あらすじ千葉で行われた法要(ほうよう)先での揉(も)め事をビシッとまとめ上げ、想い出の地・木更津に立ち寄ったタイムスリップ親分・阿久津丈二(あくつ・じょうじ)。そこで現白浜組組長・福永と再会した丈二だったが、かつての戦友から、突然の新宿(ジュク)復帰の申し出を受ける。そんな折、松風と名乗る霊媒師が出現。事態は怪しげな悪霊騒動へと……。
出世とは無縁でいい年してチンピラのままの主人公阿久津丈二は、ある日組の鉄砲玉に指名され命を落としてしまう。気がつくと何故か過去にタイムスリップしているところから物語は始まる。要するにヤクザが人生をやり直してあれよあれよという間に出世していく物語です。単行本で62冊にも及ぶ長期連載でしたが、読者の予想をはるかに裏切るラストは衝撃的でした。