あらすじ双子の美少年・ミギとダリの企み、それは、(1)ひとりの少年・園山秘鳥になりきり、オリゴン村に侵入すること。(2)オリゴン村で殺された母親の復讐を果たすこと。母親の死の鍵を握るのはオリゴン村の憧れの的・一条家。中学校に入学した秘鳥は、あらゆる方法を駆使し、一条家の長男・瑛二に近づいていく。一条家の謎を追う第3巻は、3編のショートストーリーを描き下ろした豪華仕様。『坂本ですが?』の佐野菜見が放つ、ギャグ&サスペンス。新しき漫画の誕生を目撃せよ!
2人で1人となって、老夫婦の養子になった秘鳥こと、ミギとダリ。 二人いると思われない、絶妙な連携プレー。 不可解な行動の理由はある目的を遂げるため。 老夫婦が放つ、明るくて幸せなオーラをかき消す二人のダークな雰囲気。 そして、息のあった双子の行動に、思わず息をのむ。 高度な技術は魔法のようというけれど、彼らのアクロバティックさは魔法どころかギャグ。 そう、サスペンスだけじゃなく、ギャグもちゃんと存在している。 佐野菜見先生の漫画を『ミギとダリ』から読み始めていたら、発想が天才的すぎて、ついていけるか心配になったかもしれない。 羽織なし二人羽織をこんなにたくさん見るとは思わなかった。 13歳がテントの窓?から二人してニュッと出入りする様子なんて、シュール過ぎる。 『坂本ですが?』で慣れていてよかった。 10月から始まるアニメが楽しみ。