青年マンガの感想・レビュー15403件<<452453454455456>>70年代の日常チュウチュウカナッコ あらいあきなかやまいかにも青林工藝舎さんっぽい良作 自分はこの空気感が好きで次の作品も含めて定期に読み返しています。 舞台は70年代ということで自分は影も形もなかったわけですが、作風とその時代のゴジョゴジョっとした感じが合っていると「思い」ます。 ストーリーに派手な動きがあるわけではないのですが、各話でのキャラクターの掛け合いが引き込まれます。 基本的に『静』の主人公 カナエカナコ 、『動』な福々軒の店長や常連たち 動な面々が話を動かし、静のカナコが止める ある種の形式美的なテンポがクスッとさせてくれます。 作者さんの続刊が無いなぁと思って調べてみたら、劇団員がメインの方だと知って、納得しました。 もう少し他の作品も読みたい作家さんの一人です反現代野球 〜神様、仏様、渡久地様〜ONE OUTS 甲斐谷忍影絵が趣味甲斐谷忍の『ONE OUTS』といえば、正統派の野球マンガからはちょっと離れた洒落っ気のある野球マンガと思われがちですが、じっさい『ONE OUTS』ほど反現代的で泥臭い野球マンガはないでしょう。 NPBのシーズン最多勝記録は42勝で稲尾和久の手にありますが、42勝ですよ、バカなんですか。いまの野球では考えられない。当時は力のあるピッチャーが平気で連投していたんですね。まあ、連投だけなら無理をすれば誰にでもできますけど、連投しながら尚且つチームを勝利に導くとなるとはなしは変わってくる。ある年の日本シリーズにいたっては7試合中6試合に登板、そのうちの4試合で完投し、優勝をもぎとっています。そのときの新聞の見出しには「神様、仏様、稲尾様」と載ったのだとか。 稲尾はシーズン42勝の記録と同じ年に、シーズン与20敬遠という不名誉な記録も持っていて、これまたNPBの最多記録となっている。これらの記録からみえてくるのは、流しどころ、抑えどころをよく知っているということ、つまりは効率のよい勝ち方を知っているということだと思います。 まあ、何というか、連投、勝つ、敬遠、これだけでも渡久地とよく似ている感じがしてきましたけど、稲尾はさらに制球が非常に優れたピッチャーとしても知られている。球速は平凡で、変化球はスライダーとシュート、スライダーが決め球だと周りに吹聴していながら、本当の決め球はシュートのほうだったという食わせ者でもあります。 ほかにも、ささやき投法や、目の細さを利用したポーカーフェイスだったり、投げる直前で握りを変えたり、あらゆる要素を掛け合わせて勝ち星を取りにいく。ピッチャーとして非凡な能力を持っていたのはもちろんですけども、さらにそれに加えて一級の勝負師でもあった。それ故に無茶な連投しながらの42勝があるのでしょう。 マンガの世界の夢の投手だと思っていた渡久地のような選手が、じつは野蛮だったといわれる昔の野球に実在していたのは何とも面白おかしなはなしではありませんか。女流棋士として普通なのが、むしろ良い永世乙女の戦い方 くずしろ 香川愛生女流三段六文銭同著者の作品「千早さんはそのままでいい」が好きで、将棋マンガも好きだったので、ある種流れで読んでしまったが、いい作品に出会えた。 女流棋士を題材にした作品だが、特に気に入ったのが、主人公がその業界ではいたって「普通」な感じなところ。 もちろん主人公になるくらいなので、ある種センスみたいなものはあるようだが、神童だったとか、業界から一目おかれるズバ抜けた才能があるとかない。 なんなら奨励会に通う年下に、ハンデをもらうくらいだ。 伝聞推定だが、将棋界とは、幼少の頃から化け物みたいな強さでしかプロにはなれないし、ゆくゆく生き残っていくにはそれ以上でないと厳しいと聞いているなかで、主人公の能力はいたって平均値(ちょっと強い?)くらいの印象しかない。 ずっと続けていくのかも不明だ。 ただ、将棋を教えてくれた憧れの女流棋士と指したい、その一心のみで指している。 この普通なのが、なんとも良いんです。 将棋よく知らない一般人と目線が揃うというか、特に女流はぬるま湯とか腰抜けとか、この普通さに女流の現実を切り込んできちゃうのもいい。 そんな主人公の香が、これからどう化けていくのか、そのきっかけは何なのか、将棋界における女流の現実と、どう立ち向かうのか? 