あらすじ母親を殺した犯人を探すため、ひとりの少年になってオリゴン村に潜入した双子の悪童・ミギとダリの復讐劇。オリゴン村一の名家・一条家に囚われてしまったミギとダリ。生まれて初めて別々になったふたりは、それぞれのやり方で一条家の闇に迫っていく。そして明かされる衝撃の真実とは――。双子のなりすましコメディーではじまった物語は、サスペンス度を増しながら核心へと迫る。『坂本ですが?』の佐野菜見が放つ、革新のサスペンスギャグ最新刊!
2人で1人となって、老夫婦の養子になった秘鳥こと、ミギとダリ。 二人いると思われない、絶妙な連携プレー。 不可解な行動の理由はある目的を遂げるため。 老夫婦が放つ、明るくて幸せなオーラをかき消す二人のダークな雰囲気。 そして、息のあった双子の行動に、思わず息をのむ。 高度な技術は魔法のようというけれど、彼らのアクロバティックさは魔法どころかギャグ。 そう、サスペンスだけじゃなく、ギャグもちゃんと存在している。 佐野菜見先生の漫画を『ミギとダリ』から読み始めていたら、発想が天才的すぎて、ついていけるか心配になったかもしれない。 羽織なし二人羽織をこんなにたくさん見るとは思わなかった。 13歳がテントの窓?から二人してニュッと出入りする様子なんて、シュール過ぎる。 『坂本ですが?』で慣れていてよかった。 10月から始まるアニメが楽しみ。