どうりでロゴが素敵なわけだ
今回、サクラクエストの装丁でお世話になった内古閑智之様(CHP様)@uchikogaにタイトルロゴ等をデザインしていただいたそうです。担当さんからそれを聞いたとき「なんて贅沢なことを…読切なのに」と恐縮しました💦ハチャメチャ素敵なデザインにしていただいたのでそちらも見てください~😊
— 古日向いろは@石神戦記 (@iroha_kohinata) February 17, 2020
漫画アクション2020年4号の読切『自販機』ではたった8pで、自販機を軸に少女の半生とかけがえのない友人を描いた一方で、2020年5号では、アラサーらしきOLが引っ越してきた知らない街で吸い込まれるように銭湯に入ってじっくり味わうという振り幅のある読切『寄道銭湯』を描いている。
どちらの読切でも、人や建築物の歴史、時間の流れ、背景を感じとれてとてもいい。
アラサーっぽく見える落ち着いた女性。遅くまで仕事だったのか23時過ぎに銭湯に来た。
銭湯に入ったのは惹かれたのもあるだろうが、引っ越したてだしもう遅い時間だし帰ってから荷解きしてお風呂グッズを出す煩雑さも手伝ってのことだろう。
銭湯とともに時を止めてしまったかのような番台のお婆さん。
ロッカーには、着ていた服をきちんと畳んで入れる几帳面なタイプだと分かる。
急な引っ越しだったっぽいのは、仕事の都合なのか、同棲相手との別れなのか、どこか晴れやかな顔にも見える。
髪が半乾きで帰れるってことは家も近いんだろうな。
最後のコマにはスカイツリーが背景にあるってことは、マップに銭湯も多いしきっと下町なんだろうな。
と、いろんな背景が見えてくる。
それだけでいい漫画だなー。
夜の寒さを一人抱える帰路、時にはこんな寄り道も…?(漫画アクション2020年5号)