あらすじ◆激筆、池田屋事件! “その時”を描破! 元治元年六月五日。三条木屋町の旅籠 池田屋に斬り込んだ新選組! 尊攘派との激しい争闘に身を投じる近藤勇。そして、沖田総司。しかし、真の敵は目の前で刀を構える者たちではなく、沖田自身の身体の中に………!? 急襲した新選組の隊士。不意を突かれた尊攘派の志士。この国の未来をそれぞれに想う者たちは、この夜池田屋で何を見たのか…… その総てがここに!!
沖田総司が主人公でその生い立ちから近藤勇・土方歳三らとの出会い、壬生浪士隊としての芹沢鴨との関わりや、新選組というものの立ち位置や存在意義なども含め非常に面白く描かれている。 沖田と言えば新選組(の幹部内)においても特段若く強く美しかったとよく語られるが、何処か欠けている不完全さが上手く表現されていて無邪気さというか真っ直ぐさが怖い。 映画「壬生義士伝」で吉村が逃げ込んで助けを求めた旧友に切腹を命じられるというシーンがあるのだけど、観た当時はイマイチ理由がわからなかった。 アサギロを読むと侍として掟を守る、侍として死ぬ事の意義や、当時の命の扱いがよくわかる。 幕末でいうと「お〜い!竜馬」の影響で坂本龍馬が好きだったけど、新選組はやはりぶっ飛んでて良い。全て史実として鵜呑みにしていくのがむしろ正しい楽しみ方じゃなかろうか。 読み始めたら止まらず20巻まで一気に読んでしまってこんな時間に。。。早く続き読みたい😢