どんなに強くても、誰しも心が折れるはず。
大変読みやすく、分かりやすく『人種差別』について書かれています。 フィクションであって欲しい真実がここにあります。 黒人を物のように扱い、言葉の暴力、肉体への暴力、性的暴力、・・・。 こんな暴力を受けてまで仕えなければならない奴隷制度って。 自由になる事を探し続けても、万に一つもない、悲しい現実。 生まれたときから奴隷は奴隷。 この真実をどのように理解したらいいのか。 1巻最後に一筋の光が見えたように思いますが、まだまだ一筋縄ではいかない、乗り越えなければならない事が山積みで、リンダの幸せを祈らずにはいられません。