あらすじ佐幕。勤王。交錯する憂国の士! 法度に背き新選組から消えた佐々木愛次郎。土方の命により、生死も知れぬ愛次郎の行方を追う山崎丞。やがてその調査は、新選組とって大きな足跡となる三条木屋町での“事件”に思いがけぬ形で繋がっていくこととなる――― 新選組、会津、長州、土佐、薩摩…… それぞれの信念の下、京で交わる志士たちの生き様を丹念に描く幕末エレジー! ますます見逃せない1864年/元治元年の夏へ向かう物語に、刮目相対を!!
沖田総司が主人公でその生い立ちから近藤勇・土方歳三らとの出会い、壬生浪士隊としての芹沢鴨との関わりや、新選組というものの立ち位置や存在意義なども含め非常に面白く描かれている。 沖田と言えば新選組(の幹部内)においても特段若く強く美しかったとよく語られるが、何処か欠けている不完全さが上手く表現されていて無邪気さというか真っ直ぐさが怖い。 映画「壬生義士伝」で吉村が逃げ込んで助けを求めた旧友に切腹を命じられるというシーンがあるのだけど、観た当時はイマイチ理由がわからなかった。 アサギロを読むと侍として掟を守る、侍として死ぬ事の意義や、当時の命の扱いがよくわかる。 幕末でいうと「お〜い!竜馬」の影響で坂本龍馬が好きだったけど、新選組はやはりぶっ飛んでて良い。全て史実として鵜呑みにしていくのがむしろ正しい楽しみ方じゃなかろうか。 読み始めたら止まらず20巻まで一気に読んでしまってこんな時間に。。。早く続き読みたい😢