あらすじ

「私の恋した人の名前が書かれています」スーさん、稲川さん、土井さんの“仲良し3人組”が恋い焦がれた、今は亡きマドンナ。彼女は生前、金箔に“好きな人”の名前を金箔に書き高級ブランデーのビンの中にひそかに沈めていた。その恋のお相手は、「オレだ!」「オレだ!」とゆずらない3人。秘められた恋のフタが開くとき、友情… そして夫婦関係にも亀裂が入る――!?
釣りバカ日誌 1巻

鈴木建設に勤めるハマちゃんこと浜崎伝助は、とくにこれといった趣味もなく、かといって仕事に燃えるわけでもなく、ただのんびりと毎日を過ごしていた。ある日、上司の佐々木課長に釣りに誘われて、イヤイヤついていったのが運のツキ。すっかり釣りの面白さにはまってしまい、ここにひとりの釣りバカが誕生するのだった!ハマちゃんはいかにして釣りバカになってしまったのか!?釣りのおもしろさとサラリーマンの泣き笑いを描いた、国民的人気コミック!!

釣りバカ日誌 2巻

年が明けて間もなく、親子3人で仲良く近所を散歩する伝助の目に止まったのは、縁側で凝った釣りの仕掛けを作っている無愛想な男だった。しかし、この男、意外なことに伝助を真鯛釣りに行かないかと誘う。もちろん喜んで応じる伝助。しかし、釣りに向かう車中でも、まったく会話が弾まない2人。どうなることかと思う伝助だったが…。

釣りバカ日誌 3巻

伝助はひょんなことから鈴木という名前の老人と知り合う。一緒に釣りにでかけることになった2人だったが、この鈴木さん、釣りは初めてというド素人。自分だって1年前はド素人だったのに、そんなことはすっかり忘れて師匠気取りの伝助。先輩風を吹かせて、鈴木さんに厳しくコーチする伝助はどんどん調子に乗るが、この鈴木というご老人、実は意外な人物なのだった!

釣りバカ日誌 4巻

相変らずマイペースの伝助に比べて浮かない顔の佐々木課長。そんな佐々木さんをのんきに励ます伝助だったが、実はその伝助こそが佐々木さんの悩みのタネだった。そんな佐々木さんの心中を知らず、気分転換にと釣りに誘う伝助。ところが、2人が乗った釣り船に、偶然アノ人も乗っていて…。

釣りバカ日誌 5巻

ある日、営業三課の人々はなぜか皆そそくさと出かけてしまい、気づいてみると残っているのは佐々木さんと伝助だけ。実は、週末に誰かが新潟へ出張に行かなくてはならなかったからなのだ。佐々木さんはしょうがなくその仕事を伝助に任命した。週末、伝助が新潟に着いてみると、そこは雪、雪、雪の世界。そして、なんとここで伝助が遭難してしまい…。

釣りバカ日誌 6巻

ある日、スーさんから伝助へいつものように釣りのお誘いの電話が入る。新島の近くの岩礁でヒラマサ釣りをしないかという提案に、伝助はもちろんふたつ返事。みち子さんの嫌味もなんのその、意気揚々と出かける伝助。広い海を前に、どちらが多く釣るかなどというコセコセした争いはやめにして、勝負するならこの大海原と勝負しようと盛り上がる釣りバカコンビだったが…。

釣りバカ日誌 7巻

伝助が珍しく悩んでいる。なんてったって、あの伝助のカワイイ奥さん・みち子さんが不倫をしているかもしれないんだから。しかも相手は鈴木社長の甥で、次期社長と噂される多胡氏である。あらぬ妄想を膨らませる伝助のもとに、多胡の家にいるみち子から「なにもかも話すから来て!」という電話が。伝助は覚悟を決めて多胡のマンションへと出かけるが…。

釣りバカ日誌 8巻

最近、浜崎家ではどうもみち子さんの機嫌が悪い。それもそのはず、伝助の釣りバカぶりが近頃許しがたい状況になっているようで、みち子さんが妊娠したかもしれないというのにクロダイ釣りにのめり込んでいるというありさま。きっかけは何キロ級というクロダイの大物を目の前にして釣り損ねた伝助が、そばにいた見知らぬ釣りバカ爺さんに…。

釣りバカ日誌 9巻

伝助がルンルン気分で四国支社へ単身赴任した後、営業三課は火が消えたように静かになってしまった。しかし、誰よりも寂しい思いをしているのは、もちろん釣りバカコンビの片割れ・スーさん。せっかく友人と釣りに出かけても、思い出すのはハマちゃんのことばかりで…。

