青年マンガの感想・レビュー15397件<<371372373374375>>ホラーとギャグは紙一重という名言伊藤潤二の猫日記 よん&むー 伊藤潤二starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男ホラー漫画家 伊藤潤二の猫漫画エッセイ。 伊藤潤二は好きで他のはほとんど読んでいるがこれは読んでいなかったので今回読んだ。伊藤潤二と同居人と猫の共同生活のエッセイで猫の可愛さと不気味さを十二分にでていた 個人的には伊藤潤二が寝る際に猫を撫でていたと思ったら毛布だった話が最高だった。終わり方が双一シリーズの感じがした続きが待ちきれない警部補ダイマジン コウノコウジ リチャード・ウーstarstarstarstarstarさいろくクロコーチが好きだったのだけどこの作品の存在に気づいていなかった。 昨日1巻を読み始め、今6巻を読み終わって7巻が待ちきれない。ゴラクを買うしかないのか…!Lみたいな風体の最強のケンカ屋DEVIL コウノコウジさいろくケンカ漫画かと思ってたらケンカ漫画だった。 自分の参加している族と圧倒的凶悪さを誇った族長をケンカ(ケンカっていうんだろうかこれ)で圧倒した最強のケンカ屋ブラッディに見惚れてしまったトシの視点で物語は描かれる。 が、正直ストーリーは浅くて、このまま続けてたらヤングキングらしくケンカ漫画屋さんになったんだろうなーと思った。 クロコーチやダイマジンを描いているコウノコウジ先生が今の先生で良かった、この作品も1巻で終わってくれてよかったと思ってもよいのだろう。深淵の闇に潜って光るダークヒーロークロコーチ コウノコウジ リチャード・ウーstarstarstarstarstarさいろくダークヒーローにハマって早数ヶ月、「警部補ダイマジン」を読んでてこいつを思い出した(実際シルエットだけ出てくるんですが) クロコーチはダイマジンと比べると演技派で、頭の回転も更に早く、ブサイクでエゲツなくて憎めない悪の警部補であった。ダイマジンも好きだけどクロコーチもよかった。 よく出来た壮大な刑事ドラマを見ているような気持ちになれる素晴らしい作品。 まさに笑いと涙が入り交じる読み切り。トラジックコメディ 佐野日潮名無しちょっとレトロな喫茶店にやってきた一人の女性が、好きだった人(女性)の結婚式を途中で抜け出してきたという。そんな彼女にマスターがとった行動がすごい。 こういう粋な計らいができるマスターがいる喫茶店とか通っちゃうよね。という感想です。オムニバスとして連載しそうな雰囲気あるので読み切りなのがちょっと寂しいです。勉強漬けの都会のJKが秋田でマーチングに出会う…!みかづきマーチ 山田はまちたか自分は歌・演奏・ダンス・新体操・フィギュアスケート大好きでして、マーチングの動画もYouTubeでよく見るんですよね。なのでマーチング漫画と聞いてワクワクしながら読んだのですが、 **いや〜〜〜〜もうめっっっちゃ好き…!!!** https://i.imgur.com/S7ENrbu.jpg (『みかづきマーチ』山田はまち) もうのっけから色使いが最高じゃん…? セラムン世代にぶっ刺さるキャラデザ可愛いじゃん? ストーリーがいいじゃん? 主人公のおばが美人じゃん? そして都会の女の子・ミーツ・秋田の男の子…! **いやマジでなんも言うことねぇ〜〜!!** 後ろ向きに悩んだり前向きに頑張ったり。苦しみと情熱がごちゃまぜになっててこそ青春だよなぁと感じさせてくれる、素敵な1話でした。ハードボイルドな帽子男の逃亡ギャグ漫画帽子男 上野顕太郎名無し榎本俊二先生の激アツ帯コメントに惹かれて読んでみました。太字になっていたところを引用させて頂くと「90年代ギャグ漫画の最重要作品。」だそうです。目薬をさす、自動販売機でアイスコーヒーを買う、歯医者に行く、そういう何てことない事がギャグになるのもすごいですが、ギャグに対して画面の描き込み量がえげつないです。それがハードボイルドな帽子男の性格とも合っているので、さらに笑いを誘います。ギャグ漫画家って実は真面目なんだよ、だから狂ってる(面白いものを描けるんだ)とよく言われますが、これを読むとその説は本当かもしれないと思いました。 普通のOL4コマと思いきや・・・?オフィスのざしきわらし 小坂俊史starstarstarstarstarひさぴよ4コマ王子こと小坂俊史先生による、普通そうで普通じゃないOL4コマ。 中途入社の主人公・志咲笑子(しざきえみこ)は転職元の会社がことごとく倒産することから「座敷わらし」の異名を持つOL。しかし、この座敷わらし設定は即座に捨て去られ、タイトルの意味はどこへやら、日々の仕事を”いかにサボるか”に話が変わっていきます。 