本気のしるし

男を破滅させる女

本気のしるし
かしこ
かしこ
1年以上前

主人公は同僚女性2人と関係を持っているがどちらのことも本気ではなかった。何に対してもドライな性格の主人公がある女との出会いによって人生を狂わされる…。 前半の目に光がない時のヒロイン浮世は次にどんなことを仕出かすのか予測不能でページをめくる手が止まらないくらい引き込まれました。ろくに化粧しなくても美人でスタイルが良くて雰囲気があるなんてそれだけでもう男の人は夢中になっちゃうだろうにあの言動ですからね。極め付けは「私みんなにいいって言われるんです」ってセリフかな。淡々とそんなこと言えちゃうところが怖かったです。 捨て身な浮世にどこまでも主人公が振り回され続けるので恐ろしい結末を迎えてしまうのではないかと心配しましたがそうはなりませんでした。ただあの終わり方も別にハッピーエンドじゃないような。何かきっかけがあれば壊れてしまうような幸せな気がしました。

かわいいひと

大切ってかわいい

かわいいひと
野愛
野愛
1年以上前

かわいいひとについて描いている作品であり、最後までかわいいひとたちの作品なんだと感じました。 マスクをしていてもなんとも思わないし、マスクを外してもなんとも思わない、そういう世界になってはきました。 そういう世界でマスクをするのは結局のところ自分がそうしたいから、そうすべきだからと思っているからなんでしょう。もちろん、何も悪いことではない。 マスクで顔を覆うみたいに、隠したいことはたくさんあります。大好きな人だから隠しておきたいこともある。なんかいけすかないやつが隠してることが異常に気になることもある。何も隠してないみたいな、何も気づいてないみたいな他人に腹を立てることもある。 本当に雑にまとめてしまうと、人はとても不完全だということ。不完全で悪くてダサくてちっぽけで、だからかわいいんだと思います。 わかってはいるけど、自分のかわいさって認められないよな。だから気づいて受け入れてなんでもない顔してくれる友人って大切なんだよな。 大切って、好きって、かわいいな。 そういう素敵な作品でした。

働かないふたり

新しいゲームって嬉しいよね

働かないふたり
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

この働かない兄妹はとっても仲良し。 両親も二人のニートを見捨てていない。 この設定だけで、なんとほのぼのすることか。 新しいゲームに喜び、兄と一緒に遊ぶ妹。 流行りのアイドルの踊りとやらを深夜に二人して踊ったり、深夜に突然料理を作り始めたり、二度寝だと二人で一つのベッドに寝ようとしたり。 仲が良すぎて、小学生か幼児の兄妹をみている気持ちになるけど、彼らは既卒かつ未就労。 仲が良いのは兄妹だけでなく、両親とも仲が良い。 愛情たっぷり込めて、今も育てられている、働かないふたり。 餃子にわさびを入れる驚きプレーを母が止めないのに驚き、そしてわさび味に当たる父に驚き。 でも毎年肩たたき券をくれる娘というのは、一周回って、嬉しいものなのかもしれないなと思った。 お母さんは将来を考え、兄には就職活動、妹には花嫁修業をさせようとしているのだけど、妹の就職活動はいいんだろうか。生きていくすべをまず身につけろということだろうか。 お父さんの方も会社の人に料理上手な息子を主夫にいかがと勧めているので、なんとかなると思っているのは働かない道もあるということかもしれない。 スエット着た兄妹(特に妹の春子)の言動を見ていると、忙しくする日々で忘れていたものを思い出せるような気がする。

ちゃんと描いてますからっ!

ハートフル・漫画家マンガ・コメディ

ちゃんと描いてますからっ!
かしこ
かしこ
1年以上前

ネームだけ描いたら逃げちゃう漫画家の父親の代わりに娘達が作画をしてるけど、ファンにはもちろん担当編集さんにも内緒にしているというお話。ちなみに主人公の姉が人物のペン入れをして、妹がデジタルで仕上げをしています。それから長年アシスタントをしているあかねちゃんも事情を知っていて助けてくれます。 2巻までは、監視の目をすり抜けて逃亡しちゃった父親の代わりに嫌々ながら原稿を完成させる毎度お決まりの話が続くんですが、3巻で父親の漫画のファンであり主人公の憧れの先輩に秘密を打ち明けてから流れが変わります。今まで父親の「模倣」しかしていなかった主人公が初めてオリジナル作品を描くことになるのです。 プロ目線もアマチュア目線も両方ある漫画家マンガとして楽しめる作品でした!登場人物は少ないんですが全員分のエピソードがちゃんとあって丁寧に描かれているのも好印象です。娘達を困らせてばかりいる父親ですがそれほど悪い人にも描かれていないのでイライラしないで読めます(笑)

