あらすじぼく、十四松だよ!山にやってきたイヤミは、やまびこ峠というところで「なまむぎなまごめなまたまご~」って言ってみたら、「なまむぎなまもめなまたまも~」ってかえってきたんだ。おかしいよね。あやしいと思ったイヤミが向こうの山に行ってみたら、やまびこ小僧がいたんだよ!それで「さっきのやまびこはチミざんすか」と聞くと、「さっきのやまびこはチミざんすか」って同じコトを言うんだ。だってやまびこ小僧だからね~!全15編収録してるんだ!
登場人物一人ひとりがあまりにも強烈な個性を発しているため「主役は誰?」と、真面目なひとは考えてしまうかもしれません。 もはやお話もストーリーがあるのかないのかハチャメチャ。でも読後感は爽やかです。突き抜けすぎているナンセンスな世界。 常識をふりきっているキャラクターたちが、抑圧されて窒息しそうな気持ちに穴をあけてくれる。 自分の常識のねじを外す危険な本でもあります。平均・平等を無理やり意識させられて息が詰まりそうになっているとき、こんなギャク漫画が日常をちょっとだけ逸脱させてくれます。 現実に会社組織などで、この漫画のキャラクター達に当てはまる人がいると思います。苦手な上司・同僚をこの漫画のキャラクターでイメージすると、ちょっと気持ちが楽になりますよ。