あらすじ

全国高等学校野球選手権埼玉大会5回戦。西浦(にしうら)高校と、美丞大狭山(びじょうだいさやま)高校の熱戦に決着!試合を終えてチームに去来するものは。この大会でじゅうぶん戦ったのか、自分たちは何かを得たのか、そして、「次」は?――全員1年の新設野球部としての時期は終わり、新しいチームに生まれ変わるための“産みの苦しみ”。選手全員の覚悟が問われる!
おおきく振りかぶって 1巻

県外の高校に進学した卑屈で弱気なピッチャー・三橋廉(みはし・れん)。見学するだけと訪れたものの強引に入部させられたのは、全員1年生(くせ者揃い)に女監督(コワイ)という創設まもない野球部だった!オレらのエースは暗くて卑屈。勝つために、弱気なエースのために。行け、オレら!読むとためになり、しかも血沸き肉躍り涙する。絶対に面白い本格高校野球漫画!

おおきく振りかぶって 2巻

ヒイキでエース扱いされてたピッチャーなんて怖くない。楽勝モードで三橋(みはし)をなめてかかる三星(みほし)学園野球部の元チームメイト。その中で、ピッチャー・叶(かのう)だけが真剣だった!泥臭く、熱っぽく勝利にこだわる叶の姿は、西浦(にしうら)高校有利と思われた勝負の流れを変えてゆく……!かつてのチームと決別できるのか。そしてキャッチャー・阿部(あべ)と信頼関係を築き、新しいチームのピッチャーとして独り立ちできるのか。ゲームの勝敗は、三橋の、チームの未来を左右する!

おおきく振りかぶって(3)

“スゴイ投手”武蔵野(むさしの)第一高校2年生エース・榛名(はるな)。だが阿部(あべ)は彼のことを“最低の投手”という。いったいなぜ榛名は“サイテー”なのか?その原因は、二人がバッテリーを組んでいたシニア時代にあった─―!野球経験者が唸る臨場感。青春と人間の素晴らしさを正面からたたえる熱さ、さわやかさ。野球に興味がなくても夢中になれる、面白さ絶対保証の高校野球漫画!

おおきく振りかぶって(4)

6月――夏の全国大会の抽選会に県内170校のチームが集まり、対戦表を埋めていく。“あの場所”へ行けるのはこの中のたった1校だけ!そして全国高等学校野球選手権埼玉大会の開幕が目前に迫る。練習の時間はいくらあっても足りない。初出場でも、部員が10人でも、本気だから。西浦(にしうら)高校野球部、初めての「夏」が始まる。

おおきく振りかぶって(5)

全国高等学校野球選手権埼玉大会開幕!西浦高校野球部の初めての公式戦が始まった。気おくれなし、緊張なし。強豪・桐青(とうせい)相手に、西浦ナインも最高のコンディション。全員1年生の初出場校vs.昨年の埼玉大会優勝校の対決は波乱必至!?語り継がれる名試合、熱くて長いゲームが始まる!

おおきく振りかぶって(6)

西浦(にしうら)高校野球部初めての公式戦となる夏の初戦。阿部(あべ)の心配をよそに三橋(みはし)は三振の山を築いていった。しかし相手は強豪・桐青(とうせい)高校!このまま終わるわけがない!!桐青のエース・高瀬(たかせ)も本来の調子を取り戻し、西浦の追加点が厳しくなった状況下で去年の埼玉県大会優勝校の反撃がはじまる!感動と手に汗にぎるスリル、白熱のゲームは3回から!

おおきく振りかぶって(7)

全国高等学校野球選手権埼玉大会。昨年の優勝校相手に全力を振り絞る、全員1年生の新設野球部・西浦(にしうら)高校。試合は強まる雨の中、1点を争う接戦になった。格下とみられていた西浦の健闘は、強豪・桐青(とうせい)をついに本気にさせる!駆け回る選手、声からす観客、汗と涙と青春のキラキラがつまった白熱のゲームは7回裏から。「夏の初戦」はまだ終わらない!

おおきく振りかぶって(8)

全国高等学校野球選手権埼玉大会。西浦(にしうら)高校が1点ビハインドで迎えた9回表の攻撃。ここで点を取れなければ試合終了。しだいに桐青(とうせい)ナインは、いつもどおりの初戦の終わりをイメージし始める。一球たりとも目が離せない、全員1年生の新設野球部・西浦と、強豪・桐青の熱くて長い「夏の初戦」が、ついに決着!

おおきく振りかぶって(9)

1年生だけでスタートした西浦(にしうら)高校は接戦の末、夏の選手権大会の初戦に勝利した。しかし、4番・田島(たじま)は試合中に右腕を負傷していた。次の試合までには1週間のインターバルがあったが、田島の腕は完治しない。百枝(ももえ)監督は田島の負担がなるべく軽くなるよう守備と打順を大きく変更して3回戦に挑む!

