空気の底
空気の底でうごめく、ちっぽけな人間たちの世界。息がつまるような日々の暮らしの中で、若者たちの満たされぬ愛と、やり場のない怒りが、しだいに人々を狂気へと駆り立てていく……。異色の短編集、ここに登場!
ウルトラセブン
あの永遠のヒーロー「ウルトラセブン」を桑田次郎が描いたコミックスが、電子書籍として登場! 子どもから大人まで楽しめる、シンプルかつ深みのある「セブン」のストーリーと造形美を、ぜひご覧ください! 第1巻は「姿なき挑戦者」「湖の秘密」「金色の龍」「海底基地を追え!」「北へ還れ!」を収録。監修・円谷プロダクション。
アタックNo.1
【バレー部に新風を起こす鮎原こずえとは!?】富士見学園に転校した鮎原こずえは、スポーツ大好きな中学2年生。ふとしたことでバレー部との試合に勝利し、3年生からキャプテンになってほしいと頼まれる。しかし、他にもその座を狙うものが…!少女スポーツまんがの金字塔、いよいよ登場!女子バレーボール界のヒロイン・こずえの熱戦ストーリー、第1巻!
魔法使いサリー
人間とお友達になりたくて魔法の国からやってきたお姫様、それが「魔法使いサリー」。人間界にお屋敷を建てて学校に通い始めたサリーだが、パパの帝王はそれが気に入らなくてなんとか魔法の国へ連れ戻そうと四苦八苦。さらにはいたずら小僧のカブまでやってきて…?少女向けテレビアニメ第1号となったメモリアル作品!
夕やけ番長
悪名高い不良中・木曽中学校に転校してきた赤城忠治は、ケンカの強い元気な少年。クラスメイトから、その強さを見込まれ、いじめグループの番長連合退治を頼まれる。一度は断ったものの、彼らの行動を見るに見かねて全員を叩きのめす。やがて事態は収束に向かい始めるが、彼らの背景に居る黒幕・影の大番長が現われ―――。
新選組
新選組へ入隊した少年・深草丘十郎は、父の仇を討つべく剣の修行に励む! 謎の少年・鎌切大作、近藤勇、沖田総司、坂本龍馬など剣客たちとの出会いを通じて、少年は成長していく……。独自の解釈で描く、手塚治虫版『新選組』! ほかにシルクロードが舞台の冒険活劇『鉄の道』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『新選組』 MT11『新選組』収録/『鉄の道』 MT74『鉄の道』収録 <初出掲載>『新選組』 少年ブック 1963年1月号~10月号/『鉄の道』 小学六年生~中学生の友一年 1962年1月号~1963年3月号
ハリスの旋風
学校は大嫌い。毎日けんかと大食いに明け暮れて、近所の子どもはみんな俺様の子分!その名も石田国松!!悪さばかりしている国松のもとへある日、名門ハリス学園の園長を名乗る老人が現れ突然入学するようにと迫ってきた。理由も分からないまま、しぶしぶ通うことになった国松。そこには腕っぷしのいい奴らがわんさかと…。次々に彼らをなぎ倒す国松はいくつもの運動部から勧誘を受け、うまい弁当を交換条件にすべての部に入部してしまう…。
ジャイアント台風
僕がどんなきっかけでプロ・レスリングの世界に入り、どのような努力を重ねてきたか知らない方が大部分だと思います。その中には汗と涙の苦しい経験がたくさんあります。それでもあえて僕の半生を漫画化したのはマットの上の華々しい戦いの陰に厳しい人生の戦いがあった事を一人でも多くのファンに知ってもらいたかったからです。この漫画がこれからを生きていく若い人達への励みとなるならば、これに勝る喜びはありません。(馬場選手の言葉、作中より一部抜粋)ケガのためプロレスラーに転向した馬場。だが強豪ひしめくリングに立ち向かう彼を待ち受けるのは……。国民的ヒーロー、ジャイアント馬場の半生を描いたノンフィクションコミック!
山びこ姉妹
民話を現代に蘇らせた恐怖譚シリーズ第一弾! 1963年に「やまびこ姉妹」シリーズの長編第一弾として、貸本短編誌『虹』に6回にわたって連載された作品を復刻します。山村で暮らす姉妹・さつきとかんなをめぐる民話調の恐怖譚です。物語は、夏休みの自由研究で「キツネと迷信」について調べる姉のさつきが、東京育ちの同級生の少女が狐つきの憑依に襲われる場面に遭遇するが、その正体は…。後にホラー性を強調したものへ描きかえられ雑誌に発表されますが、そのオリジナル版です。カラーページも再現された完全バージョンで初めて復刻集成されます。著者インタビューのほか、四方田犬彦氏、想田四両氏の解説が付きます。
ノーマン
ぶきみに輝く青い月は、何の前兆だったのか?だれが、何のために、タク少年を五億年前の月世界へワープさせたのか!?そして、宇宙の敵、ゲルタン星人とは?雄大なスケールで描く、傑作スペース・オペラ、第1弾!
暗い話が多い短編集ではあるが、通底して投げかけられているのは人間や愛とは何なのかという問いである。 白人と黒人の臓器が入れ替わったら何人になる?意識はそのままで姿形が動物になったら?血の繋がりってそんなに重要か?妄想の幸せも幸せか? この短さで十分にその物語を成り立たせている世界観を構築する力量はさすが。しかしそれはステレオタイプだったり、皆が共有している価値観を利用する(というかそれを作ったのは手塚自身とも言える)ことと表裏一体であり、現代的な感覚からすると少し物足りない原因でもある。