少年マンガの感想・レビュー7878件<<263264265266267>>川みつばちとロボコップ好きなら読んで損はない ニッポンのロボコップ THE 鈴木くん 川三番地starstarstarstarstarウマタロ1980年代後半に映画ロボコップが一世を風靡した時代があった…のだけど、それに思いっきり便乗したギャグ作品。 主人公は子持ちのロボコップ(死後、脳も機械化して復活)という設定。知能が高いのか低いのかよくわからない振る舞いが多く、とにかく任務優先で、息子の面倒をロクに見れないロボコップを、小学校の島津先生(独身女性)が何とか父親らしい事をさせようと奮闘する、というストーリーである。 1話目などは完全にこち亀の作風をインスパイアしていて何とも言えない気持ちに…。正直、川みつばち作品のギャグ自体にそこまで面白味はないのだけど、やはり独特のリアクション芸を楽しめてこそ、というのはある。コマ枠いっぱいの引き笑いの表情とかね。あと、ちばてつや直伝の背景シーンも見どころの一つ。 後半は人情っぽい話になってきて、島津先生とイイ感じにくっつきそう…というところで終わってるのがちょいと残念。激烈バカの方が好きあたまがビッグバン 斉藤富士夫マンガトリツカレ男連載中以来に読んでみたけど、面白いとか面白くないとか言う話ではなく、「斉藤富士夫」のマンガのノリを楽しめるかどうかにかかってるマンガだ。 激烈バカと同様に同時期に連載していたマンガをパロディ化したキャラが出てきたけど、途中まで全く気づかなかった... 一家全員がワダベンのページは夢に出そうなくらい不気味だった 嘉納治五郎先生でさえ助走をつけて殴るレベル無謀キャプテン 島本和彦名無し男とは馬鹿な生き物。 馬鹿な生き物だからこそ生き様が浪漫を生む。 だが、わざと馬鹿にならなきゃ男ではない、 というものではない。 ところがもともと馬鹿だから(ギャグ漫画だし) 「自分の墓穴は自分で掘るのが男だ」 という馬鹿な考えを男の生き様と信じて、 自ら墓穴を掘りまくる馬鹿がいた。 掘田戊傑(ほった ぼけつ)。 彼は強豪高校との対決から逃げた柔道部の身代わりとして 柔道ドシロウトなのに僅か数日後に迫った柔道対決に無謀にも臨む。 普通の漫画ならばここから主人公の埋もれた才能が開花するとか、 地獄の特訓の成果や謎の老師の助言で必殺技を会得するとか、 愛と勇気がなにもかもを超えて奇跡を起こすとか、 突然の天変地異が起こって全てが灰燼と化すとか、 そんな結末になるものなんだけれど・・ 「男とは」「男たるものは」を追及した主人公を待っている結末。 その結末には涙するしかない。 スポーツ漫画では、従来のセオリーを揺るがす新技や理論が 一つや二つは登場するもの。 思わずナルホドと思い、試してみたくなるような。 なかには本物の真理論もあれば、ただ漫画を面白くするためだけの こじつけだったり、誤解やウソッパチだったり、 「作者、実はこのスポーツを舐めてるだろ」というものだったり 色々とある。 それがスポーツ・ギャグ漫画ともなれば、 少々のトンデモ理論が登場しても普通は驚かないが、 よりによって柔道を指導する先生に向かって 「受身では勝てない!」と反論するのだ。馬鹿だから。 墓穴を掘る男だから。 けれどこの言葉、一周まわって考えると 「そうかもしれない」と思ってしまうのが困ったもの。 いや、明らかに大間違いなんですけれどね。 まあ一発投げられて死ぬほど痛い目にあえば 普通は前言撤回する程度の屁理屈。 けれど「自ら墓穴を掘る男」堀田戊傑は 撤回せずに投げられまくりドンドンと 墓穴を深く掘り続けて行く。 通常のスポーツ漫画ではありえない方向へ、 通常のスポーツ・ギャグ漫画ですらもありえない方向へ、 そして結末へと・・ ある意味で比類する漫画が見当たらないほど面白いのだけれど 柔道の創始者・嘉納治五郎先生が読んだら血の涙を流すだろうお話。 全二巻で第一巻・第二巻がそれぞれ第一部・第二部になっています。 上述の内容は第一部のみについてです。 