おおきく振りかぶって(10)

たったひとりで野球部を率いてきた崎玉(さきたま)高校3年・小山(おやま)。だが、不利な戦況になっても後輩をきちんと指導できない小山に、投手・市原(いちはら)はイライラしはじめる。一方モモカンは、田島(たじま)を強烈に意識する新たな4番・花井(はない)にプレッシャーをかけ続けるが――!?花井の覚醒はなされるのか?埼玉大会3回戦、決着!

おおきく振りかぶって(11)

今までの全ての試合を完投しても、強打者を擁する3回戦の相手をコールドで下しても、三橋(みはし)の卑屈さは変わらない。こいつに自信を持たせるには勝つしかない!桐青(とうせい)戦で負傷した田島(たじま)も4番・サードに復活し、万全となった西浦(にしうら)は埼玉県予選4回戦に挑む!ダークホースだった西浦もにわかに注目を集めるが、その活躍を冷静に分析するチームがあった。それは4回戦に勝利すれば次戦で対戦する美丞大狭山(びじょうだいさやま)高校!!

おおきく振りかぶって(12)

無名の公立高校が埼玉大会で5回戦進出!その5回戦の対戦相手の美丞大狭山(びじょうだいさやま)高校は、強豪の桐青(とうせい)に勝った西浦(にしうら)を徹底的に研究していた。三橋(みはし)の特長、阿部(あべ)のリードをはじめ、試合で結果を残している選手全員の個性まで把握、まさに西浦対策は万全。丸裸にされた西浦は序盤、いいように翻弄されるが、ついに反撃の糸口をつかむか!?試練に次ぐ試練、ハラハラドキドキの埼玉大会5回戦!

おおきく振りかぶって(13)

強豪・桐青(とうせい)を破り、埼玉大会5回戦に進出した西浦(にしうら)高校野球部。しかし5回戦の相手・美丞大狭山(びじょうだいさやま)高校は、勢いにのる西浦を徹底研究していた!バッテリーも打線も丸裸にされた西浦は、序盤に大量リードを許してしまう。負けじと反撃、点差をつめていく西浦だが、予想外のアクシデントが発生!最大の危機をむかえてしまう!!逆転は成るのか?三橋(みはし)は最後まで投げられるのか!?西浦ナインの底力が、今、試される!!

おおきく振りかぶって(14)

埼玉大会5回戦の相手・美丞大狭山(びじょうだいさやま)高校に、バッテリーも打線も徹底研究され、序盤に大量リードを許した西浦(にしうら)。さらに、チームの要である捕手・阿部(あべ)がアクシデントにより負傷退場してしまう……!!――圧倒的不利な状況に追い込まれても、決して試合をあきらめない!西浦ナインが死力を振り絞る熱戦、いよいよ決着!!

おおきく振りかぶって(15)

全国高等学校野球選手権埼玉大会5回戦。西浦(にしうら)高校と、美丞大狭山(びじょうだいさやま)高校の熱戦に決着!試合を終えてチームに去来するものは。この大会でじゅうぶん戦ったのか、自分たちは何かを得たのか、そして、「次」は?――全員1年の新設野球部としての時期は終わり、新しいチームに生まれ変わるための“産みの苦しみ”。選手全員の覚悟が問われる!

おおきく振りかぶって(16)

「エース」とはこういう人間だ!――夏の高校野球・埼玉大会は、安部(あべ)が意識する投手・榛名(はるな)擁する武蔵野第一(むさしのだいいち)高校が準々決勝に臨む!一方、西浦ナインは次の目標を明確に意識し、合宿開始!!気合が入った練習の一方、三橋(みはし)・安部のバッテリーにも新たな挑戦が……!圧倒的人気の本格高校野球漫画!

おおきく振りかぶって(17)

対戦する選手が強烈に意識する注目の「エース」榛名(はるな)。夏の全国高校野球選手権埼玉大会、準々決勝の行方は!?一方、合宿中の西浦(にしうら)では……意気投合して甲子園を目指すバッテリーに、再び暗雲が!?さらに、プールで彼らが見たモノとは――!?

おおきく振りかぶって(18)

埼玉大会準決勝。エース・榛名(はるな)擁する武蔵野第一(むさしのだいいち)と優勝候補・ARC学園が激突!初回3点を失った榛名は、自分の全力の球を捕れる秋丸(あきまる)を捕手に指名。さあ、武蔵野の猛追が始まるぞ!!――しかし、ARCの1年生投手・太田川(おおたがわ)が武蔵野打線を苦しめ、さらにはのんきすぎる秋丸に、榛名の怒りが爆発!?一方、榛名の劣勢に、観戦する阿部(あべ)の心中は複雑で……?