魔々勇々

「勇者」とは何か?異世界ファンタジーの根幹を問い直す期待の新連載

魔々勇々
mampuku
mampuku
8ヶ月前

「魔王」と「勇者」という、楽をしようとすれば楽をできそうな定番のフォーマットでありながら、世界観からキャラクターから何から非常によく練り込まれた意欲作でした。 「魔王と勇者」に家族愛要素を持ち込んだ意外性に、そもそも「勇者」とは何かを問い直す根源的な大テーマ、気合十分な画力と、個人的に『あかね噺』以来のスーパー新連載始まったか?と期待しています。

白と黒~Black & White~

正直面白くなかったです

白と黒~Black & White~
約1ヶ月前

とっかかりとしては百合やバイオレンスな部分は魅力的だと思い読み始めました。 ただ、読み終わったところで物語の終わりに対する序中盤のストーリーがなんだったのかわからなくなりました。 ちゃぶ台をひっくり返すような展開の終わり方は他にも多々あると思いますが、他と比べ率直にこれは面白くないと思いました。

快感メリーゴーランド[コミックス版]

無自覚両片思い

快感メリーゴーランド[コミックス版]
るる
るる
3ヶ月前

女の子とは付き合っても好きじゃないからすぐに振られてばかりの晴の初恋。 相手は後輩の航志だから認めたくなくて意地張るし、航志は航志で好きだけど晴も好きになってくれないと付き合わないと頑な。 そんな2人が両思いになって同棲するまでのモダモダや気持ちのすれ違いが初々しかった。

茅島氏の優雅な生活

タイトル通り浮世離れした茅島家の日常と人間模様

茅島氏の優雅な生活
るる
るる
3ヶ月前

澄人さんのお相手が庭師でビックリした😳 てっきり小泉くんかと思った。 澄人さんが宇宙人みたいに浮世離れしてるけど、妙に可愛くて周りが惹かれていくの分かる。 「英国旅行編」 あんまり好きじゃなかったな。 庭師がデリカシーなさ過ぎて。 元カレのところに連れて行くとかありえないんですけど。 彼が澄人さんを密かに溺愛しているのは理解しててもその倫理観は受け付けない。 「プロポーズ編」 淡々と愛情が深まっているのが分かる1冊でとても好き。 少し知り合うと澄人さんの浮世離れしたあまり喜怒哀楽を見せない可愛さが漏れ出してみんなが何故か惹かれてしまう不思議さがある。 庭師実家とは今後どうなるのかな、とかこの先の2人は?とか気になることはオープンなまま。 もっと続けば良かったなー。

グラぱらっ!

寝取られそうで寝取られない!すんどめNTRモノ

グラぱらっ!
名無し
1年以上前

NTRされそうでされない寸止めギリギリを攻めながら絶妙なバランスを保ってるエロラブコメ! 原作はカラミざかりシリーズを手掛けた桂あいり氏だけあって、大人しそうな清楚系ヒロインと真面目系主人公の組み合わせは鉄板で、もはや無双感すら漂う。マガポケというフィールドでもNTRモノの名手として才能を発揮して頂きたい

〆神

なんて運のいいやつなんだ

〆神
名無し
1年以上前

ああやって斜に構えて描くものも描かずに偉そうにしている自称・漫画家志望の人間が、漫画の死神みたいなやつに取り憑かれて、「死ぬ気で描く」ことをして変わるというストーリー。シンプルに羨ましい。あのままでいたら自分を客観視できず人を見下すような人間のまま死ぬだけだったのに。運のいいやつだなあ。

酒と鬼は二合まで

4巻まで一気に発売された?(電子だけかも

酒と鬼は二合まで
さいろく
さいろく
1年以上前

続刊の予約購入で一気に本棚に入ってることに気づいてテンション上がった。 やわスピでも急に25話から連載が始まるという謎のムーブ…だが、期待に応えてくれる漫画だと思っています(百合) 才色兼備な鬼たち(酒吞童子や茨木童子、その他諸々)と一見普通のように見せかけてカクテルを作る楽しみだけを生きがいにこれまで生きてきた陰キャ主人公との掛け合い、とても良いです。 個人的にはあんまりバトル要素なくていいけど>< 今後に期待しつつ4巻まで読了しました。

#真相をお話しします

裏の裏、更に裏があるんじゃ…?と深読みさせられるけど

#真相をお話しします
さいろく
さいろく
7ヶ月前

答えはない。何度か読み返して考察するしかない。 昔のショートショートみたいだなと思って読み始めたものの、実際ゾワッとするような話から割りと解りやすいのに考えさせられる物語まであって結構良いと思っている。 絵がポップな感じでシンプルなのも原作の雰囲気に茶々が入らないので良い。 個人的には2巻がちょっと長い話から始まるのでもう少しショートショートらしさを売りにしてくれたほうが好みなのだけど、今後も続きがあるようなので楽しみ。

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