幾つになっても生き直せる。酒米農家の恋! 福岡県で農業を営む敬三のもとに、かつての想い人であり幼なじみの“愛ちゃん”が30年ぶりに東京から帰ってきた。愛は、「東京で歌手になる」という夢に破れての帰省―― 故郷のスナックでチーママとして働きはじめるものの、1千万円の借金まで抱える愛は、自暴自棄で荒みまくった生活を送る。いっぽうの敬三は、喝采酒造が企画する「優勝賞金3千万円」(!)の山田錦コンテストに参加することを決め、最高の酒米づくりを目指し、周囲も戸惑うほどの型破りな農法で勝利を狙う。敬三の懸命な姿に刺激を受け、破れかぶれだった愛の心にも変化が――!? 米作りとは、自分自身と向き合うこと。人は幾つになってもやり直せる、ということを教えてくれる大人のためのハートフル・サクセスストーリー!! 表題作「酒米一番星」のほか、絶倫母娘とある男との奇妙な三角関係を描いた「星光の灯籠」を収録。こちらは、暑~い夏にぴったりの、背筋ひんやりなホラーチック恋物語です!
ようやく、こういう漫画の良さがわかるようになった。 渋い感じね。 昔は、手から波動のようなものが出て敵を倒したり、最強の武器を振り回したり、絶世の美女と付き合うまでの運命的なラブストーリーだったりが漫画の醍醐味でしたが、年齢を重ねて、渋い漫画の良さもわかってきましたね。 40代からも恋愛はできるし、50代もドキドキしている。そして60代になっても元気でいるんだ。