色々、今後が楽しみな作品です。インポッシブルの爆笑コントが漫画に! #読切応援農家 藤井おでこ インポッシブル名無しコミックビームに掲載された企画、吉本芸人×漫画家! アメトークこち亀芸人にも出てたり、ものすごい濃くてパッションの強いネタをやる人気お笑いコンビ「インポッシブル」のコントを、『幼女社長』の「藤井おでこ」がコミカライズ! ある日、農家が仕事をしよう田んぼに行くと、そこにはミステリーサークルが! 周囲を見渡すとまだ稲を人力で倒す犯人がいて問いただそうとすると・・・本物の宇宙人!? 原作がコントとは思えないほど完成された読切! 漫画的な表現力の素晴らしさはもちろん、めくりで現れるボケなど読み味のテンポの良さが気持ちいい。 大ゴマの使い所も最高! 元ネタの動画を見ると、本人らの強さを上手く漫画に落とし込んでるという印象を受ける。 違う視点から見れて楽しかった。 漫画もコントも好き! コント動画→https://youtu.be/BLIqN9yUSQY ↓ヤングキング7号の同企画も面白かった! https://manba.co.jp/boards/116656 https://manba.co.jp/boards/116657 https://manba.co.jp/boards/116658 https://manba.co.jp/boards/116659 男子高校生のコントのコミカライズ、そして連載へ… #読切応援いぬ ザ・シーツ 河尻みつる名無しヤングキングに掲載された企画、吉本芸人×漫画家! 最近、頭角を表し始めている若手お笑いコンビ「ザ・シーツ」のコントを、BL作家である「河尻みつる」がコミカライズ! 孤高のイケメン男子高校生・瀬尾くんと、散歩中に犬を逃してしまった普段からぼっちでマイペースな北中くん。 犬に話しかける瀬尾を見てしまった北中は・・? 元ネタの動画見ると本人らの再現度高くてびっくり、というか再現以上に美しくなってるし可愛くなってるしで笑った! 漫画内での二人の関係性がめっちゃかわいくて尊い。 ずっと見てられる。さすがBL作家さん! ていうかこの漫画、ヤングキング4/13発売の9号から連載化ってマジ!? 超楽しみ!! 単行本出たら絶対買う!! コント動画→https://youtu.be/DR28yHow0SY 同企画の他の漫画も面白い! https://manba.co.jp/boards/116656 https://manba.co.jp/boards/116657 https://manba.co.jp/boards/116658 ↓コミックビーム4月号 https://manba.co.jp/boards/116729インパクト強のコントのコミカライズ #読切応援妖怪退治 とんだばやしロンゲ いぬ名無しヤングキングに掲載された企画、吉本芸人×漫画家! 気になる見た目とシュールで癖になるコントを見せるお笑いコンビ「いぬ」のコントを原作に、とんだばやしロンゲがコミカライズ! 妖怪退治士タイジが、妖怪「女金太郎」を発見し退治しようとするが、あまりに強力でやられるかと思いきや間一髪で事態を救う手立てを発見し・・。 とんでもなくアクの強いコミカライズになってます! 明らかに漫画でしかできない表現を狙ってやっているようでかなりぶっ飛んでて良かったです。 と思いきや、読ませ方は違うけど内容的には意外にも元ネタのコント通りなんかい! そして元ネタの二人の絵面が面白い! 背が低めの男性同士のコンビだったんですね! コント動画→https://youtu.be/mZIFEVHAPH4 本人らのyoutubeもシュールで面白かった!笑 https://www.youtube.com/channel/UCfHb-TwN3c_d9A3pFfwhk6g 同企画の他の漫画も面白い。 https://manba.co.jp/boards/116656 https://manba.co.jp/boards/116657 https://manba.co.jp/boards/116659 ↓コミックビーム4月号 https://manba.co.jp/boards/116729インポッシブルのコントを藤井おでこがコミカライズ‼農家 藤井おでこ インポッシブル名無し面白いんだけどこれ本当にコントなの…!? 