あらすじ

J機関の空母シー・アルプスに怪しい戦闘機が攻撃を仕掛けてきた!墜落させたその機体から回収された敵の死体の手の平にはダイヤのエースの入れ墨があり、そのしるしは秘密結社『赤い天使』の一味であることを表わしていた。一方、シー・アルプスに呼び出された飛鳥次郎。ある事件で殺されたJAの代わりに平隊士からひとりが昇格することになったため、JA昇格テストを受け、その中に紛れ込んだスパイを探しだすことが今回の彼の任務だった。
秘密探偵JA 1巻

日本秘密防衛組織、略してJ。日本をいかなる大国からも守り抜く――それが彼らの役目なのである!組織には「大佐」と呼ばれる男を筆頭に、その下に3人の「JA」がいる。彼らはJ機関の中でも選り抜きの秘密探偵なのだ。事件は各国のスパイ網が張りめぐらされ、密輸団が暗躍する国際都市ホンコンで起こった。J機関のS3号が敵対するI国のスパイに殺され、彼と会うはずだったS6号は、唯一の手がかり「飛鳥次郎」という少年を捜すことにした!

秘密探偵JA 2巻

J機関の空母シー・アルプスに怪しい戦闘機が攻撃を仕掛けてきた!墜落させたその機体から回収された敵の死体の手の平にはダイヤのエースの入れ墨があり、そのしるしは秘密結社『赤い天使』の一味であることを表わしていた。一方、シー・アルプスに呼び出された飛鳥次郎。ある事件で殺されたJAの代わりに平隊士からひとりが昇格することになったため、JA昇格テストを受け、その中に紛れ込んだスパイを探しだすことが今回の彼の任務だった。

秘密探偵JA 3巻

アメリカ南部の都市・テキサスで、黒人みな殺し計画が実行されようとしていた!それは黒人対白人の戦争に発展し、やがてアメリカの内戦を誘発させることになる――そのことで大儲けしようと企てたのは州の有力者でもあるバケットという男だった。大統領の特別命令を受けて乗りこんだJAは、その陰謀に気づきバケットの身辺を探ってゴーストタウンを訪れ、悪の手に落ちてしまった――次郎あやうし!!

秘密探偵JA 4巻

日本で大事件が勃発!この事件にはすでにJAがひとり携わっているが手に負えず、海外から飛鳥次郎が呼び戻された。その昔、ヒットラーの手先であった毒ガス博士が日本に潜入したという情報により次郎に出動が要請されたまさにその時、大佐あてに先のJAの遺体が棺桶に入れられ届けられた!!恐怖の毒ガスを使って世界征服をたくらむ一味。毒ガス工場には敵の強力な防御網が敷かれている。JAは侵入することができるのか!?

秘密探偵JA 5巻

孤児院出身のボクサー、スパーク・滝の命を何者かが狙っていた。タイで行われる世界チャンピオン戦を控え、余計な神経を使わせたくないというマネージャーは、命を狙われていることを知らせずに滝の命を守るよう飛鳥次郎に依頼した。そうとは知らない滝は次郎に対して横柄な態度を取り続けるのだが…。執拗に滝をつけ狙う殺人結社と、それを守るJAの必死の攻防の行方は!?

秘密探偵JA 6巻

国際ギャング団『赤い天使』の本拠地・ルシアン国に乗り込み、重要な秘密設計図を探すJA!入国するのは簡単だが、潜入して今だ帰ってきた者がいないと言われるルシアン国…しかも、秘密設計図が収められている国立科学研究所の出入口は、絶対に外からは開けることが出来ないのだ。しかしながら、その設計図を盗み出すことができなければ、5年のうちに『赤い天使』によって全世界が支配されてしまうという――!!

秘密探偵JA 7巻

遊園地で子どもが次々に誘拐されるという事件が勃発!JAの飛鳥次郎の親友・大六は、次郎に謎の電話を残し死亡してしまった。探偵事務所を開いていた拳銃の名手・大六は、例の誘拐事件を追っていたようなのだが…。大六の敵を討つことを胸に誓い、遊園地に向かった次郎。そこで次郎は、かつてJ機関で自分を鍛えてくれた神代教官と再会した。果たして、大六を殺し、子どもたちをさらった誘拐犯は誰なのだろうか!?

