あらすじ「天下とは風に舞う風船のようなもの。ならばわしの手もとに飛んでくることもあろう。」そしていま、秀吉の永眠によってその風船は豊臣の手を離れ再び宙に浮かびあがろうとしている。これを握るは家康か、三成か、はたまた政宗か……。そんな中で徳川と縁組を成功させた政宗は三成と家康の争いに乗じて東北に確固たる地歩を築き、天下取りに乗り出そうとする。慶長五年ついに東西両軍は関ヶ原で全面戦争に突入。しかし、ここに政宗にとってとんでもない誤算があった……