元ネタの映像とかあれば見てみたい! この急速に後半が伸びるところめっちゃいい。 デスゲーム風のコントをコミカライズした漫画 #読切応援脱出ゲーム サレンダー橋本 そいつどいつ名無しヤングキングに掲載された企画、吉本芸人×漫画家! 新世代のコント芸人として最近注目を集めているお笑いコンビ「そいつどいつ」のコントを、『働かざる者たち』『明日クビになりそう』のサレンダー橋本が漫画化! 目を覚ますと見知らぬガラス張りの密室。 いかにもそれらしい見た目のゲームマスターが脱出の手段を説明し、10分以内にクリアしなければ部屋が水没するという。 謎をすべて解き、分かった3ケタの数字を打ち込むと脱出できるが、挑戦者はスタート直後から奇怪な行動に出始める・・! めっちゃ笑った! 漫画見て笑って動画でまた笑った! 変態かつ哀愁のただよういい設定! コント動画→https://youtu.be/1zlmum745ZM 同企画の他の漫画も面白い。 https://manba.co.jp/boards/116656 https://manba.co.jp/boards/116658 https://manba.co.jp/boards/116659 ↓コミックビーム4月号 https://manba.co.jp/boards/116729新しい形の宗教漫画アマゾネス・キス 意志強ナツ子名無し魔術師Aのときから注目していたが、長編になるとこうなるのかと驚いた。2巻以降も期待。掛け合いが面白いコントのコミカライズ #読切応援席替え部 大江しんいちろう GAG名無しヤングキングに掲載された企画、吉本芸人×漫画家! キングオブコントのファイナリストでもあるGAGのネタ「席替え部」を原作に大江しんいちろうがコミカライズした読切漫画になっている。 月に一度ある学校全クラスの席替えの配置を決めるクラブ、その名も「席替え部」。 そこに新たに入りたいと言う宮戸くんにキャプテンである福井、部員の坂本が目の前で席替え部の実力を華麗に披露していく。 席の位置を決めるにも、生徒の個性をよく捉えて活かす方向で決めていくが・・。 コントが元になってるとはいえ、漫画ならではの表現がとても多く見応えがある読切だった。 オチも切れ味が良かった。 他に載っていた読切には動画へのリンクがあったがこの作品だけないのでいつかどこかでこのネタも見てみたい。 他のコントを見たけど、どれも面白い! https://www.youtube.com/channel/UC86HV120cA75U_qO8hg-TNg 同時に載った他の作品も面白い。 https://manba.co.jp/boards/116657 https://manba.co.jp/boards/116658 https://manba.co.jp/boards/116659 ↓コミックビーム4月号 https://manba.co.jp/boards/116729 2年前の読切だけどまた読みたい #読切応援未織と山神様 とこみちstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。還らざる時ホテルポパン 有間しのぶナベテツ心に傷を受け、膝を抱えてうずくまっていた少年の記憶。何に涙していたのかもう思い出せないけれど、悲しみが胸にあったことは覚えている。泣いたり叫んだり、衝動を抑えないでいられた日々を、ふと思い出した作品でした。 少年が少年でいられない日々から、少年に戻ることを許された場所〈ホテル・ポパン〉に辿り着くところから物語は始まります。そこで出会ったのは、時計を止めてしまった幽霊のような美女。彼女もまた、辛い過去を抱えたまま、大人になることを拒んでいました。 倒産寸前からホテルは再生し、またホテルで働く人々も、それぞれの抱えた過去から解放されて行きます。 有間先生の作品はこのマンガが初めてだったのですが、出会えて良かったタイトルでした。可愛い話かと思ったら…愛しています、キョーコさん。 藤村緋二 のざわたけし名無し全然可愛い話じゃない!むしろ怖い! でも続きが気になる やさしくなりたい東京都北区赤羽 清野とおる野愛赤羽に住みたい。アクセスいいし居酒屋たくさんあるし公園あるしユニクロあるし最近綺麗な団地できてるし住みたい。 