青年マンガの感想・レビュー15399件<<414415416417418>>令和発のTS×SFミステリ!!おっさんが小学生 ぐんたおななし※ネタバレを含むクチコミです。早く続きが読みたい#1巻応援フールズ 皿池篤志ナベテツ前作「レイチェル・ダイアル」と出会った時にも出会いに感謝したんですが、GJむちゃで新連載開始の報に触れて、とても楽しみにしていた作品です。 連載開始から単行本が発売されるまで、結構時間がかかっているなあと思ったりもしたのですが、1・2巻を同時に手にして、一気呵成に読み、納得しました。この作品は同時に発売すべきだし、単行本を届けてくれた作者・編集者に感謝しました。 「バカ」になってしまう…。その言葉が非情に重たい意味を持つ作品なんですが、SFとしての面白さもあり、また昨今の社会-異分子に対する排除-の風潮とも重なり、軽やかなタッチで多面的な作品を描く作者の実力が遺憾なく発揮されています。 未読の方に胸をはって勧められる傑作だと断言しますし、欲深い感想ですが、3巻が今から楽しみです。すべての登場人物がちょっとずつ優しい恋愛マンガ #1巻応援元カノの弟が可愛いって話 てぃーろんたろんsogor256年付き合った幼馴染の彼女にフラれて傷心のところ、連絡をくれたのは同じく昔からの付き合いの彼女の弟。久しぶりに会った彼はロングヘアーの美少年に成長していて、そしてちょっとした秘密を抱えていた…。 言ってしまえば、タイトルを見て第1話を読めばストーリーの"ゴール"は察してしまうかもしれない。ただ、特徴的で表情から感情がありありと分かる絵柄や、ともすれば人間関係がこじれそうな設定を優しく包んでいる悪意のない登場人物たち、それらが幾重にも絡み合って描かれるこの作品は、ある意味では"ゴールにたどり着くまでの遠回り"を魅せることに全力を費やしている作品なのかもしれない。このゴールまでの過程、そしてきっとゴールを越えてからもこの2人とその周囲の人々が醸し出す優しい世界を見守っていたい、そんな作品。 1巻まで読了。劇画レンタル彼氏レンタル彼氏 倉科遼 東克美 花小路ゆみ名無し最近は何でもレンタルが出来る時代、レンタルおやじなんて言うのも有るのだからレンタル彼氏なんて当たり前。彼氏と言ってもレンタルした彼をどうやって使うかは本人次第。愚痴を聞いてもらうだけでも、見栄を張りたくてイケメン彼氏を連れて歩きたいだけでも、引っ越しの手伝いをしてもらっても、もちろんホテルに連れ込んでも、最低限のルールを守れば何でも出来る。それって結構面白いと思って読み始めたら、性的描写はあるもののかなり真面目なストーリーで驚いた。この作品はレンタル彼氏で人生が変わった人、それも良い方向に変わった人の物語で、読後感は悪くなかった。 ひたむきで純粋な兄妹の姿に感動少女マリ 永島慎二村田1960年代の永島慎二の短編集。貧しさの中、ひたむきに生きる少年少女の姿に心を打たれます。「少女マリ」で結婚記念日をお祝いするためにワクワクしながらお父さんを待つ様子は、純粋で家族への愛が溢れていて、一番好きなシーンですね。家族がいて、みんな健康で、毎日食べるものがあって、学校で勉強することができて…それらがまだ当たり前でなかった時代を描いた作品です。ゆるキャン△ゆるキャン△ あfろ名無しこの作品はテレビアニメやドラマにもなって好評ですが、人気が高いのもよくわかります。まず、キャンプをテーマにしている設定がユニーク。そして、キャンプに夢中になる主人公が年頃の女の子たち、というのもユニーク。これまでアウトドアというと、一般的には男性の趣味という先入観がありますよね。今、流行りのソロキャンプなどは特にです。でも、この作品の中では、高校生の女の子たちがキャンプの面白さに目覚め、ひとりでもグループでも臆することなく、春夏秋冬、いつでもキャンプに出かけてしまう。