第二部はもはや解説不能なレベルに突入してしまうので 感想は控えさせていただきす(笑)。 バレーボールで蹴りがOKとはハイキュー!! 古舘春一starstarstarstarstar_borderさいろく衝撃的だった。今のバレーボールは蹴っていいんだって・ω・ 最初のうちはルール知ってるつもりで読んでたのに、思っていたよりはるかに深く、複雑で戦略的であるということがわかる。 烏野(からすの)のメンバー同士の話から始まり、ライバル校(強敵と書くやつ)との因縁があり、地区予選から県大会(地区大会?)と濃ゆいキャラたちがガンガン出てきてこういうの大好物で気持ちいいなぁと思って読んでいた。 と、↑を書いてて思ったけどスラムダンクと進行が全く同じだ。そりゃぁ成功例に則って進めるのは正しいし実際素晴らしい。 スラダンがいかに正しかったかがここでも実証されてしまったが、「ハイキュー!!」はスラダンより涙腺に響くように描かれていると言っても過言ではないと思う。 熱量は昨今で類を見ないぐらい熱いマンガだと思う。大好き。 絵柄、キャラ作りにコマごとの構図と文句なし地獄楽 賀来ゆうじstarstarstarstarstar_borderさいろくあとはストーリーと魅せ方が超一流だったら、と少し思うけどどちらも上手いのは間違いないので7巻まで読んで総合的に「次の巻を超楽しみにしてるタイトル」です。 好き。どんな展開になるやら。 私みたいに単行本派は待ち遠しいタイトルを増やしてくとどんどん幸せになれるのではなかろうか。ラストはやはりスポーツ漫画だなとうなずけるB・B 石渡治マウナケアドラマ性重視のスポーツ漫画って、クライマックスに向けた流れの作り方が大変だよな、と思います。現実を超えないとどこかで見た話になるし、かといってひねりすぎると現実感がぶっとんで興ざめしてしまうし。少し前ならドーハの悲劇、長野五輪ジャンプ団体。最近だと木村コーチ追悼試合で出た、同級生・谷の逆転満塁弾。これらまさに筋書きのないドラマに対して、生半可な脚色では太刀打ちできないよな、と。で、この作品は何をやったかというと、徹底的に焦らしたわけです。最初はフツーのボクシング漫画進行と思っていたら、主人公とライバルの対決が直前でお流れ。そこからが波乱の展開で地下に潜ったり、戦場に赴いたりとなかなか”宿命の対決”にたどり着かない。他作でもそうですが作者はこの寸止めの手法がうまくて、まんまと乗せられてしまう。焦らされた分の数々のドラマが、決着に向かって終盤にどんどん噛み合っていくのが心地いい。ずいぶん回り道をしたけど、ラストはやはりスポーツ漫画だなとうなずける、カタルシスがたっぷりです。たまにはねあばしり一家 永井豪名無し古くて、未開拓の作者さんを読んでみようと思って、手にとりました。 昔の漫画ってすっごくわかりやすくて、基本的には子ども向けに描かれてますよね。なのにテーマはヤクザ一家の話で、これはやんちゃな子どもたちにはとてもウケたろうと思いました。 殺し合いメインなのでバシバシ人が死ぬんですが、雑なんですよ描写が。 こういうところは見ていて新鮮な気持ちになったりしますし、緻密な絵じゃない分、子どもには悪影響ではなかったのかも…と思うと漫画界における絵のうまさって…みたいな思考になっていきますね。 メカも人も上手い神絵師が漫画を描いたらやはり凄かったエイルン・ラストコード 貞松龍壱 東龍乃助 みことあけみ 汐山このむmampuku 「このラノ」でも高い評価を受けたライトノベル原作のサイエンス・ファンタジー作品です。なんと原作のイラストレーター本人が漫画を手掛けています。イラストを描く能力と漫画を描く能力はまったくの別物とはよく云われます。それだけ聞くと「イラストレーターが漫画なんて描けるの?」と思われるかもしれませんが、この「エイルン・ラストコード」では神絵師にしか描けない神作画が実現しています。 精緻な絵で紡がれるギガンティックなメカアクションももちろん大きな魅力ではありますが、私が推したい一番のポイントは「女性キャラの美しさ」です。線や塗りがシンプルなスッキリとした絵柄にもかかわらず滲み出る色気が凄い。 ■神絵師ならではの正確無比のデッサン ■アニメーター顔負けの表情豊かさと演技力 ■白黒の漫画に描かれる美少女にしては珍しくメイクがキマっていていい匂いがしそう ■顔が可愛かろうが極限状態では白目剥くわ鼻水垂らすわ鼻血垂らすわ、平時とのギャップがえげつない と、他ではなかなか見られないみことあけみ先生の魅力を挙げればキリがない。。同じく人気イラストレーターであるヤスダスズヒト先生やokama先生による漫画にも、近い魅力を感じます。おもしろいです。鬼滅の刃 吾峠呼世晴名無し漫画とアニメ、両方チェックしてます。とてもおもしろいです。「芸能人バキ化プロジェクト」とかいうオモシロ企画バキ道 板垣恵介名無しダウンタウンDXとのコラボ企画で、板垣先生が芸能人たちをバキ風に描いてるのだが、どれもめちゃくちゃ似ていてビビった。設定としては闘技場(トークバトル・コロッセオ)に君臨する最強の戦士・ダウンタウンに挑む姿をイメージして描いてるらしいw 公式サイト https://www.ytv.co.jp/dtdx/baki/ https://prtimes.jp/i/39547/14/resize/d39547-14-216826-0.jpg 題名通りの漫画!宇宙とかと比べたらちっぽけな問題ですが ビーノまさお共感できないと意味不明すぎてすごいと思う。ちなみにバリバリ共感して楽しく読めました。基本、題名通りです。ウルトラどうでも良いことを掘り下げる。でもあるやん?そういうどうでも良いことが気になるし、共有して欲しい時って。そういう漫画だと思います。耳毛はソヨってしたくないよね。宇宙飛行士やロケットに憧れる時期パスポート・ブルー 石渡治マウナケア子供のころ、宇宙に憧れる時期ってあると思います。この作品は、そんな少年の日の想いを存分に満足させてくれるでしょう。宇宙飛行士を目指す少年の真上直進が、宇宙に飛び出すまでの成長物語です。専門的な話になりがちなテーマですが、作者の石渡治は漫画として感情移入させるツボをホントに心得ていて、その成長過程において、心にグッとくるエピソードが満載。例えば直進が初めてロケットに興味を持つくだりでは、部品工場の職人がエンジン製造に関わっていたというネタを引っ張ってきたり、同じ想いを宇宙に寄せた子供たちが大人になってもそれぞれの分野で直進の夢に関わったり。ハラハラドキドキそしてじらされカタルシス…と物語の展開とそれに伴う人物の動かし方が絶妙。今やどうにもならない身になった自分ですが、思わず夜空を見上げて感慨にふけりたくなります。死ぬまでに火星への有人飛行を見てみたくなりました。重厚なファンタジー狼は眠らない かかし朝浩 支援BIS 新川権兵衛 田ヶ喜一名無しレビウス的なペンのタッチで描き込みが多い。 なろう発なんですね…。 かっこいい 異世界から異世界へ、なのかな すごくいい…!早くサッカーしてくれ〜〜!!まだ見ぬフィールドで 茂木ヨモギたか絵柄もストーリーもBE BLUES!~青になれ~とアオアシを足して割ったような、面白くなりそうな気配しかしない新連載…! 田中モトユキのような、少年漫画らしい白黒ハッキリした色使いと、説得力ある身体動作。 小林有吾のような、顔に細い線を書き込んで表情に迫力を出す技法。 う〜ん、絵がうまい…!! https://twitter.com/shonen_sunday/status/1166546773243904000?s=20 https://websunday.net/rensai/madaminu/ この物語の主人公・ヨウジは、一条龍のように現実的でアシトのように視野が広い。母1人でラーメン屋を切り盛りしているという家庭環境から、2人と違ってサッカーへの想いや進路希望を隠している。 そんな中、先生が母に話してくれたことで、スポーツ特待で入れる強豪校のセレクションを受けられることになり…というのが1話のあらすじ。 創作では嘘をつくときの癖ばかり描写されるので、お母さんの「本当のことを話すとき、頬を触る」という癖はすごく新鮮だったし、愛情が伝わってきてよかった。 