という表面的な赤羽ではなく、より赤羽のディープでホットなところを目指して突き進んでいく清野先生が素敵です。 やべえ奴とかやべえスポットに出くわしたときに楽しめるのがまず凄い。さらに踏み込んで相手の懐に飛び込み、その人の人生や歴史を紐解いていく。凄い。 漫画家だから取材みたいな感じなのかな?とも思うけど、清野先生の人柄なんだろうな…そりゃ壇蜜も惚れるわ… ジョージさんや赤い老人はかっこいいし、ペイティさんは可愛い。ちからのご夫妻のエピソードはなんやかんやで愛に満ちている。 笑いながら読んだ後、心の中にやさしくなりたいが流れます。なんか妙にあったかい気持ちになるんだなあ。 ほんとはペイティさんの曲が流れるといいんだけど聴いたことないからな子供が切り盛りする食卓は失敗も楽しい!笑とお兄ちゃんのなりゆきごはん 池田さとみあうしぃ@カワイイマンガ【「ごはん日和」作品ピックアップ②】 例えば『舞妓さんちのまかないさん』や『茄子』のロケカレー飯などの食卓を切り盛りする漫画、ワクワクします。その時の条件から食べる人の気持ちまで考えて献立→調達→調理をこなす手際に、見惚れてしまいます。 そんな切り盛りも毎日になれば、色々失敗や、イレギュラーもありますよね?『笑とお兄ちゃんのなりゆきごはん』は、家族の食卓を切り盛りする子供達が、日々起こる様々な不測の事態を「なりゆきで」やりくりしていく、愉快で温かなコメディです。 ※※※※※ よくもまあ、こんなにイレギュラーが起こるもんだ……でも割とこんなもんですよね? 例えば漬かり過ぎたぬか漬け大量発見!とか、買い物間違え、大量の煮物が集まってくる、など……確かにあるあるですが、それを何とかするのは、中学生の兄と小学生の妹。 実は母親を数年前に亡くしているのですが、彼らは母の残したレシピを基に、様々なアレンジで日々の出来事に対処します。でも彼らはいつも楽しげで、悲壮感はありません。 凄く美味しそう、というメニューばかりではないけれども、これあり?……ありかも!という発見があちこちに。代替レシピや保存食など、実際に使えそうなネタも多い。 中学生離れした兄の料理知識の上で、妹が打率三割位の素っ頓狂なアレンジをかましてくるのも微笑ましいです。 上手くいったら美味さを堪能し、失敗してもこりゃ駄目だ、と笑い話にする明るさにホッとします。日々の食卓を切り盛りする方の、心を軽くしてくれる一冊ではないでしょうか? ----- 【「ごはん日和」作品ピックアップ】として、以下の作品を取り上げています。 ①14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。 ② 笑とお兄ちゃんのなりゆきごはん ③ 午前4時の白パン 【描き下ろし漫画付】異能系バトル好きにお勧め!おとぎ奉り《新装版》 井上淳哉名無し少年少女(一部大人もいますが)が、超能力的なもので妖怪とドンパチするお話です。ドンパチの合間にギャグありラブコメありでバトル一辺倒でもないところもGOOD。出てくるヒロインはみんな可愛いし、主要登場キャラが全てカッコよく描かれているので、こういう絵の雰囲気や世界観が好きな人であればおすすめです。 一度は読んどくべき漫画岳 石塚真一名無し読んだ気になっていて読んでなかった漫画 まだ一巻目ですが面白いですね。 遭難救助する時にみんな謝って主人公が「謝らない謝らない」ってなだめるんですが、実際に皆謝っちゃうんだろうな〜 なんで登るかも人それぞれ。 自分も登り始めですけど山をなめないで準備万端で行こうと思います。続きはよ〜忍ぶな! チヨちゃん 設楽清人nyaeあー!すごく面白い。一瞬で3巻まで読んじゃった。 チヨちゃん、はじめは想い人のワタルくんと会話どころか姿を見せることすらできないけど、話が進むと着実にチヨちゃんも周りに助けられながらみるみる成長してくので、いつまでもモダモダしてないのがいい。 展開も早くて絵も最高レベルに上手いし、忍者マンガとしてもバトルシーンが物凄くかっこいい。 6月に3巻でたばかりだから、4巻出るのまだまだだなぁ、つらい静かで丁寧でゆるりとした雰囲気と珈琲珈琲をしづかに みやびあきの名無し英訳の題字がa cup of coffeeなのがいい!と思うのは私だけ? 