漫画とは言え、そんな彼女たちの勇気やフットワークの軽さも羨ましく、爽快感すら感じます。また、キャンプ場での出来事やハプニングばかりでなく、キャンプへ行く前のワクワク感や、キャンプを通じて出逢った友情なども描かれていて、ストーリー性も豊かです。現実には、女子高校生だけのキャンプ、女性のソロキャンプは危険性も伴い、その実行は難しいと思いますが、この漫画を読むことでキャンプ場の空気感を楽しむこともできるので、キャンプに興味のある人はもちろん、決まり切った日常に少々飽きて、非日常的なひと時を味わいたい人もぜひ読んでみて欲しいです。中学生男子の性春カテキン オジロマコト名無しあとがきで「母からカテキンとNs’あおいを買いましたって手紙がきたけど、Ns’あおいの感想しかなかった」と描いてあって笑いました。タイトルの「カテキン」から連想するとおり家庭教師のお姉さんがメインキャラではあるんだけど、やっぱりラブコメなので冴えない主人公がモテまくります。かなりエロい描写もたくさんあり、中学生でこの性に対する充実っぷりはけしからんと思いながら読みました。家庭教師のお姉さんとの関係は一番いい感じで終わったのでそこで終わってもよさそうでしたが、最終的に幼なじみの優等生で巨乳の女の子と付き合います。しかも向こうから告白されて…。自分は奥手な優等生の恋路を応援してたので付き合った時は嬉しかったんですが、これまでの展開からすると意外に中学生同士の恋愛らしいオチで終わって驚きました。これから初めて真っ当なお付き合いを経験していくんだろうなと、先の展開も予想できて読後感は爽やかでした。 魔球の数々球詠 マウンテンプクイチ加地いいですねえ。魔球。少年時代あこがれていた漫画、巨人の星、ちかいの魔球という漫画を連想してました、女性が主役の野球漫画でどのような展開になるのか。野球好きなら楽しめる作品だと思います。導入部分の過去のエピソード、カラボールの変化球は私も実際に良くやったものなので、変化球なんて簡単じゃんと思ったものでした。ピンボン玉の良く変化したのは思い出します、しかし女性がやってるのを想像するのは面白いです、ましてこのお話し作にはプロに行くような想像があります、水島新司先生の水原勇気を彷彿とさせる内容になるのか想像をかき立てられますね、女装して子育てする男の訳ありラブコメニコイチ 金田一蓮十郎名無し主人公の須田真琴は女装して小学生の息子を育てている。大学時代に事故で亡くなった恋人の子供を引き取ったのだが、死んだ母親を探して泣いている赤ん坊があまりにもかわいそうで女装して接することにしたのだ。カミングアウトするきっかけがないまま、家では優しく美人な母親、会社ではスーツ姿で働くサラリーマンをしている。そんな不思議な生活を何年も続けていたが、同じ会社に勤める藤本菜摘を好きになったことで事態が急変する。真琴を女だと勘違いしたまま付き合うことになってしまったのだ…! ここまでは割と想定内な話ですが、付き合い始めてカミングアウトしてからが面白いです。一気にバラすんじゃなくて徐々になんですよね。同僚としての男の姿の時は嫌われていたので、同一人物だと認識してもらうまでにも色々あるのですが、男としても女としても好きになってもらえてからはラブラブ度がすごい。また付き合ってからの菜摘さんがすごく可愛いんですよ〜!ずっと息子にカミングアウト出来ずにいた真琴を支えてくれて、3人が本当の家族になるラストもよかったです。神様は何もしてくれない奈落の羊 きづきあきら サトウナンキ野愛人に見つけてもらう、気づいてもらうことの喜びで人は生きている。それが幸か不幸はわからない。 昔は人気者だった配信者しゅーじが、売春でなんとか食い繋いでいるメイと出会うところから物語が始まる。 