村田

1960年代の永島慎二の短編集。貧しさの中、ひたむきに生きる少年少女の姿に心を打たれます。「少女マリ」で結婚記念日をお祝いするためにワクワクしながらお父さんを待つ様子は、純粋で家族への愛が溢れていて、一番好きなシーンですね。家族がいて、みんな健康で、毎日食べるものがあって、学校で勉強することができて…それらがまだ当たり前でなかった時代を描いた作品です。

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フーテン

フーテン

昭和30年代の新宿。仕事もなく金もない自らを「フーテン」と称して、その日その日を凌ぐ人たちが日本中から集っていた。漫画が描けない漫画家「ダンさん」こと長暇貧治はそんな連中の顔役で……様々な人間模様を織りまとめて描く、永島慎二の私小説風傑作シリーズ!

首

「ある瞬間の、ある人間を、自然の心でとらまえて描きつづっていく…(略)…そこから生まれる作品群は、一篇の詠嘆詩であるだろう」(あとがきより) 永島慎二の中期傑作劇画短篇集。珍しいセルフカバー作品の「殺人者たち」を収録。

ひたむきで純粋な兄妹の姿に感動にコメントする
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