第5回の短期集中連載ということで物語全体の完成度はすごく高くなりそう。 冒頭の試合シーンが最高だったので来週のセレクションに期待…!! (画像は第1話より。ここの田中モトユキ感すき)メグちゃんがめちゃくちゃ可愛い天使な小生意気 西森博之名無しメグちゃんがめちゃくちゃ可愛い…このマンガの魅力の大半はソコだと思う。天使みたいな美少女が少年のようなピュアなハートを持っているアンバランスさがたまらん。数いるラブコメヒロインの中でもかなり可愛くないか?脇役達もみんないいキャラしてるんだけど、最初から「メグちゃんが選ぶのはどうせ主人公の源造だろ…オレたちが選ばれないことなんて分かってるんだ…!」と言っちゃってるのが面白かった。ヒロインがかわいいてのひらに星がいっぱい 高田康太郎名無し早く続きが読みたいです!新連載に繋がるんでしょうか。 秋のジャンプラブコメ祭!!ジャンプ ラブコメ祭り(2019年42号) 西尾維新 附田祐斗 佐伯俊 山本亮平 殿ヶ谷美由記 花田智也 那珂山みちる 立藤ともひろ 川口勇貴ななし2019年2回めのジャンプラブコメ祭り! 西尾維新・附田祐斗・佐伯俊「覆面探偵マスク・ド・ホームズとキス泥棒」 花田智也「保健室の十文字さん」 那珂山みちる「きーちゃんのお昼ごはん」 殿ヶ谷美由記「だから、瞳はまじわらない」 立藤ともひろ「鬼崎さんはちょっと怖い」 山本亮平「下腹部の若葉ちゃん」 川口勇貴「ふれないふたり」 やっぱトップバッターの「覆面探偵マスク」が一番面白かったな!!**エロさはもちろんなんだけど、少年ジャンプで「こんぷらいあんす」という文字や「女の子からでも勝手にキスしていいわけない」という常識を説くところが最高だった。** 個人的に氷属性男子とクールな同僚女子の人の読切がジャンプに載ってて、随分違う畑から連れてきたなとちょっと感動した。 【週刊少年ジャンプ2019年42号掲載】 http://jumpbookstore.com/item/SHSA_JP01WJ2019038D01_57.html忍の兄妹描くダークでシリアスな読切…!!月影の忍 灰谷音屋たかめっちゃ面白かった…!!ジュニオールの灰谷音屋先生が描いたとは思えない超ハードでダークな忍のお話…!! **人が妖に転ずる世界に生きるあずみみたいなハードな忍を、陰影がハッキリしたスタイリッシュな絵柄で描く。**そんなん面白いに決まってる…!! 兄のことを「兄様」と呼ぶ妹。足抜けしようとした幼馴染を平気で殺し、自らを「化生」と呼ぶ兄…好き…。 妖、鶫・鳶丸兄妹、忍の里…まだまだこの世界について深く知りたいので、本当に連載化してほしいです…!! https://i.imgur.com/VTG4Tl3.jpg 【あらすじ】 鳶丸(とびまる)と鶫(つぐみ)は、婆が仕切る忍の里に暮らす兄妹。ある日、3ヶ月間「干殺し」にした城から妹の鶫が戻って来ず、鳶丸が向かうことに…。 【週刊少年チャンピオン2019年42号掲載】 https://www.akitashoten.co.jp/w-champion/2019/42水墨画家のメフィスト賞受賞作コミカライズ!線は、僕を描く 堀内厚徳 砥上裕將たかネットニュースで「水墨画の漫画がマガジンで始まる」と知り、面白そうだと読んでみた作品。ゆったりとしたお話のテンポも、作画の美しさも期待以上でした! https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156662388948 前情報無しに読んだのですが、この漫画の原作は第59回メフィスト賞を受賞した「線は、僕を描く」。また著者の砥上裕將先生はプロの水墨画家であるとのこと。 http://kodansha-novels.jp/1906/togamihiromasa/ 読んでいて、作中の水墨画がまるで本物のようだと関心したのですが、**実際に砥上先生が1つ1つ描き下ろしているのだそう。