釣りバカ日誌 10巻

単身赴任先の四国から再び本社に呼び戻された伝助。ある日、伝助が幹事を務める同期会が開かれた。この同期は優秀な人材が集まっているとの定評があり、皆すでにそれなりの役職に付いている。いまだにヒラなのは伝助だけなんであるが、そこは伝助、全然へっちゃら…というかナーンにも気にしていないのだった。

釣りバカ日誌 11巻

ある日、行き付けのそば屋でお昼を食べていた佐々木課長は、鈴木建設釣り同好会の世話人である秋山営業部長と顔を合わせる。久しぶりに釣りがしたいという秋山部長は、社内釣り大会の段取りを佐々木さんに頼んだ。張り切る佐々木さんのもとに「私も釣り大会に参加したい」という1本の電話がかかってくる。その電話の主が、なんと鈴木社長だったからサァ大変!

釣りバカ日誌 12巻

会社のアイドル・ひろ子ちゃんはなぜか伝助に好意を持っている様子。ひろ子ちゃんに釣りに連れてってと頼まれた伝助はルンルン気分で出かけるが、そのとき自分のカーディガンを忘れてきてしまう。翌日、そのカーディガンはひょんなことから宗君のもとへ。ひろ子に憧れる宗君は、彼女に「それは好きな人のカーディガン」と聞かされ大ショック!

釣りバカ日誌 13巻

伝助と会社のアイドル・ひろ子ちゃんがオフィスラブ?という「ひろ子ちゃん騒動」も一件落着し、浜崎家にはまた平和なときが訪れた。当のひろ子ちゃんはお見合いの相手と結婚が決まり、故郷へと帰っていく。そして、最近、伝助に遊んでもらっていないスーさんは連休に釣りの約束を取付ける。だが、その当日、伝助がまさに出かけようとするところへ一本の電話が…。

釣りバカ日誌 14巻

佐々木課長の昇進がかかった一大リゾートタウン計画のため、現地視察に出かけた伝助。その行き先がアジ釣りで有名な勝浦と聞いて、スーさんも公私混同の「視察」と称して佐々木さんをお供にやって来る。ところが、その建設予定地の山林の地主であり、伝助の釣り仲間でもある源五郎爺さんが、土地譲渡の条件に出してきたのが…。

釣りバカ日誌 15巻

次部長とはいかなかったものの、見事に部長代理に昇進した佐々木さん。嬉しくて仕方がない佐々木さんは秋山部長とともに鈴木社長にお礼のあいさつをする。社長はその返事もそこそこに、佐々木さんの昇進で空いた営業三課の課長のポストを誰にするのかとせまる。突然のことにあせる佐々木さんの口をついて出た名前は、なんと「浜崎」で…。

釣りバカ日誌 16巻

スーさんの意向で営業三課の課長に任命されたのは、札幌支社にいる朝本という人物だった。この朝本課長、今でこそ釣りに関して極度のアレルギーを持ってはいるが、昔は大がつくほどの釣りバカだったという。釣り嫌いになった原因は、若いころ、その釣りがもとで鈴木社長の逆鱗にふれて左遷されたからだった。

釣りバカ日誌 17巻

過去に釣りで仕事をしくじり長い間釣りを断っていた朝本課長は、自分に負けたら釣りをやめるという約束を伝助にさせて勝負に挑む。ところが、その勝負がきっかけで朝本課長の釣りバカが復活!2人は仕事も忘れて釣り勝負に没頭してしまう。そして、朝本は釣りバカぶりが復活して自らヒラに降格。課長は部長代理の佐々木さんが兼任することになる。

釣りバカ日誌 18巻

営業三課のホープだった宗君は、新設の海外事業部への異動が決まる。しかし、彼は三課のことが気になってしょうがない。というのも三課のOL・久美子ちゃんをめぐって同期の社員・平田君と恋のバトルをくり広げているからであった。そんな宗君のところへ故郷の母親からお見合い話がやってきて…どうする宗君!?

