青年マンガの感想・レビュー15405件<<459460461462463>>弘兼憲史短編集4 朝の陽光の中で弘兼憲史短編集 弘兼憲史starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男弘兼憲史短編集の中で一番好きな巻だ。 弘兼憲史の描く時代劇はどれも面白くて好きなのだが、特に好きなのは「こんにゃく侍騒動記」と「竹光武士道」だな これに掲載されているのはビッグコミック賞での準佳作や佳作の時の漫画もあり弘兼憲史という偉大な漫画家の初期作品を知るにはちょうどいい短編集だと思います。 「江戸火消物語」は面白いがビッグコミック賞の準佳作と言う扱いだったので気になって調べたら同じ時に谷口ジローと一ノ関圭がいた...付き合い始めてからの…かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂アカ大トロ付き合い始めてからのほうがなんだか初々しいですね、、 会長とかぐやのカップルはずっと眺めていられます。絵がかわいいからどん…見える子ちゃん 泉朝樹aico絵がかわいいからどんな話かと思えばホラー!! ひさしぶりに漫画でホラー読みました。ホラーにしては女子にも読みやすい漫画かと!『今宵、妻が。』個人的な各巻での好きな話まとめ今宵、妻が。 佐野タカシ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 「謎の彼女X」の植芝理一新連載 不思議なラブコメ大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック 植芝理一名無し※ネタバレを含むクチコミです。孤島に集まった7人と未解決連続殺人事件十角館の殺人 清原紘 綾辻行人エリザベス※ネタバレを含むクチコミです。「生ポのポエムさん」が遺した本格ホラー短編葬式ごっこ 吠夢starstarstarstarstarウマタロ2018年に逝去された怪奇漫画家・吠夢先生が遺した本格ホラー短編集。どの作品も手が込んでいて、普通のホラー漫画では終わらせないという気概を感じた。これほどホラー向きの絵が描けて、人間心理にも通じていたとは。生前に報われてほしかった。 絶対連載してほしい!喫茶ホームズ 幾田羊名無しえっ、これ連載じゃないの…?とショックを受けるほど面白かった。そもそも設定がツボ。 コミュ障なのに観察力だけは異常に高いキャラ、定番だけど好き……。注目されて石になっちゃうところ可愛かった。安定の思い出食堂シリーズおおきに!喫茶メモリーズ 治島カロstarstarstarstarstarひさぴよ大阪庶民の食と恋のロマンスを絡めたハートフルストーリー。思い出食堂シリーズらしい抜群の安定感があり安心して読めます。 主人公・平野くんは東京から大阪へ転勤したばかりで、大阪について右も左もわからない状態。そんな青年に対して地元の人達があれこれお節介を焼いて、浪速のソウルフード情報を叩き込んでいくのです。 平野くんの性格が、今どき珍しいほどマジメで素直なのがイイです。純粋に応援したい気持ちにさせられます。 食マンガ部分だけでなく、ストーリー漫画としてもまとまっており、ラストまで良いマンガでした。めちゃくちゃリアルなマンガワンコそばにいる 路田行じゃこはじめにお試しで1話を読み始めた時はシュールギャグなのかな?肌に合わないかもな? と思ったけど、 どっこい!! 1話の最後にどんでん返し。 引きが気になって単行本を買った! そして読み終わったら読む前と印象が全然変わった。 ツイッターマンガ風に内容を説明すると 「独り身OL(咲山さん)が仕事から帰ると見た目は人間、中身は犬のシロさん(住田君大学生)がガラスをブチ破って不法侵入していた話」 っとまあ突飛で大ウソぶっこいた設定なんですが人物描写に全然ウソがないんですよね。 