青年マンガの感想・レビュー15405件<<454455456457458>>かわぐちかいじ×「カイジ」の生みの親 福本伸行生存~LifE~ かわぐちかいじ 福本伸行さいろく娘は14年間行方不明、更にガンで妻を亡くし、自身も全く同じガンを宣告され生きる希望を見失ってしまった一人の男。 会社においては専務まで上り詰め、立派な家と家族を作ったものの、自分の人生に何の意味も感じられなくなってしまった彼は、悔やむことばかりだと自身の人生を自ら終わらせようとしたその時、一本の電話が入る。 どうせ部下だろう、今日は休むと伝えたのに。 死のうとしてるんだ、ほっといてくれ、と思っていたら留守電に切り替わる。 留守電に録音されたその声の主は警察で、14年前に行方不明となった娘が遺体で発見されたと言う。 確認に付き合うももちろん白骨化している娘に面影などない。 だが彼はその時に刑事から受けた説明から「時効」のリミットが約半年であること。そしてその後医者から余命半年であると告げられ、自身の残ったリミットを生存し続ける意味をそこに見出す。 あらすじまでしか語らないけど本作は読み返すとさすがのコンビだなと感じるところが随所に詰まっている。 ガンへの恐怖に怯える描写や娘に何もしてやれなかったと振り返る描写が冒頭にあるが、そこだけでも福本伸行の物語をかわぐちかいじが描いているんだといちいち頷きながら読んでしまうぐらいに。 二人の名匠が描くサスペンスドラマ、非常に面白いです。浦沢直樹によるデメキングあさドラ! 浦沢直樹名無し※ネタバレを含むクチコミです。「ダレカノセカイ」三都慎司がヤンジャンで新連載!アルマ 三都慎司mampuku三都節全開のSF!!! 週刊だというのに絵の迫力も背景の精緻さもアフタヌーン時代と何ら遜色なく、かえって心配になるレベルw 頑張れ三都先生!! 第一話 https://ynjn.jp/app/title?tid=954魚嫌い男子×お魚女子の深海ラブコメウタカタノミナト 北屋けけ名無しTHE・お魚天国な新連載。 主人公にとっては地獄か。。そんな魚嫌いの主人公・湊が深海にある世界「ラティメリア」になぜか王子様として連れ去られる。 地上に帰る方法はたったひとつ、マーメイド(深海魚と人間のハーフ)たちの中から1人選び、キスをしてマーメイドをプリモ・マーメイドにすること! 果たして湊は愛する相手を見つけて無事に地上に帰ることができるのでしょうか…?というか湊の家族はどうなる??笑 受験や卒業シーズンにぴったりな読切竜の落とし子―タツノオトシゴ― 吉田優希名無し竜の卵をひろった中学生の女の子の話。 受験生として成績が重視されるなかで自分の価値を問い、今いる場所から飛び立つ恐怖と不安を描いた、まさに今読むべきという作品でした。拾った卵の中の竜の子と対面しないというオチがすばらしい。 主人公の子がそれ町の歩鳥っぽい展開が予想できなかったこの物語でネコに危害はいっさい加えておりません。 羽生生純さいろくオッドアイのうぬぼれノラ猫「ナァ」が主人公の猫視点での物語。 外で出会った飼い猫「おもち」や「グリ」、番犬の「ゴブ」などハートフルな感じの展開が期待されるはずなのに、さすが羽生生純先生…こんな物語なのにエロと暴力が欠かされない。 謎の侵略者(?)vs人類の戦いにおいて猫は何故か危害を加えられる事がないまま(タイトルどおりです)物語は進んでいく。 なんとなくですが井上三太っぽさを感じるバイオレンス要素がちょっとだけありますが、あとはやっぱ羽生生純だなぁという感じ。 もう少し自我を抑えて上手く続く連載とか持てたらいいのになぁと勝手ながら先生の成功を願っております。。。 「恋の門」は映画化されたし、原作もおすすめ。ともかく笑いが止まらない監獄学園 平本アキラ名無し個人的には近年で最高のギャグ漫画です。平本アキラ氏による画力は非常に写実的で素晴らしいものがあり、さらに筋書きや伏線の巧妙さもベテランならではの技量を感じさせるものがあります。しかし、この作品の魅力はそのような高度な技術を使って、徹底的に下品でバカな笑いをこれでもかと詰め込んでくることです。あまりにも面白すぎるので、公衆の面前では決して読まないことをおすすめします。 りおとてん。真逆の二人が紡ぎ出すハーモニーBowing! ボウイング きゅっきゅぽんPom 音楽漫画は、音がなくて少し難しいかなと思ったけど、描写で迫力感とか伝わってくるし、田舎っぽい濃さ(主に人間関係)も感じる。 都会で育った少女りおと、田舎育ちのてんがどんなハーモニーを紡ぎ出すのか。 