5.0
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水の中にいるような気持ちになった。
永遠に続いていきそうなほど透明で、でも息苦しくて、ずっとここにはいられないんだなと思った。
3人の少年少女がただひたすらエロいことをするだけの話です。親たちはカミサマの集会とやらで夜中まで帰ってこないから、家で、風呂で、学校で、山で、エロいことをし続ける。
恋とか愛とかが介在しない、ある意味で純粋な感情。
何もないのに3人を取り巻く状況がちょっと不穏で、でもその不穏さも当たり前のようにすぎていって、3人の秘密も夢のように消えてしまう。
彼らはどんな大人になるんだろう。誰かと恋愛をして、セックスをして、子どもを持ったりするんだろうか。
この夢のような日々を引っ張り出して眺めたりするのか、閉じ込めて忘れてしまうのか、取り戻そうとするのか…
読み終えてからそんなことばかり考えてます。
DOORSはどう受け止めていいのかよくわからず何度も読み返してる。わたしにはラムネがないので飛べないな