まず上の様な状態なのにもしかしたら人間と見間違えてるだけで本当は犬なのかもしれないと何度も信じそうになるし、さらにはそんなヤツをそのまま家に泊める!というなんともぼんやりした人、もとい頭のネジが飛んでいるOLの咲山さんのモノローグが2話のあたまにあるんですが、 そこで彼女は自分自身の事を「満足の上手い人間」と評してるんですよね。 物事への関心がふわふわと薄く、自分で何かを決める事が苦手で、恋人がいない事を同僚に陰口を言われてるのを聞くまで何とも思っていなかったような性格を「満足の上手い人間」と表しているんですけど、確かに周りからはぼんやりしてるようでも自分の頭ではちゃんと考えてるよなと。 確かにこんな人間っているよなって思ったんですよね。 住田君もよく言えばフットワークが軽く、溺れてる犬を助けようとするような良い子。悪く言えば何も考えていない薄っぺらいな、だけどどこか憎めない子なんですけどこんな大学生いるよな〜って。 キャラクターが記号として存在してるじゃなくてちゃんと生きてるんですよね。 それぞれがどこか抜けていたり、悩みを持っていたりと本当リアルなマンガだなと感じました。 まあそんな事は抜きにしてもめちゃくちゃ面白いんですけどね!! 咲山さんヤバいし!シロさんも住田君もかわいいし!お隣さん不憫だし!吹き出し外のローマ字ツッコミおもしろいし! 私はただ生きてるだけで人生の楽しみを探そうともせず灰色な毎日を過ごしていたのにドタバタラブコメに巻き込まれしまう良い人なお隣さんの瀬野さんに感情移入しまくってるので 瀬野さんが幸せになってくれるといいなと願ってます!! 救われるアキレア降る世界で 相澤いくえstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)推しとアイドルと僕と僕の世界と。 12pとは思えないほど密度がある。 彼の目を通した彼女がいる景色にはいつも花びらが舞ってるけど、最後に同じ地平に引き上げられ光が差すので救われた気がした。 途中、時間経過や場所移動を表すコマ間に小さい花があってかわいい。お酒が飲めない人でも楽しめます夏子の酒 尾瀬あきら名無しドラマ化もされた今から20年以上も前の作品。日本酒造りの工程や酒蔵のしきたりなど、酒造りについて学べて面白いです。 夏子の酒の主人公の佐伯夏子は、東京で就職して働いていたのですが、実家の酒造で働いていた兄が亡くなってしまったことをきっかけに実家に戻ることから始まります。最初はお酒に対する知識も豊富ではないのですが、様々な出来事を通して経験を積み成長していくという姿が魅力的でした。 お酒について今まで知らなかったようなことを沢山知ることができますので、お酒について学びたいというような方にとっては役に立つはずです。 もちろん普段、あまりお酒を飲まない人でも十分楽しめる内容なので、たくさんの人にオススメしたい漫画です。 ちなみに「和久井映見」主演でドラマ化され私は再放送でドラマを見ましたが、原作との違いは少しありますがこちらも見て損はなかったです。あと「奈津の蔵」というタイトルで続編があるので、続きが読みたい人はそちらもぜひ。アフタヌーン初の完全電子配信作品ミズサキマキ 水惑星再開発推進機構 吉本ゆーすけstarstarstarstarstarひさぴよ2013年頃にアフタヌーンで連載していたSF作品。書誌情報で知りましたが、記念すべきアフタヌーン初の完全電子配信になった作品なんですね。 地球外生物×公務員の仕事マンガということで、同じくアフタヌーンで連載していたベントラーベントラー(2008〜2010年)に近い雰囲気でしたが、主人公がガサツ女子とアンドロイド女子のバディもの。タイトルのネーミングセンスとかも良かったし、もう少し時代が違えば、もしかしたらヒットしたのでは?と思ってしまう。 日本の崩壊を通して描かれる人間ドラマ日本沈没 一色登希彦 小松左京名無し本作は、小松左京のベストセラー小説「日本沈没」を2006年に漫画化した作品です。