あらすじ1990年神戸市北区。アメリカ郊外をモデルにしたニュータウン・オリゴン村。ひとりの少年・園山秘鳥(そのやま・ひとり)を装って、この町に入り込んだ双子・ミギとダリ。彼らの真の目的は、7年前にこの町で殺された母親の復讐だった。犯人を見つけ出すため、ミギとダリはこの町の一軒一軒を調べ始める――。笑いとサスペンスが高濃度で融合した新しき漫画体験。『坂本ですが?』の佐野菜見が放つ、サスペンスギャグ第二巻!
2人で1人となって、老夫婦の養子になった秘鳥こと、ミギとダリ。 二人いると思われない、絶妙な連携プレー。 不可解な行動の理由はある目的を遂げるため。 老夫婦が放つ、明るくて幸せなオーラをかき消す二人のダークな雰囲気。 そして、息のあった双子の行動に、思わず息をのむ。 高度な技術は魔法のようというけれど、彼らのアクロバティックさは魔法どころかギャグ。 そう、サスペンスだけじゃなく、ギャグもちゃんと存在している。 佐野菜見先生の漫画を『ミギとダリ』から読み始めていたら、発想が天才的すぎて、ついていけるか心配になったかもしれない。 羽織なし二人羽織をこんなにたくさん見るとは思わなかった。 13歳がテントの窓?から二人してニュッと出入りする様子なんて、シュール過ぎる。 『坂本ですが?』で慣れていてよかった。 10月から始まるアニメが楽しみ。