メイを利用して過激な企画で注目を集めるしゅーじだが、ヤクザや売春組織が絡み事件に巻き込まれていく。 命の危険に晒されても、人間としての尊厳を失っても、しゅーじとメイなら見つけてもらえないよりはマシだと言うんだろうな…恐ろしい。 2人の境遇にはかなり差があるけれど、根底にある部分が似ていたから妙な絆が生まれたのかもしれない。 しゅーじは浅はかだしクズだし、メイはかわいそうではあるものの自己評価が低すぎて見ていてイライラしてしまう。共感なんかひとつもできないけれど、救われてほしいだなんて勝手に思ってしまう。しゅーじの配信にコメントする人達と同じくらいの感覚。 最終話は無理矢理感もあるけれど、まあそうだよなと納得はできた。ギリギリ救いはあったかなあ、くらい。 そう簡単に元通りとはならないし、みんながみんな更生できるわけでもないし、もどかしいけどいい方向に進めばいいねくらいが現実的。 神様みたい、という言葉が印象的だった。 コンビニコミック好きなのですひとりごはん ひとりごはん編集部野愛こういうグルメ系オムニバスのコンビニコミックついつい買っちゃうやつ。ひとりごはんシリーズももちろん大好きです。 しおりとかスケジュール帳とか付録ついてたりするのもなんかほっこりします。 このシリーズを読んでどうしても食べたくなって、静岡に行ってさわやかのハンバーグ食べたのはよい思い出です。 #1巻応援 空日屋感想!空日屋 とりのなん子名無しタイムリープものでそれぞれ登場人物が変わる短編集って感じです。 一日だけ未来に行けて、柏手を打ったら戻ってこれる、自分と遭遇したら対消滅 する。この法則を千差万別それぞれの人間たちが使ったり体験したりします! 毎話「なるほどな…」と唸ってしまいます!うまい! 未来に飛ぶ人間が何をするか、こうも違うのかと…。 読んだ感じ死役所に似ているかも。 いや、ドラマでやってる素敵な選taxiにも似てるかも。 毎話予想外のオチにいくのがすごいなと思ったので一巻応援です!妻、小学生になる。妻、小学生になる。 村田椰融名無し10年前に最愛の妻である貴恵を亡くした圭介は娘の麻衣と暗い日々を過ごしています。そこに現れたのは小学生の女の子。その子は自分が貴恵の生まれ変わりだと言い出します。ありえない設定だと思いましたが、読みすすめるうちに引き込まれてしまいました。最愛の人が再び目の前に現れた喜び、しかし、その人は小学生で、よその夫婦間の子供であり一緒に暮らせないつらさなど、幾つもの障壁があります。しかしそれさえ苦にせず貴恵への思いを貫く圭介の愛の深さに心を打たれました。 期待大ひとりぼっちで恋をしてみた 田川とまたむ北海道で、高校生で、先生に恋してて… この時点ですごく純朴そうな女の子を想像するけどまさにそんな感じ!タイトル通りひとりぼっちでブツブツ言ってるんだけれどその様が可愛い! この主人公キャラクターがいい 岩井俊二の映画の世界っぽくて雰囲気も好きです勝手に期待大!生態系逆転世界でひとっ娘たちとイチャ恋異世界ひとっ娘動物園 うめ丸 藤原休樹 企画屋名無しあのアルドラさんを前にして迷わずブラッシングを選ぶ主人公、動物愛が強くておまけにぽっちゃりピュア男子、要素ぜんぶ推せる。 ただのラブコメなんじゃなくて、世話する側とされる側という関係性が更にエロい。日本のエロ奇祭村祀り 山口譲司 木口銀狂四郎※ネタバレを含むクチコミです。 これはすごい歴史漫画です!バベルの設計士 芦藻彬名無し古代メソポタミアで、怖い王様から『太陽に届く塔を建てろ』と無茶振りされてしまった設計士の少年が、悪戦苦闘しながら過酷な世界を生き抜く話。 歴史書としてもオススメできそうな緻密な世界観と、まったく無駄のない魅力的なキャラたちが織りなす人間模様に圧倒されます。 特に冒頭で出てくる、ハンムラビ王&ハンムラビ法典が怖い! 