原作との相違点はいくつかありますが、日本列島の沈没や崩壊を通して描かれる人間ドラマは原作と変わらない重厚さがあります。日本列島が沈没し、崩壊するという荒唐無稽な設定を成立させるだけの説明が作中できちんとされているため、強い説得力があり、ぐいぐいと引き込まれていきます。自分の居場所が失われていく、自分の居場所が崩壊していくという誰しもに響く普遍的なテーマを取り扱った超大作です。伝説の料理人が潰れか…食キング 土山しげる野愛伝説の料理人が潰れかけた飲食店を超剛腕で建て直していくストーリー…ではありますが想像する5000兆倍むちゃくちゃです。 ザ・シェフが死ぬほど丁寧で優しく感じられるほどに無茶しか言いません。 ひたすら料理を作らせたり雑用させたりなんてことはしてくれません。卓球させられたりお相撲さんマッサージさせられたりゲーセンのダンスゲームやらされたりサーカス団入れられたり…しかも質問するなって言うし。ご無体な。 でも腹を括った料理人達はちゃんと修行した後、料理人として大切なことを取り戻し、あの修行にはこんな意味があったのか!と気づくんですね。SP(察しポイント)が皆さんお高い。 こんなむちゃくちゃなのに圧倒的なパワーとスピード感と謎の説得力に殴られながら夢中で読み進めてしまい、超大盛りのこってりラーメン食べちゃった…みたいな頭の先からつま先まで満たされた気持ちになるのです。 土山しげる先生すげえや静かで美しい漫画ルーヴルの猫 松本大洋名無し舞台はフランスのパリ、ルーヴル美術館。猫視点で物語が進行していきます。美術館に棲みついた猫ちゃんたちが愛嬌もあってとても可愛らしい。絵本のようなファンタジーさと、絵画のように芸術的な雰囲気があり、そうしたヴィジュアルと漫画チックな部分とのギャップが楽しめる作品だと感じます。 実写化しましたね! …ホームルーム 千代aico実写化しましたね! キャラが壊れすぎてて怖いのにおもしろく読める話。度が過ぎるとキモいはウケるに変わるのかとwこういうの読まないけど新しい上司はど天然 いちかわ暖名無し全国書店員が選んだ…に入っていたので読みました。 天然ボケを次々連発させる感じいいですね。まさにド天然。 そして登場人物全員イケメンなあたりがやはりBLくさいですね。止まらないザ・ファブル 南勝久名無し主人公が無敵で良いやつなので、安心して読める。 主人公周りのキャラが面白すぎる。 岩登り漫画の元祖〜取り憑かれる子供達オンサイト! 尾瀬あきらあうしぃ@カワイイマンガオリンピックを目前にして、ボルダリング漫画が幾つか連載されているが、皆さんは、ボルダリングとフリークライミング、ごっちゃになっていないだろうか? まず、岩壁を登るものの総称として「ロッククライミング」がある。 ロッククライミングは、岩に器具を打ち込み、縄ばしごやロープを使って登る「人工登攀」と、最低限の安全確保のロープのみで、壁面に足場を見つけて身体能力で登る「フリークライミング」に分けられる。 フリークライミングの中でも、安全ロープすら使わず、3〜5メートルの低い壁を攻略するのが「ボルダリング」。10〜20メートルの高い壁を、安全ロープを持つ人と二人で挑む「ルートクライミング」より始めやすい。 (ルートクライミングの中でも難易度の高い種目が「リード」で、ボルダリング、リードに「スピード」を加えたのが、オリンピック競技のスポーツクライミング) 人工壁を登る大会の様子はTVで目にするが、あの選手達はしばしば、自然の岩壁にも挑戦する。決して安全ではない、人間を拒む険しい自然に、目を輝かせて挑戦してしまう彼らの初期衝動を描いたのが、この『オンサイト!』という作品だ。 ★★★★★ 増水した川から絶望した少女を助け出す為、少年は急な崖を、少女を背負って登る。命懸けの登攀に成功した少年は、その時から、岩登りに取り憑かれる。そして彼の背で、共に登った少女もまた……。 ★★★★★ 少年は二度、三度と同じ壁を登ろうとするが、上手くいかず、危険な目に遭う。自然の厳しさを知って尚、岩に惹かれる彼を、少女はフリークライミング講習に誘う。そこで面白さに嵌った二人は、のめり込んでいく。 体力では断然有利な少年だが、クライミングのセンスは少女の方が上で、互いは競うように日々、研鑽を積む。 彼らの前には両親の不和、在日韓国人の微妙な問題といった重苦しさが現れる。しかし彼らはそれを忘れるように、クライミングに打ち込む。その様は切ないのだが、面倒な人間のドラマに立ち向かうのではなく、逃げるように別の事に夢中になることで、彼らは却って人として成長する。特に生気のなかった少女の前向きな変貌は、見ていて楽しい。 弱々しい子供がある時、何かに魅入られ、そこから一つ一つ積み上げるうちに、いつの間にか大きな世界を見据えるようになる。そんな成長譚として、震える物語だ。 『のぼる小寺さん』の10年前、2005年のこの作品は、フリークライミングの全体像と、競技に魅入られる選手のマインドに触れられる感動作。最近の「ボルダリング女子漫画」の原点として、比較してみても面白いかもしれない。感動花田少年史 一色まこと名無し事故によって突然幽霊が見えるようになってしまった少年の少し不思議な人情ばなし。 花田少年は幽霊にいろいろとお願いをされては奔走し、まわりの人々の力を借りて力になってあげようと頑張ります。 もちろん周りの人たちには幽霊は見えていないのですが、それでも悪ガキの花田少年を助けてくれるところに何とも言えない温かさを感じます。 時代設定は60年代くらいでしょうか。今や時代遅れの家族像なのかもしれませんが、昭和を生きた人間にとっては、古き良き家庭を思い出せる数少ない作品で、いまの人が読んでも感動できるマンガだと思います。 パティシエの華麗な副業…?ピースオブケーキ 植山紘名無し※ネタバレを含むクチコミです。 偏屈な兄と生真面目な妹の歯科医一家ドラマほたる 真夜中の歯科医 高田靖彦starstarstarstarstarウマタロ歯科医というかなりニッチな題材だが、非常におもしろかった。 専門的な説明もわかりやすく、何より一人ひとり患者たちとの人間ドラマがしっかり描かれている。 歯科医を営む兄妹の性格は正反対ながら、上手く役割分担できていてるし、物語のバランスがとても良い。 主人公の生い立ちには「野球」が深く関わっていて、大の野球ファン。しょっちゅう野球ネタが出てくるおかげで、お堅い仕事マンガという感じはしなかった。 兄と妹、家族との関係性も見どころ。 とにかく良いマンガだと思うのだが、続きは出ていないのが残念だ。 とはいえ①巻のお話としては綺麗に終わっているので、続刊は気にせずに読んで問題ないと思う。ドラマ化!! 亡くな…パパがも一度恋をした 阿部潤猫あるくドラマ化!! 亡くなった人が他の人になって生き返るって設定は良くありますが、最愛の妻がハゲおっさんになって返ってくるってこういう設定の中でもかなりのハードコースじゃないかと笑 インパクトが強くて難しい設定だけれど、ただの出落ちギャグ漫画ではなく、ちゃんと切なさや家族の温かさもしっかり描き込まれているし、おっさん×おっさんなのにほんわりラブストーリーも成立させているので上手過ぎるとしか言いようがない!阿部潤先生の絵もすごく好きだし、ドラマ版を見る前に一読することおすすめします。<<459460461462463>>
弘兼憲史短編集の中で一番好きな巻だ。 弘兼憲史の描く時代劇はどれも面白くて好きなのだが、特に好きなのは「こんにゃく侍騒動記」と「竹光武士道」だな これに掲載されているのはビッグコミック賞での準佳作や佳作の時の漫画もあり弘兼憲史という偉大な漫画家の初期作品を知るにはちょうどいい短編集だと思います。 「江戸火消物語」は面白いがビッグコミック賞の準佳作と言う扱いだったので気になって調べたら同じ時に谷口ジローと一ノ関圭がいた...