1巻は出会い編って感じだったので、2巻以降はてんの天才さ加減(絶対音感持ちなのかな?)もじわじわと出てくる内容になるのかな。 #1巻応援これはいいホラーのぞき小僧 のざわたけしたか※ネタバレを含むクチコミです。鮭じゃがドックのフォント買いたい極食キング 土山しげる野愛食キングよりもスピード感と強引さが増して、再建できてよかったねと思う余韻すら与えてくれない。めちゃくちゃ殴られた後にダジャレだけ残して嵐のように去っていくような読後感です。それはそれで最高です。 修行ののちに与えられる再建メニューが全部ダジャレで、滑ってる店のやつですやんって思うけど見開きページで北方の真剣な顔と共に見せられると何とも味わい深くてたまらないんですよね…。 でも1番笑ったのは「鮭じゃがドック」です。フォントで笑わしにかかるなんてずるいぞ。 そしてラストではまさかのあの人を再建し、史上最もとんでもないお笑い修行ですよ。 北方さんエンタの神様出たら売れそう、鮭じゃがドックのフォント流行ると思う 性欲が怖いリビドーズ 笠原真樹ナム「リビド」というウイルスに感染すると、異性への欲情をきっかけに病気が進行し、自分をコントロールできなくなりモンスターに変形してしまう。地味な主人公には、美人の幼馴染がいるのだが、悲しいことに欲情するとモンスターになってしまうので、ひたすら我慢しなければいけない生殺し設定だ。徐々にパニックに陥る世界をなんとか救おうとするのだが・・・。 性をテーマにしているものの、絵柄やストーリーに極端なエロさはあまり感じなかった。むしろホラーやグロテスクな要素の方が強い。天才作家のラブレターの顛末?!グッバイ、ノーベル! 竹充ヒロ名無しゴーストな作家とサトリ世代JKのノリが新しいギャグマンガ。 ノーベル文学賞にもっとも近い男だった作家の主人公が不意の事故で亡くなる。受賞よりも机の引き出しに仕舞い込んだ隣人女性宛の大量のラブレター(え?ストーカー?)が気掛かりで死に切れない…!そこであの世で知り合うも幸運なことに生き返り幽霊が見えるようになった女子高生に手紙の処分を頼むことに。ノーベル文学賞レベルの小説を「超つまんない」と言い放ったサトリ世代の女子高生が、ラブレターを読んで「エモい」と泣いた。そして自宅に持って帰った。 天才作家の生き恥?はこれからどうなる…。実写化希望オトシアナ ~這い上がってきたらすべてをあげる。~ 未浩名無しかなりいろんな漫画アプリで公開されていたので、漫画の知名度の割に読者数は多いのではないかと思っています。 ちょうど2時間の映画やドラマの役にもぴったりと当てはまるし、 オチさえしっかりしたものに書き直せば、 実写化もありだと思います。 彼女たちの初恋は夜の海で咲く溺れる人魚たち 加納梨衣starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。朧ちゃん可愛すぎ〜!!おちこぼれ忍法帖 弓月光たか※ネタバレを含むクチコミです。最近のグルメ漫画とはまた違う良さザ・シェフ 加藤唯史 剣名舞名無し読んでみたいなぁと思いつつ中々チャンスがなかったやつ。 1話目からもう面白かったです。この主人公・味沢の無愛想だけど悪い人じゃない感じってブラックジャックと同じ人種だな!!??!とすぐに思いました。 夢のような日々分校の人たち 山本直樹野愛水の中にいるような気持ちになった。 永遠に続いていきそうなほど透明で、でも息苦しくて、ずっとここにはいられないんだなと思った。 3人の少年少女がただひたすらエロいことをするだけの話です。親たちはカミサマの集会とやらで夜中まで帰ってこないから、家で、風呂で、学校で、山で、エロいことをし続ける。 恋とか愛とかが介在しない、ある意味で純粋な感情。 何もないのに3人を取り巻く状況がちょっと不穏で、でもその不穏さも当たり前のようにすぎていって、3人の秘密も夢のように消えてしまう。 彼らはどんな大人になるんだろう。誰かと恋愛をして、セックスをして、子どもを持ったりするんだろうか。 この夢のような日々を引っ張り出して眺めたりするのか、閉じ込めて忘れてしまうのか、取り戻そうとするのか… 読み終えてからそんなことばかり考えてます。 DOORSはどう受け止めていいのかよくわからず何度も読み返してる。わたしにはラムネがないので飛べないな冬が来るたびに思い出す、愛する人のこと冬待ち鳥 二宮法子名無し今年は本当に暖冬だったけど、この漫画を通して寒さ、冷たい空気、締め付けられる心が伝わってきて冬を実感した気になるいい作品だと思いました。 