ヒロインの体型も徐々に変化し、最初は気のせいかと思いましたが、どんどん太っていきます…ドラえもんの逆バージョンみたいな感じでしょうか。 そして、サボっていた仕事も次第にそこそこ出来るようになり、普通のOLへと変わるのですが…。これだけ話に変化がありながら4コマ漫画としての面白さは一貫して変わらないのです。普通のOLマンガを目指そうとした結果、普通じゃない漫画になってしまった感じがします。脇を固める同僚たちもおかしな人材ばかりで読んでいて飽きません。作者コメントで「会社勤めの経験が一度もない」というのは驚き。オフィスのあるあるネタは本当に共感できるものが多いかったので。 連載時期が2010年〜2011年頃という事で、リーマンショック後の時期のはずなんですけど、不況を感じさせない、ほのぼのと明るい気分にさせてくれる漫画です。有名なおにぎり選手権は面白さの一つにしかすぎない一本包丁満太郎 ビッグ錠starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男一本包丁満太郎と言うと日本一のおにぎり師を決定する「全日本おにぎり選手権」が有名でその他の部分にはあまり触れられることがないがその他の部分に本当の面白さ、ビッグ錠らしさが詰まっていると思っています。 確かにおにぎり師のインパクトは強いし、おにぎり師という職業、各おにぎり師の作るおにぎりもものすごいものもあるが俺は、「お好み女王」を強く推します。 話の流れとしては、主人公とお好み姫とお好み焼きを空中で投げ合って鰹節を奪い合う名勝負の途中に宙を舞うお好み焼きに焼きそばを載せるシーンからと登場します。お好み女王は鉄板の入ったカツラを使用して頭の上でお好み焼きを焼くのだがそのにも重要な美味しさへの秘密などを説明してものすごいインパクトを残す。このインパクトはおにぎり師も上だと思います。 ほかにも「すきやき男爵」や「しのびすき」や城の天守閣で桂むきをしたりと色々面白いシーンがあるので、おにぎり選手権だけの漫画だとは思わないでほしい"いいとし"をした息子と父、ふたり暮らし始めました。いいとしを オカヤイヅミ名無しカドブンという、文芸WEBマガジンで連載が始まったという本作。 母が亡くなったのをきっかけに、42歳の息子と無口な父が始めるふたり暮らし記だそうです。 42歳独身、いまや珍しくもない存在だけど会社からはシビアな扱いをされてしまう世知辛い世の中、おまけに彼女にもフラれてしまいました。。 これからどうなるのか漠然とした不安のなかで、実家で見つけたのはなんと“札束”…!?という最後にびっくりな1話でした。 獣人とヤクザの娘との主従関係お嬢と七匹の犬 岩飛猫さいろく獣人との主従契約が非常にシンプルで、人間に悪用されてしまっている感がある獣人達。 設定の細かいところや矛盾しそうなところは無粋なのでツッコまないでおくとして、とてもいい世界だなーと犬好きとしては思うのでした。そいね屋本舗と同じような感じ! ヤクザさんが主体だけどお嬢のウブなところや組長(父)のシンプルでストロングなところがいいギャグテイストを生んでいると同時に、獣人たちのキャラ付けも可愛くて良いなぁと思うので犬好きさんは読んでおくとよいです。 ※犬獣人が出てくるだけで犬は出てきません感性を刺激する暗さあの人は血を求めてしまう 浦部はいむstarstarstarstarstarウマタロ※ネタバレを含むクチコミです。心温まる駄菓子屋マンガほな、また明日! 東元starstarstarstarstarひさぴよ1970年代に流行った駄菓子類や遊びがたくさん登場する全18話のショートストーリー。 自分と世代は違いますが、駄菓子に通ってた頃のオモチャや駄菓子が沢山出てきてとても懐かしい気持ちになります。 ミニコーナーのコラムも充実しており、駄菓子情報がぎっしり詰まった一冊です。 駄菓子屋のもう一つの主役といえば子ども達ですが、この漫画に出てくる子たちは、怖いくらい自然に描かれています。お小遣いをやりくりして、考えながら遊んでる様子など本当にリアルで自分の思い出の記憶そのままでした。 ちなみに、作中で駄菓子が大好きな「かよちゃん」という女の子が登場します。東元先生は「ほな、また明日!」とは別の駄菓子屋マンガ「かよちゃんの駄菓子屋」を描かれてますが(現在、週刊漫画TIMESで連載中) 主人公の名前と雰囲気が似てますので、この子がベースとなっているのでは?と思ってます。 吉本浩二先生の幻の青春恋愛作東京の兄貴 吉本浩二starstarstarstarstarひさぴよイーブックジャパンのリニューアル前に読んだ覚えがあるのですが、今はもう公開されておらず読めなくなってますかね…。 