あらすじ◆伊東甲子太郎、近藤勇との対峙。そして… 時代の“最前線”の京で存在感を増す新選組。一方、江戸では動くべき時を待ち続け、あまりに待ち過ぎもはや出遅れたのではと感じて焦燥する男が一人…… その男、伊東大蔵。後の名を伊東甲子太郎。かつて門下にいた藤堂平助を介しての新選組への誘いにどう動くか――!? そして、京では薩摩の西郷と坂本龍馬、国を揺らす出会いが! 史実に即し、かつ史実の間隙を往く斬新本格新選組雄篇漫画! 歴史激動の音が響く第27巻!!
沖田総司が主人公でその生い立ちから近藤勇・土方歳三らとの出会い、壬生浪士隊としての芹沢鴨との関わりや、新選組というものの立ち位置や存在意義なども含め非常に面白く描かれている。 沖田と言えば新選組(の幹部内)においても特段若く強く美しかったとよく語られるが、何処か欠けている不完全さが上手く表現されていて無邪気さというか真っ直ぐさが怖い。 映画「壬生義士伝」で吉村が逃げ込んで助けを求めた旧友に切腹を命じられるというシーンがあるのだけど、観た当時はイマイチ理由がわからなかった。 アサギロを読むと侍として掟を守る、侍として死ぬ事の意義や、当時の命の扱いがよくわかる。 幕末でいうと「お〜い!竜馬」の影響で坂本龍馬が好きだったけど、新選組はやはりぶっ飛んでて良い。全て史実として鵜呑みにしていくのがむしろ正しい楽しみ方じゃなかろうか。 読み始めたら止まらず20巻まで一気に読んでしまってこんな時間に。。。早く続き読みたい😢