軍人として戦地に赴く兄と父を誇りだと思っているつぐみと、体が弱く大学講師をしているどこか脳天気な夫・鶉一のちぐはぐな夫婦。つぐみは軍人ではない夫を恥だと思っていたけれど、ある時父の戦死を知り、そしてついには鶉一にも臨時召集令状が届いてしまう。 当時、同じような思いをしていた夫婦は日本にどれだけいたかわからないくらいに、言ってしまえば「どこにでもある話」。でもこれが特別ではないということが異常なんだと知っていないといけないと思う。何回読んでも飽きない!賭博黙示録カイジ 福本伸行名無し漫画・アニメ・映画と全部見ているくらいのファンですが、これはもう説明不要なレベルで、あまりにも面白い作品だと思っています。何度読んでもワクワクゾクゾクするし、飽きがこない。これからもカイジを読み続けていきたい。 暗い感じが好きいまかこ 松浦だるま名無し累もそうだったけど、ベースが基本暗くて、キャラクターが少しずつもがきながら浮上していくような、そういう運び方が漫画っぽくなくて面白いですね。 視えるのも聴こえるのも自分は勘弁ですがおもしろい。キャラや…隣の悪女 玉木ヴァネッサ千尋aicoおもしろい。キャラやストーリー設定もだけど、漫画内オリジナル造語とか出てくる漫画ってなんか好き。ワードセンス高い!とか思ってしまう。こんなにほのぼのしてるとはCOMA GOMA ゴマちゃん 【双葉社 復刻版】 森下裕美名無しKindleのアンリミで読めたので、1巻読んでみた。 内容も少年アシベと比べるとだいぶほのぼのしてました。 いちばんの違いは登場人物の人数。あくまでも1巻だけの話ですが アシベ一家とゴマちゃん、母方の祖父母、スガオくん(一瞬スガオママも) しか出てきません。 アシベのじーちゃんといえばあの息子と孫に甘すぎる金持ちの社長ですが、そっちじゃない方が出てくる。アシベも学校へ行く回がないので同級生や先生も出ない。 これはちょっと寂しい。2巻以降に期待したい。 圧倒的な画風で描かれるピンポンピンポン 松本大洋チョレイ非常に個性的な画風であることで有名な松本大洋さんですが、やはり一番を挙げるならばこのピンポンでしょう。電子書籍で見れるのでまた読み返したのですが、画風と迫力が段違いであり、ピンポンの熱いバトルが凄まじいと再確認しました。もちろん登場人物のペコやスマイル、その他のライバルたちも個性的でありながらも人間的なキャラとなっているのでまさに大作だと思います。ピュアなワクワクがある異世界グルメ異世界ちゃんこ 横綱目前に召喚されたんだが 林ふみの異世界スキー「相撲取りが異世界に来たらどうなる?」 そう。 ちゃんこを作ります。 まず本作の魅力は転生時に与えられる「ちゃんこ横綱」というナゾの缶。これが最高のアイテムなんです。念じるだけで味噌とかバターとか望んだ調味料を毎回出してくれるんですよ。 自分はこれを見て『ハリー・ポッター』シリーズを読んでた時の「こんな世界でこんなことしたいなぁ」っていう素直なワクワク感がフッと蘇りました。まさか「ちゃんこ横綱」でそんな気分になれるとは。 主人公のタカラヤマも爽やかな快男児で、好感度高し。さすが力士だ。 4巻出てるのも納得の出来だと感じます。あとタイトルの完成度がかなり高いと思いました。マジで他に言うことがないので。 タカラヤマの次のちゃんこも見たい!<<454455456457458>>
娘は14年間行方不明、更にガンで妻を亡くし、自身も全く同じガンを宣告され生きる希望を見失ってしまった一人の男。 会社においては専務まで上り詰め、立派な家と家族を作ったものの、自分の人生に何の意味も感じられなくなってしまった彼は、悔やむことばかりだと自身の人生を自ら終わらせようとしたその時、一本の電話が入る。 どうせ部下だろう、今日は休むと伝えたのに。 死のうとしてるんだ、ほっといてくれ、と思っていたら留守電に切り替わる。 留守電に録音されたその声の主は警察で、14年前に行方不明となった娘が遺体で発見されたと言う。 確認に付き合うももちろん白骨化している娘に面影などない。 だが彼はその時に刑事から受けた説明から「時効」のリミットが約半年であること。そしてその後医者から余命半年であると告げられ、自身の残ったリミットを生存し続ける意味をそこに見出す。 あらすじまでしか語らないけど本作は読み返すとさすがのコンビだなと感じるところが随所に詰まっている。 ガンへの恐怖に怯える描写や娘に何もしてやれなかったと振り返る描写が冒頭にあるが、そこだけでも福本伸行の物語をかわぐちかいじが描いているんだといちいち頷きながら読んでしまうぐらいに。 二人の名匠が描くサスペンスドラマ、非常に面白いです。