あらすじ桧垣屋(ひがきや)与平という男の始末を依頼された梅安は、その男が動かしている木更津船に客として乗り込み船内で仕掛けをする予定が、突然の嵐で二人の漂流が始まった――「仕掛之百二十九梅安絶海地獄」。その他に、「仕掛之百三十梅安毒消売」「仕掛之百三十一二人梅安」「仕掛之百三十二噂屋と瓦版屋」「仕掛之百三十三血桜絶唱」「仕掛之百三十四相対死に」を収録。
池波正太郎の小説、仕掛人シリーズがあり、テレビドラマの必殺仕掛人があっての、この漫画「仕掛人 藤枝梅安」な訳ですが、巨匠さいとう・たかを氏の劇画色が強いです、ゴルゴ13みたいな梅安さんを時代劇に登場させ、巨悪を断つ仕掛人を演じさせます。原作の設定に忠実というわけではないのですが、マンガ作品としては充分に楽しめる内容だと思います。