あらすじぼく、カラ松だよ。貧乏子だくさんな我が家では、はらがへると食べ物の奪い合いが始まるんだ。だけど庭にゴボウが生えているのを見つけて、掘ってみるとなんと小判がザックザクとでてきたんだよ。一気にお金持ちになったんだけど、ぼくらのことを知った怪盗デ・カメレオンが整形外科医を連れて、強盗にやってきたんだ!イヤミ刑事、早くデ・カメレオンを逮捕してよ!全8編収録だよ!
登場人物一人ひとりがあまりにも強烈な個性を発しているため「主役は誰?」と、真面目なひとは考えてしまうかもしれません。 もはやお話もストーリーがあるのかないのかハチャメチャ。でも読後感は爽やかです。突き抜けすぎているナンセンスな世界。 常識をふりきっているキャラクターたちが、抑圧されて窒息しそうな気持ちに穴をあけてくれる。 自分の常識のねじを外す危険な本でもあります。平均・平等を無理やり意識させられて息が詰まりそうになっているとき、こんなギャク漫画が日常をちょっとだけ逸脱させてくれます。 現実に会社組織などで、この漫画のキャラクター達に当てはまる人がいると思います。苦手な上司・同僚をこの漫画のキャラクターでイメージすると、ちょっと気持ちが楽になりますよ。