目には目を歯には歯を! 設計士の少年ガガは、ミッションに失敗すると殺されるというプレッシャーを背負わされながら、天才設計士・ニムロデを探す旅へ出ます。 しかし、見つけたニムロデは、これぞ天才といった自由奔放な性格。 真面目なガガは心が折れそうになりながらも、なんとかその身柄を確保して城へ戻ったのですが、そこにはさらなる過酷な運命が待ち構えていて……。 上巻が本当にいいところで終わってしまって、続きが楽しみすぎる! 下巻の発売は10月なので、それを楽しみに生きていこうと思います!瀬戸内海の島、女子校生と猫一匹再会ライフ青の島とねこ一匹 小林俊彦む表紙に惹かれてまず一巻読みました。 島と海と猫はなんでこう絵になるんでしょうか! 羨ましいくらいのスローライフ! シャコとかもうずっと食べていません。 この女子高生が結構グイグイ系で表情が妖艶だったりするので次何が起こるんだろうと読みすすんでしまいます。 癒しとしてもよし ドキドキとしてもよし な、漫画かと!まとめサイトみたいなタイトル鬼嫁と結婚してしまった結果 大和なでしこ小松よく"鬼のように怖い妻"を鬼嫁などと例えるが、この漫画では、"鬼が嫁"そのものな所が面白い。幼なじみの鬼"美都鬼"と人間の友雪の新婚生活は、些細なことですぐにキレる妻に怒られてばかりの毎日だが、そんな妻にも能天気なほど寛大で優しい友雪はまるで天使のよう。でも鬼とは言え、本当は純粋で愛情豊かなのに、なかなか素直になれなくて拗ねてしまったり、怒ってしまう美都鬼もとても可愛らしいし、そのツンデレぶりも微笑ましい。個人的には、美都鬼の"鬼"らしい部分や"鬼"である故の奇行から起こるハプニングをもっと強調したストーリー展開も見てみたい。まだまだ続きがありそうなので、今後に期待。 結局ドラマってどうだった?らーめん才遊記 久部緑郎 河合単名無し気になってる 見た人おる?良い最終回の見本みたいな終わり方らーめん才遊記 久部緑郎 河合単霧兵衛良かった点 ・相変わらず芹沢の名言が多くて楽しめる ・ラーメン発見伝に比べ軽い感じで読める 総評 ・ラーメン発見伝からの流れをラーメン才遊記で綺麗に終わらす見事な最終回だった。最後まで芹沢はかっこいいな 手塚治虫に憧れ過ぎた漫画家マンガチェイサー コージィ城倉名無しチェイサーは当時の目線で手塚治虫が語られてるから、「手塚治虫バケモノかよ…」って気持ちにすごいなる 一ノ関圭という漫画家茶箱広重 一ノ関圭かしこ2019年に行われたビッグコミック50周年展で一ノ関圭先生を初めて知ったのですが、自分にとっては衝撃的な出会いでした。その時に観たのが「茶箱広重」の原画だったのですが、他の作品が目に入らないくらい魅了されてしまいました。抜群に絵が上手い。けれどもそれはデッサンのことだけではありません。もちろんデッサンも素晴らしいです。でも私が惹かれたのは構図なんじゃないかと思います。黄金比ってありますよね?人が嫌でも美しいと感じてしまうというあれです。一ノ関先生は一コマ一コマが絵画的に美しいんです。知識があれば出来るというレベルじゃないです。漫画の魅力はもちろん絵だけではありません。キャラクターやストーリーなど総合的なものです。でもネームの上手さで言ったら、ここまで描ける人は他にいないかもしれません。研究者が驚くほど時代考証も徹底されていて、そのこだわりの為にとても寡作ですが、デビュー作から最新作までどれも傑作です。生活がだらしない女×性にだらしない女!!だらしない女 三浦コズミ名無しまさか「だらしない」って登場キャラ二人ともにかかってるとはね… とくにキュンとするような展開はなかったけど、コメディとして面白かったので好きです。聖さん、大人しい顔して手練れやな…<<414415416417418>>
※ネタバレを含むクチコミです。