あらすじ壬生浪士組改め、新選組成る! 会津藩主・松平容保より隊名を賜り、京の治安維持に一層の働きを期待される新選組。当然、倒幕を目論む長州との対立は深まる。そんな中、祇園一力で長州の罠に掛かった永倉。敵に囲まれ難境に陥った彼の元に現れたのは沖田だった。あの九月十六日の雨夜から“何かが変わった”男の刃は更に鋭さを増し………
沖田総司が主人公でその生い立ちから近藤勇・土方歳三らとの出会い、壬生浪士隊としての芹沢鴨との関わりや、新選組というものの立ち位置や存在意義なども含め非常に面白く描かれている。 沖田と言えば新選組(の幹部内)においても特段若く強く美しかったとよく語られるが、何処か欠けている不完全さが上手く表現されていて無邪気さというか真っ直ぐさが怖い。 映画「壬生義士伝」で吉村が逃げ込んで助けを求めた旧友に切腹を命じられるというシーンがあるのだけど、観た当時はイマイチ理由がわからなかった。 アサギロを読むと侍として掟を守る、侍として死ぬ事の意義や、当時の命の扱いがよくわかる。 幕末でいうと「お〜い!竜馬」の影響で坂本龍馬が好きだったけど、新選組はやはりぶっ飛んでて良い。全て史実として鵜呑みにしていくのがむしろ正しい楽しみ方じゃなかろうか。 読み始めたら止まらず20巻まで一気に読んでしまってこんな時間に。。。早く続き読みたい😢