あらすじ西夏の文字を守るという思いを秘め、あえて文字を焼くモンゴル軍に入ったユルール。だが西夏の残党と合流し、数を増すシュトヘルの一団の状況を耳にした、大ハンの息子、トルイは、そのユルールに賊軍頭目シュトヘルの討伐命を下すのだった。ユルールはシュトヘルと相まみえるため、成都へ向かう―― 一方シュトヘルの前にはハラバルが現れ…!? 守るべきものと自らの誇りのため、そして憎むべき敵への復讐のため、彼らは命ある限り大地を駆ける――!! 圧倒的筆致で描く大人気ヒストリカル・ロマン、待望の最新刊!!
現代と昔のモンゴルを行き来してなおかつ西夏の文字がテーマなので複雑です。 でもその複雑さと読むのが煩わしいと一瞬でも思わない表現力、さすがとしか言いようがありません。 バトルのスピード感のある筆の運び、めちゃくちゃ好きです。