おおきく振りかぶって(19)

「阿部君オレは振りかぶって投げる!」決意と挑戦の19巻!!全力で挑む姿が胸を打つ。青春の輝きがぎゅっとつまった高校野球漫画!!――夏の大会・埼玉大会準決勝。武蔵野第一(むさしのだいいち)とARC学園の熱戦は8回に突入。エース・榛名の力投を受け、2点を追う武蔵野の逆転なるか!?ついに決着の時!一方、西浦(にしうら)は夏合宿で愛媛の強豪校との練習試合に挑む!!

おおきく振りかぶって(20)

監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す!関西勢&愛媛の高校との合同練習が始まった。練習試合の相手は、甲子園出場経験もある古豪・桃李高校!実戦で得る経験は何よりの財産。西浦は積極果敢に名門に挑む!!新たな出会いがオレらを強くする!充実の関西遠征練習試合編を全収録!!

おおきく振りかぶって(21)

監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す!夏の埼玉大会で優勝したARC学園が2回戦で甲子園を去った頃、新人戦を勝ち抜いた西浦は秋季大会はシード獲得!負傷欠場していた正捕手の阿部も本格復帰、さあこっから!初戦は武蔵野第一だけど、学園祭もあるぞ!

おおきく振りかぶって(22)

秋季大会初戦の相手は、夏大ベスト4の武蔵野第一(むさしのだいいち)。速球が持ち味のエース・榛名(はるな)を相手に、西浦(にしうら)は堂々と渡り合う。5回を1対1の同点で迎えたが、武蔵野第一は三橋(みはし)の“まっすぐ”に違和感を感じ始めたぞ!このまま武蔵野打線を抑え込めるか!?

おおきく振りかぶって(23)

秋季大会初戦、同点で迎えた9回。武蔵野第一(むさしのだいいち)は、三橋(みはし)の“まっすぐ”を攻略!?窮地に陥った西浦(にしうら)は、未完成のナックルボールで勝負に出るが……!?初戦にして正念場、三橋と阿部(あべ)のバッテリーの成長が問われる!!

おおきく振りかぶって(24)

監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋(みはし)を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す!予選を突破し秋季県大会へ進んだ西浦。初戦の相手は夏大優勝をARC学園高校と争った強豪・千朶高校。三橋のフォーム改造は吉と出るか凶と出るか。さらに主将の花井(はない)は田島(たじま)を抑えて主軸の4番に。バッテリーの、西浦のチームとしての正念場だ!

おおきく振りかぶって(25)

大人気本格高校野球漫画! 監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手は、弱気な投手・三橋(みはし)を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す!秋季県大会初戦の相手は、夏大会準優勝の強豪・千朶高校。西浦は序盤をリードするが同点に追いつかれ、さらに三橋の制球が乱れ始める……! 牙をむく千朶打線を抑えて勝利をつかめるか。息詰まるゲームはいよいよ終盤へ!

おおきく振りかぶって(26)

監督は女性、選手は全員1年生の新設野球部・西浦高校に集った10人の選手が、弱気なエースの三橋(みはし)を中心に、甲子園優勝を目指す! 秋季県大会初戦の相手の千朶高校相手に、球速向上を焦るあまりフォーム改造を先走った三橋のコントロールがついに乱れる! そして強豪校ならではの地力が守備に攻撃に西浦を追い詰めるが……。力の差を感じつつも諦めない。秋季県大会千朶戦、ついに決着!

おおきく振りかぶって(27)

球速アップを焦るあまりに挑んだフォーム改造が裏目。驚異の制球力を失った三橋(みはし)は秋季県大会を強豪・千朶(せんだ)高校相手に力を出し切ることなく終えた。そして、試合が終われば高校生。中間テストを間近に控えた部活動休止期間、三橋や阿部(あべ)は田島(たじま)らと誘い合って自主練に励む。テスト勉強、自主練にと、試合が終わっても西浦(にしうら)ナインは毎日くたくたで充実の日々だ!

おおきく振りかぶって(28)

県立西浦高校野球部は秋季県大会へ挑むが、エースの三橋が投球フォームの改造を焦ったツケで本来のパフォーマンスを発揮できずに敗退。三橋のスランプ脱出の目処が立たないまま、中間テストと自主練を経て練習再開! メントレでアップデートした西浦は4市大会へ挑むぞ!

おおきく振りかぶって(29)

監督は女性、選手は全員1年生。県立西浦高校野球部は4市大会へ挑む。初戦の相手は夏の大会でコールド勝ちした崎玉高校! 投球フォームの改造を焦ったツケで本来のパフォーマンスを発揮できないエースの三橋は、雪辱を誓う強打者・佐倉を抑えられるか!?

おおきく振りかぶって(30)

県立西浦高校野球部の4市大会初戦の相手は崎玉高校。夏の大会でコールド負けした崎玉は西浦にリベンジを誓っていた! 徹底的に練られた崎玉の戦略が西浦を翻弄! 流れは崎玉に傾いた!