは、仕事の都合なのか、同棲相手との別れなのか、どこか晴れやかな顔にも見える。 髪が半乾きで帰れるってことは家も近いんだろうな。 最後のコマにはスカイツリーが背景にあるってことは、マップに銭湯も多いしきっと下町なんだろうな。 と、いろんな背景が見えてくる。 それだけでいい漫画だなー。いい読切!アンバーハニー 大北真潤starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。吸血鬼と魔女 学校で馴染めない2人の話空は飛べないけれど、 南文夏ななし自称・魔女の女の子の正体がいったい何なのか、ずっとジリジリしながら読んでた。 クライマックスで、男の子が自分の能力を前向きなことに使えたおかげで、すごく救いのあるお話になっているのが良いなあと思う。 優しい絵柄で、暗いムードのお話を描いてるところが雰囲気出してて好き。 https://comic-days.com/episode/10834108156758565487 【読切掲載: モーニング2020年11号】 インセプション(映画)の元ネタ?ペット リマスター・エディション 三宅乱丈名無しAmazonPrime会員向けのアニメ公開もあったがまだまだ認知度が作品の質に追いついていない名作。「イムリ」「ぶっせん」の三宅乱丈が人間の心の中にせまる。 いとうせいこう「解体屋外伝」は洗脳集団と洗脳外しの対決だったが、それのマンガ化といえる。映画「インセプション」はこの漫画の影響下なのではと思ったが、三作とも「ニューロマンサー」の系譜であるという意味では、どこがオリジナルであるかという推測は無意味かもしれない。精神を「ゴースト」と呼ぶ押井守作品ではプログラミングに例えて可視化した世界を、「山」と「谷」という概念で表現しきったところはマンガ史におけるアポックだったのではないだろうか?女傑(アマゾネス)編集長は理想の上司!ようこそ! アマゾネス☆ポケット編集部へ ジェントルメン中村名無し豪談社、アマゾネス☆ポケット編集部の新人白柳紀乃子は、一人前の編集者(ハンター)となるべく、女傑(アマゾネス)と呼ばれる編集長の元で四苦八苦の毎日。 ベテラン作家への執筆オファー、新人賞の選考、トークイベント、校閲、取材の同行などなど、戸惑うことも多いけど、いつも編集長の機転の利いたフォローで日々成長です。 星野源の偽物のような歌手が出てきたり、ライバル誌とのバトルやラブロマンスまで…濃すぎて胸焼けがしそうだけど“プロ”の仕事ってこうでなくっちゃな。猫かわい〜!で最後…なぜ…この物語でネコに危害はいっさい加えておりません。 羽生生純nyae羽生生先生の新連載、まさかただの可愛いネコチャン漫画だとは思ってませんでしたが… え、ちょっと、最後のそれ…どういうこと… 待て、次号! 飯漫画って読むとお腹…喧嘩ラーメン 土山しげる野愛飯漫画って読むとお腹が空いてくるのに、土山しげる先生の飯漫画はお腹がいっぱいになる。 ラーメンとヤンキーと喧嘩と女とバトルとなんかもう面白いものとりあえず全部乗せたみたいなスタイル最高です。 飯漫画にエロシーンが挟まるのは許せない派ですが、これは全部乗せなのでOKです。というか面白いからなんでもいいんです。 元気がないときにぜひ読んでみてほしい、なんかもうどうでもよくなるくらい最高だから!! あと、豚骨ラーメンへ抵抗感を見せる客の描写に時代を感じる…。 もしかして喧嘩ラーメンは豚骨ラーメンを広めたエポックメイキング的な漫画なのでは。たぶん違うと思うけど。今読んで!!エマージング 外薗昌也やむちゃ新型肺炎が拡散し始めて、皆さん不安な中お過ごしかと思いますが、この状況でエマージング読むとすっごく怖いので読んでください。 