あらすじルーシー連邦首都、モスコー襲撃を成功させ束の間の休息を享受する二〇三大隊。各員が盛大に羽目を外す裏で、ターニャは一人「存在X」と対峙する。己が手で統一暦の未来を切り開くという決意を新たにしたターニャであったが、そんな彼女の下にウーガ少佐からの急報が舞い込む。それは帝国の物流の要衝、ティゲンホーフ市が連邦軍に包囲されつつあるという衝撃的な情報であった。東部戦線の趨勢を占う一戦の火蓋が切られる―
綿密な戦略の駆け引きと、迫力ある戦闘シーンがよくある転生ものとは一線を画する。 9巻、無双し続ける主人公だったが、最強のライバルが誕生しこれからどうなるのか目が離せない。