あらすじ障害者像のステレオタイプを覆す衝撃作! 交通事故により失明した山崎は、ブラインドマラソンと出逢い、絶望の淵から這い上がった。新たにサキを仲間に加え、再出発したチーム山崎。ますますマラソンへの熱量が増す山崎だが、思わぬ形でチームの絆が試される時がやって来る。不安、嫉妬、悔しさ、闘志、友情… 様々な感情がぶつかり合うなか、ついに舞台は初のフルマラソンへ―― 胸を打つ、伴走マラソン漫画!!
白黒の紙面に色が見えるマンガは初めてで胸が一杯になった。 5巻の表紙に惹かれて手にとったけど、純平と山崎が握ったロープが鮮やかな赤に見えた瞬間、これはすげえ作品を読んでるなと感じた。 山崎がブラインドマラソンに出会い、健常者だった頃と同じ風を切って走るという感覚を取り戻したように、読者も白黒の世界でランナー2人を繋ぐロープだけが色がついて見える体験は、簡単には得難い素晴らしい追体験だと思う。 そして単行本しか読んでない自分としては、正太郎の只者じゃないオーラがメチャクチャ気になる...! お前は一体何者なんだ〜!!