あらすじ◆進軍の長州! 禁門の変、勃発!! 新選組が尊攘派を急襲した池田屋事件で多くの仲間を失い、追い詰められた長州が京へ向け兵を挙げる!! 二百六十年に及ぶ徳川治世で凝固した“新時代”という門を抉じ開けるため、御所を目指す長州。真木和泉、来島又兵衛、久坂玄瑞………日本の行く末を憂う彼らに勝機はあるか!? 迎え撃つは、禁裏御守衛総督・一橋慶喜が指揮する幕府軍。長州の前に立ち塞がる会津に薩摩、そして新選組。戦いの行方は果たして!?
沖田総司が主人公でその生い立ちから近藤勇・土方歳三らとの出会い、壬生浪士隊としての芹沢鴨との関わりや、新選組というものの立ち位置や存在意義なども含め非常に面白く描かれている。 沖田と言えば新選組(の幹部内)においても特段若く強く美しかったとよく語られるが、何処か欠けている不完全さが上手く表現されていて無邪気さというか真っ直ぐさが怖い。 映画「壬生義士伝」で吉村が逃げ込んで助けを求めた旧友に切腹を命じられるというシーンがあるのだけど、観た当時はイマイチ理由がわからなかった。 アサギロを読むと侍として掟を守る、侍として死ぬ事の意義や、当時の命の扱いがよくわかる。 幕末でいうと「お〜い!竜馬」の影響で坂本龍馬が好きだったけど、新選組はやはりぶっ飛んでて良い。全て史実として鵜呑みにしていくのがむしろ正しい楽しみ方じゃなかろうか。 読み始めたら止まらず20巻まで一気に読んでしまってこんな時間に。。。早く続き読みたい😢