喫茶店とそれに通う少年の話だけど微笑ましくて、実はしっかり人間模様が描かれた漫画でおすすめ。 恋愛ものが好きな人にもおすすめです。 珈琲飲みながら漫画読むのが好きで、今飲みながら読んでて没入してました… 丁寧で好感青色ストライプ 盛田賢司mampukuニチブンのマイナー誌ヘヴン連載。絵や演出が古臭いことを除けばなかなか意外と悪くない青春(恋愛)スポ根漫画です。登場人物の方言がきつめなんですが、九州北部かな? 絵柄が今のメインストリームからは遠いですがそのぶんを補うかのように全力であざとく可愛く描かれたヒロインには、何故だか愛着のようなものが湧きますね。実際、作画カロリーの高そうな剣道の試合の描写もめちゃくちゃクオリティ高いですし、恋愛感情なんかもすごく丁寧に描かれているし、流行りからは外れている上に珍しい物好きなサブカルオタクが気に入りやすいタイプでもないかもしれないけれど、これだけ気合の入った作品はもっと評価されてほしいなぁという気持ちがあります描写から言葉のチョイスまで引き込まれる物語。おやすみカラスまた来てね。 いくえみ綾Pom 善ちゃん、天然っぽいけど一言で言うと女子っぽい男子。 バーの中でトラブル起きすぎだし。笑 舞台は北海道だから都会の時間の流れとは少し違っていて、ゆっくり物語が進んでいく感じが良かったかな。 いくえみ綾さんの描く女子は、皆何か抱えているようで目が笑ってなくて怖い時がある。 だけど、心をゾワゾワさせる言葉や描写の力に引き込まれていくので、不思議。 4巻終盤、まさかの出来事でまた物語が大きく変わりそうなので、引き続き楽しみにしています。私の為に丼作ってくれる?どんぶり委員長 市川ヒロシ名無しどんぶりってそんなレパートリーあるっけ?と思い読み始めたもの。 うまそう〜 どんぶりってはしたないイメージがあるのでしょうか。 確かに時間がない、洗い物を減らしたいと思う人が選ぶものかもしれません。 しかし!ご飯と具の組み合わせ料理と考えると食欲そそられる! 堅物委員長が丼の虜になるのもわかります。 さらっと漫画にしてあるけどどれも簡単に作れそうで美味しそうです。 倒錯的な性指向、どう転ぶのか?#1巻応援首を斬らねば分かるまい 門馬司 奏ヨシキ六文銭明治初期。 華族という何不自由ない恵まれた身分の主人公には、EDという致命的な欠点があった。 ある日、ひょんなことから首切りの女処刑人を見て、男としての本能に目覚めて・・・という話。 1話WEBで読んで、この女処刑人に対する倒錯的な性指向と、華族という身分をどう調理させていくのか期待があった。 1巻読んでの感想は、その女処刑人の関係よりも吉原でハッスルしているシーンが多くてたまげた。 次回予告には、岩倉使節団にいくとかいう。 ・・・もう、どういうことなの? 女処刑人の姿にオスとしての目覚め→吉原で解放→そして世界へ? ということなのかね。チンギスハン的な。 もうどう転ぶの逆に楽しみになってきました。2巻も期待大です。 テンポよく読みやすい♪映画大好きポンポさん 杉谷庄吾【人間プラモ】starstarstarstarstar干し芋映画が本当に好きなのがひしひしと伝わってくる作品。 ポンポさんのような気持ちのいいプロデューサーって素敵。 判断力、自分の好きな作品だけでなく売れる作品を見抜く力、そして、いつも人を見捨てない優しい心。 更に、脚本の書き方まで網羅しているなんて、敏腕すぎる! 各キャラクターの好きな映画が、キャラクターの設定で3作品書いてあるので、自分の見たい作品が見つかるかも? <<452453454455456>>
いかにも青林工藝舎さんっぽい良作 自分はこの空気感が好きで次の作品も含めて定期に読み返しています。 舞台は70年代ということで自分は影も形もなかったわけですが、作風とその時代のゴジョゴジョっとした感じが合っていると「思い」ます。 ストーリーに派手な動きがあるわけではないのですが、各話でのキャラクターの掛け合いが引き込まれます。 基本的に『静』の主人公 カナエカナコ 、『動』な福々軒の店長や常連たち 動な面々が話を動かし、静のカナコが止める ある種の形式美的なテンポがクスッとさせてくれます。 作者さんの続刊が無いなぁと思って調べてみたら、劇団員がメインの方だと知って、納得しました。 もう少し他の作品も読みたい作家さんの一人です