どんなに強くても、誰しも心が折れるはず。
大変読みやすく、分かりやすく『人種差別』について書かれています。 フィクションであって欲しい真実がここにあります。 黒人を物のように扱い、言葉の暴力、肉体への暴力、性的暴力、・・・。 こんな暴力を受けてまで仕えなければならない奴隷制度って。 自由になる事を探し続けても、万に一つもない、悲しい現実。 生まれたときから奴隷は奴隷。 この真実をどのように理解したらいいのか。 1巻最後に一筋の光が見えたように思いますが、まだまだ一筋縄ではいかない、乗り越えなければならない事が山積みで、リンダの幸せを祈らずにはいられません。
漫画喫茶の棚においてあり、もとからアメリカの奴隷制に関心があったので読みました。ある主人に謀られ、自由を奪われて手篭めにされても決して希望を見失わない主人公が印象強い物語です。