不安を煽るわけじゃないんですがパンデミックで伝染病が広まった時のパニックって動物的な本能からくる恐怖ですからどうしようもないですね。 私の中ではとても良いラストだったのでそこも含めて今オススメしたい。ケモケモしくてピュアなゆるふわ怪獣、一太朗がとにかく可愛い赤点のかいじゅう 祖川初樹名無しど田舎の村の隣に高くそびえ立つ科学研究所。そこに住むのは、科学者の零丸。零丸は危険で非実用的な実験しかできないため、村八分にされてしまう。その恨みから村を征服する兵器として、怪獣の一太朗を生み出した。 とにかく力だけは強くて壁でもなんでもすぐ破壊しちゃう一太朗。 ただの怪力の怪獣にしたくなくて、零丸は日々一太朗に知能テストを受けさせるだけど、破壊か爆発オチでうまくいかない。 毎日テストで0点ばかりでご飯抜きと怒られるけれど、零丸のことをパパと慕い、2人で一緒に遊んで暮らせれば、一太朗は幸せ。 兵器として賢くなってほしい一方、ピュアな一太朗にいまいち甘くなってしまう零丸も微笑ましい。 正統派のスタイリッシュ和風SF!峠鬼 鶴淵けんじANAGUMAまだ神さまが人とともに暮らしていた倭の国で、道士・役小角とその弟子ふたり組がさまざまな神さまと人智を超えた交流をしていく…というのが大筋のコンセプト。 草木の香りが匂い立つような、現世とはおよそ異なる濃密な大気を湛えた世界が高密度の筆致で閉じ込められています。 無駄のない、整理された描線でこのエキゾチックな空気感が生み出されていくギャップがたまらなくて…。表紙の題字なんかからも分かると思うんですが、超・オシャレなんですよ!スタイリッシュ! 物語の構成も王道の和モノファンタジーの妙味をおさえながら、随所で変化球が飛んでくるのが飽きさせません。 僕が一番気に入ったのが「神さま」の捉え方が、ほとんどSFをそのままぶっ込んだかのような自由さにあふれていることです。デザインも素敵。 起きる超常現象の演出も毎話ケレン味が効いているので、こういうジャンルに親しんでる方でも新鮮に楽しめるんじゃないかと思います。 とりわけ2巻分通してキマる物語のギミックは超テクニカル、和風SFココにあり! 続刊が待ち遠しい作品です。これぞ大友克洋!AKIRA 大友克洋Pこれぞ大友克洋!というモノに触れられます。大人から子供まで、まだ読んだコトのない人はオススメです。SFアクション好きにはたまらない一作です。表紙ぐろいけど発症区 いとまんやむちゃ能力に目覚めた俺が拉致・活躍(?)する話 なんかタイムリーな漫画ないかなぁと思ってタイトルで選んだんだけどなかなか面白い。 表紙がいかにもグロい絵です!って感じなんだけど読んでみるとそうでもない、むしろこれはギャグか…?って思うようなカジュアル感のある絵で読みやすいかも。 『最強』が出てくる格闘漫画好きならまず間違いないとおせんぼう 野部優美名無し※ネタバレを含むクチコミです。あの小山ゆう先生の新作‼颯汰の国 小山ゆうネギゾー「お~い!竜馬」で有名な小山ゆう先生の江戸時代・コミック。作画の美しさとストーリー展開のドキドキ感は相変わらずです。この先が読みたくて仕方ない。主人公の佐々木颯汰のキャラクターも天才的。<<460461462463464>>
戦争を知らなくて、同じ女性とゆう立場で読むと胸が苦しくなる。苦しくなるとゆう言葉も合っていないのかもしれませんが。 この時代を生きた人たちは、否が応でも上の人の命令に従わなければならない。 今の時代がどれだけ恵まれているのか、今生きていることの奇跡など、色んなことを感じ考えさせてくれる。そして知っておくことなんだと思います。 #1巻応援