一度読んだきりで内容はうろ覚えですけど、主人公を慕って後輩の子が上京してきて、イイ感じになったけど最後は…みたいなストーリーだったかと。たしか舞台は上野駅。信じられないくらいマジメで純情な青春漫画だった印象あります。何となくもう一度読みたくなりました。中年リーマンと彼の娘の女友達との危険な恋娘の友達 萩原あさ美名無しモーニングに掲載されているのをたまたま見かけたのをきっかけに読み始めました。 居場所がなく、逃げ出したいと思っているという共通点を持つ2人が、徐々に惹かれ合っていくところが面白いと思いました。雑誌連載とWeb連載まとめた短編うねちゃこ!ときめき家庭科部 うさくんstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男ヤングジャンプの「青春とヒロイン」のテーマの増刊「アオハル」で連載していたがその後Webで連載していたはず 「青春とヒロイン」がテーマのはずだけど、やはり「うさくん」なので一筋縄ではいかないないようになっている。雑巾しか作らない先輩の「山盛フキ」の嘘童話の「ぞうきん姫」の回が特に好き 天上天下唯我喰麺!ラーメン大百科 やまだ浩一hysysk実在する(した)店のラーメンを紹介する食マンガ。 弟子の「ガッパ旨か〜」と主人公の「天上天下唯我喰麺!」という決め台詞がしつこい。しつこいと思いながらも出てこないと寂しい。天上天下唯我喰麺を求めてしまっている自分がいる。さらに蘊蓄を述べたあとに「まさにラーメンの◯◯!」という無理矢理な例えをしてくれてお腹いっぱい。 10年以上前の作品だが、閉店してしまった店や、さらに成功してチェーン展開してる店まで、今読んでも発見がある。プレイがエスカレートし過ぎでは…しおりの日記 艶々名無し回を追うごとにエスカレートしてるな… プレイ日記を全部読んでる夫もヤバいわ… あと「若いツバメ」って表現ひさしぶりに見た気がするw北米の黒人女性が綴る凄絶な手記!ある奴隷少女に起こった出来事 あらい・まりこ ハリエット・A・ジェイコブズ名無し漫画喫茶の棚においてあり、もとからアメリカの奴隷制に関心があったので読みました。ある主人に謀られ、自由を奪われて手篭めにされても決して希望を見失わない主人公が印象強い物語です。 修正前デンジャラス・バージョンを読んだ薫の秘話 松田洋子マンガトリツカレ男昔はこの単行本で読んだけど今回は未収録作品「お散歩」が収録されている修正前デンジャラス・バージョンで読んだ。 単行本版との差はよくわからなかったが、とりあえず単行本にあった伝説の「松田マンガ道」が収録されていたのがよかった。 久しぶりに男気編集者Sの発言を読んだけどむちゃくちゃな発言だった。昔でもアウトだけど今だったら大炎上だろ... キャラの癖強すぎじゃない?病室で念仏を唱えないでください こやす珠世名無し※ネタバレを含むクチコミです。岩飛猫さんのほんわかヲタネタギャグ4コマそいね屋本舗 岩飛猫さいろく他作品が好きだったので読んでみたところ非常にオタク向けで非常にpixivっぽいノリで割と好きだった。 用語やボケがある程度知識がないとそもそもわからないかもしれないけど(腐ってるとか狩人の宴とか比喩にまで想像が必要で少しハードル高いかも?)わかる人にはすごく「馴染む」作品だと思う。 手塚治虫を想起させる未来を描いた小さな?物語人間のいない国 岩飛猫さいろく人間のためのゴーレムはロビタを思い出させる。 そんなところもあって世界観はよく考えたら火の鳥未来編を彷彿とさせる部分も少しあるけど、舞台は人間がいない街、主役はそんな街でふと目覚めた一人の少女。 絵柄や展開は手塚っぽくはないし、独創的なデザインのゴーレム達は魅力的である。主人公のシィとバルブの謎解きゲームのような探検は始まったばかりで、今後どうなるのかとても楽しみな作品。久しぶりに読み返した勇午 真刈信二 赤名修starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男勇午の武器は暴力でなく知識に裏打ちされた判断力と現実的な思考と人間の情で複雑な問題を抱えている事件を解決していく。 毎回新しい交渉のたびに拷問を受けているイメージだった再読してみるとそんなに多くはなかった。一番印象深いのはやはりあの塩漬けだな<<371372373374375>>
ホラー漫画家 伊藤潤二の猫漫画エッセイ。 伊藤潤二は好きで他のはほとんど読んでいるがこれは読んでいなかったので今回読んだ。伊藤潤二と同居人と猫の共同生活のエッセイで猫の可愛さと不気味さを十二分にでていた 個人的には伊藤潤二が寝る際に猫を撫でていたと思ったら毛布だった話が最高だった。終わり方が双一シリーズの感じがした