** (↓マガポケベースで先生の水墨画が見れます!) http://kodansha-novels.jp/1906/togamihiromasa/ これから毎週漫画を読みながら水墨画を楽しむことができるなんてすごすぎる…!ネットで1話が読めるので、ぜひ多くの人に読んでもらいたいです! これは是非単行本で読んでほしい作品リサの食べられない食卓 黒郷ほとりsogor25表紙に描かれている主人公・リサはお嬢様。彼女が住み込みで働く男・冬真のためにオムライスを作るが、それがどう見ても真っ黒。どうやら味見もしてないらしい。当然の如くクソ不味いわけだが、彼女はそんなことお構いなしに「今度は私の番」と冬真の首筋に噛みつき血を啜る。 そう、彼女は吸血鬼。だから『リサの"食べられない"食卓』なのである。 …というのが、冒頭10ページの内容。試し読みで1話を読んだ私は「なるほど、料理の味が分からない吸血鬼のお嬢様と彼女に捕まってしまった男とのメシマズ料理コメディなんだな」と察知する。 しかし、単行本を購入して2話以降を読み進めると、どうも様相が変わってくる。リサは吸血鬼であり、料理が下手。そのベースは変わらないのだが、話はどんどん予想外の方向に転がってゆく。そして1巻の最後になると、話は思ってもみないところに着地を決める。 ただ、それまでの過程で紆余曲折があったために予想を超えているように見えたけど、改めて1話を読み返してみると実は1話のオチから大きくは離れてない着地点に辿り着いていたことに気付かされる。 少なくとも1話の試し読みからは想像できない作品になっているのは間違いないので、試し読みで気になったひともそうでない人も、是非この1巻通しての展開のダイナミズムを感じてみてほしい。 1巻まで読了。昼と夜、二重人格の少年がプロ試験に挑む!ふたりの太星 福田健太郎名無し少年マンガらしい絵に、王道設定、面白い敵役でつかみバッチリじゃね? むしろ何で前回デビリーマンを描いてたんだってくらい面白い。潔癖症小学生美少女×美少年殺し屋の恋!?この恋はこれ以上綺麗にならない。 舞城王太郎 百々瀬新starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。 Web漫画の申し子みたいな漫画ストーカー行為がバレて人生終了男 芥瀬良せら 門馬司mampukuよく考えたら中身ペラッペラなのに続きが気になって仕方がなくフリックする手が止まらない。 展開はとにかく行きあたりばったりで、着地点が見えないまま、冴えない主人公が謎の美女に振り回され続ける。襲われたり逮捕されたり色香に惑わされたり、この手の媒体の読者は長期にわたる伏線を憶えていられないという判断なのか短期的に「続きが気になる」仕掛けが矢継ぎ早。 また、サブタイトルによるネタバレも厭わない「見られてナンボ」なスタイルは視聴率主義の時代の昔のアニメを思い出されますね。『城之内、死す』女の子の毛を剃る漫画なんだけど、なんか妙におもしろいんだよな。スイートプールサイド 押見修造名無し女の子の毛を剃る漫画なんだけど、なんか妙におもしろいんだよな。 たしか映画にもなったし。<<263264265266267>>
1980年代後半に映画ロボコップが一世を風靡した時代があった…のだけど、それに思いっきり便乗したギャグ作品。 主人公は子持ちのロボコップ(死後、脳も機械化して復活)という設定。知能が高いのか低いのかよくわからない振る舞いが多く、とにかく任務優先で、息子の面倒をロクに見れないロボコップを、小学校の島津先生(独身女性)が何とか父親らしい事をさせようと奮闘する、というストーリーである。 1話目などは完全にこち亀の作風をインスパイアしていて何とも言えない気持ちに…。正直、川みつばち作品のギャグ自体にそこまで面白味はないのだけど、やはり独特のリアクション芸を楽しめてこそ、というのはある。コマ枠いっぱいの引き笑いの表情とかね。あと、ちばてつや直伝の背景シーンも見どころの一つ。 後半は人情っぽい話になってきて、島津先生とイイ感じにくっつきそう…というところで終わってるのがちょいと残念。