釣りバカ日誌 19巻

伝助とスーさんの釣りバカコンビは、ひょんなことからスーさんの旧友2人とともに釣りに出かけることになる。実は2人は丸菱銀行の頭取と日本電々の総裁という超大物。彼らは、伝助とスーさんの肩書きを越えた仲の良さを見て、2人が本当は親子ではないかと疑っている。それはさておき、4人が釣りに興じている最中に大雨がふってきて、川が増水してしまう。

釣りバカ日誌 20巻

常々懸案事項となっていた営業三課の課長のポストをそろそろ決めようという話が、スーさんと多胡の間で交わされる。その噂はあっという間に広がり、ついに浜崎新課長誕生か!?という話まで囁かれる。ところが社長直々のご指名は、かつて佐々木さんと営業部部次長のポストを争って敗れた久米管材部部次長だった!

釣りバカ日誌 21巻

営業三課の内紛をなんとか穏便に鎮めたいと思う佐々木さんは、クメハマコンビ(久米課長と伝助)の釣行に強引に参加する。釣りをしながら久米課長が折れるように説得しようというつもりだったのだ。ところが、そこに仲間外れにされまいと変装したスーさんが乱入。スーさんが実は鈴木社長であるとは知らない佐々木さんと久米課長は社長の悪口で意気投合してしまい……。

釣りバカ日誌 22巻

佐々木さんと久米課長の降格の件に関して対立するスーさんと多胡常務。2人は伝助と釣りに出かけるが、その船上でも言い争いを繰り広げる。加えてまったく釣れないスーさんのボルテージは上がるばかりで……。

釣りバカ日誌 23巻

ひょんなことからコスモポリス新東京という一大プロジェクトの諮問委員会に鈴建代表として紛れ込んでしまった伝助。事の重大さにまったく気づかない伝助は、委員会の席でも釣りバカぶりを発揮する。一方、鈴建社内では“なぜあのペケ社員の伝助が代表に”と大騒ぎ……。

釣りバカ日誌 24巻

コスモポリス新東京の諮問委員会幹部で建設省のキャリア組、花沢氏はどうもこのところ落ち着かない。というのも、委員会のメンバーの一人である伝助にペースを狂わされっぱなしだからである。ある日、花沢氏は無意識のうちに伝助の家の前まで来てしまい……。

釣りバカ日誌 25巻

鈴建創立40周年を記念する本社新社屋の建設の大役に任命された佐々木さん。ところがその建設予定地の一角には梅沢さんという未亡人が住んでいた。佐々木さんはどうにかしてこの梅沢邸の土地を収容するため、極秘のプロジェクトチームを結成する。そんな折、梅沢さんが可愛がっている猫が鈴建に紛れ込み、佐々木さん達による必死の捜索が開始されるが……。

釣りバカ日誌 26巻

“サザンクロスシルバー”というプロジェクトの一員になった伝助は、出張先のオーストラリアに着くなり釣りバカぶりを発揮する。顔見知りになったトローリングのクルーに船に乗せてもらい、仕事も忘れて釣り勝負に夢中になるが……。

釣りバカ日誌 27巻

九州支社から本社営業第一課に配属となった江夏は、伝助以上の大物ぶり。前日の歓迎会で酔っぱらった勢いとはいえ課長にかみついたのに、翌日も堂々と遅刻してくる始末。もちろん青田課長はカンカンだが、電車を乗り過ごしたといって、本人はまったく反省の色がなく…。

釣りバカ日誌 28巻

長引いた春闘のせいで、すっかり仲違いしてしまったハマちゃんとスーさん。しかたなく一人で鮎釣りに出かけたスーさんは、久々の大当たりでホクホク顔…なのだが、ハマちゃんがいないと今ひとつ楽しくない。ハマちゃんを誘わなかったことを後悔しながら川岸を見ると、なんとそこにはハマちゃんが!驚いたスーさんだが、ハマちゃんと一緒にいる爺さんの顔を見てさらに驚いた!

釣りバカ日誌 29巻

3か月の試用採用とはいえ、邦栄建設の社員となった伝助。その邦栄建設での上司・佐々山は、一度ならず二度までも酔っぱらって伝助に大醜態をさらしてしまう。この失態を会社にバラされないよう、口封じのため佐々山は伝助に係長昇格の話を持ちかけるが、もちろん伝助の答えは「ノー」。またもや乱闘騒ぎになって…。

釣りバカ日誌 30巻

“佐々山流起死回生のマル秘作戦”が成功して、電々新社屋建設を落札してしまった邦栄建設の佐々山たち。今までのつき合いからして、今回の落札は鈴木建設間違いなしと思っていた周囲は大仰天。その“マル秘作戦”とは…。