秘密探偵JA 8巻

夏祭りを楽しんでいた次郎とオンブ。そこに夜空を彩る美しい打ち上げ花火があがった。だが花火と同時に人々の上に降り注いだのは、なんと鮮血と人間の指の骨だった!!打ち上げ筒の前には、男の子がひとり、ぽつんと立っていた。その筒の内側には肉片がこびりついていた…。おとなしい子どもが、突然殺人鬼になる!?余りにも猟奇的なこの事件の謎を探るJAに、魔の手が迫る!!

秘密探偵JA 9巻

J機関が秘密結社『赤い骨』の元幹部を捕えた。だがこの男が口を割れば、間違いなく男の子どもが殺されてしまうのだという。そこでJAの飛鳥次郎と見習い機関員が、マカオにいる子どもを連れて帰るという任務についた。次郎たちは幾度となく暗殺者に狙われ、マカオで合流したJ機関員は手榴弾を使って殺されてしまったが、「子どもは金白島」と死の間際に言い残した。そして辿りついた金白島には謎の拳銃の名手、プリンスジョーという男がいた…。

秘密探偵JA 10巻

この恐怖の事件は、東京の下町の、平和な佇まいの真っ只中で始まった。そこにある工場の煙突が増えたり消えたりするのを見た市民が、警察に通報してきたのだ。その場所はかつての工場が潰れて、現在は米軍の基地になっていた。幽霊煙突のことが気になったJ機関の大佐の調べによると、その基地でミサイルが作られていることが判明!治外法権により日本人が立ち入れない基地に忍び込み、ミサイルの弾頭をさらってくるのが、今回の次郎の任務だ!

秘密探偵JA 11巻

インド奥地で、何百人もが野獣に食い殺されるという事件が起きた。新聞に掲載された凄惨な写真にはオンブそっくりの女の子が写っていたが、ちょうどその頃オンブは行方不明になっていた。驚いた次郎が新聞社に行くと火事が発生して、その写真も焼失…そこで次郎はインドへと飛んだ。するとイギリス人の男と警察長官が、次郎のジェット機でモザンビという駅に連れて行けと言った。そこには巡業中のサーカス団が取り残されているのだという。

秘密探偵JA 12巻

あるインドの土候国で、原住民たちの反乱が起こっていた。その反乱の真っ只中に置き去りにされた150人のサーカス団の救援に向かった次郎。さまざまな危機が彼らに迫り、文字通りの大脱走となった。そして、今まさに燃え上がる鉄橋が、列車の前に立ちはだかっていた!そこで列車の車両を切り離し、この危機を乗り越えることを思いついた次郎。だが、次郎が乗った最終車両だけが谷底に落ちてしまった!!

秘密探偵JA 13巻

エジプト・エルアラメーンのサハラ砂漠で、日射病のイギリス人・ハリスを助けた次郎。その10日後、イタリア・ベニスで、次郎とオンブはナチ・ドイツの海軍に襲撃された。その後、何者かの手によって、オンブが誘拐されてしまったのだ!焦る次郎のもとに、大佐からの指令が下る。それは『幻のハーケンクロイツ』と名乗る組織の真の目的を探り、これを撲滅することだった!

秘密探偵JA 14巻

ソビエト連邦・北極基地――そこに巨大な空母のような潜水艦が現われた。その氷上では、中国大使からソ連に新兵器が譲り渡されていた。シー・アルプス号でやって来たJAたちの目的は、この新兵器(小型爆弾)を消滅させることだった。だが、そこにいた中国大使は偽者で、その正体は世界に紛争を起こさせ、影で儲ける武器商人――その世界的グループ『黒い手(ブラックハンド)』の幹部だったのだ!!

秘密探偵JA 15巻

何者かにカバンの中に爆弾を入れられ、警察に捕まってしまったJAの飛鳥次郎は、取調べで身の潔白を証明できず留置所に入れられてしまう。だが留置所の中で待っていたのは、何とJ機関員だった!そこで次郎は今度の任務を知らされた。世界中で起きているゲリラ戦、そこで金で雇われて戦う外人部隊に目をつけて、訓練した兵士を売る組織が日本にも存在することが明らかになり、悪人に仕立てられた次郎がその本部に乗り込むことになったのだ!