4ページだけど良いラブコメ
幻獣達の物語
ジョニー・ライデンという名前を知ったのは、テレビのガンプラのCMでした。アニメには出ない、設定先行のキャラであり、知名度と実像が一致しない、謎めいた呪文のような存在でした。 ガンダムを下敷きにしたアンソロジーなどでその姿を描かれることがあり、短編は幾つか持っていますが、26巻ものサーガになるとは思ってもみませんでした(沖一さんの短編集が佳作であると思います)。 一年戦争の最中、エースパイロットを集めたジオンのキマイラ大隊。多くの謎を残したまま闇に消えた「幻獣」。エース達を率いたジョニーに関しても、様々な噂が錯綜しており、それが様々なジョニー像の由縁であると作中で語られます(この辺がアークさんの作劇の巧みなところだと思います)。 作中はZZから逆シャアの間の時期であり、他の 作品で語られて来なかった空白の時代でした。制約のある中、過去作の登場人物やMSを絡め、先行作品へのオマージュやアークさんの過去の作品との関連性もあり、宇宙世紀に描かれた新たな歴史の一篇として、この作品の完結を祝いたいと思います。宇宙世紀の物語を知らない人にはちと勧め辛い作品ではありますが、戦闘シーンの格好良さも含め、ガンダム好きに勧めたい名作です。
女子大生×大正の幽霊のガールミーツガール
とにかく絵が美麗…!冒頭は現代が舞台なんですが、すでにレトロな雰囲気が漂っています。 コマを飾るアール・ヌーヴォーな模様や花がが出てくるところもCCさくら育ちとしてはときめかざるを得ません。素敵です! なんて素敵な絵なんだろうと思って過去作を見てみたら『美しい体』の作者様でした。なるほど〜…!!
あまり知られてない?
作者好きでたまたまTwitter連載から見つけて即購入 結婚適齢期が早いファンタジーな世界で、聖女としての力も年がかさむとどんどんと衰える中、主人公の女の子は「売れ残り」と言われ続けたが、以前助けた犬(っぽい動物)が実は魔王で主人公に見合う男になるためにスーパーイケメンに変身 売れ残りなんて言わせねーよ、とばかりのイケメンムーブに女の子もタジタジになりつつもちょっと嬉しくて・・・みたいなもの凄くむず痒くニヤるグッドラブコメ マツモトケンゴ先生の短編で紙化はしてないみたいだが、これはもうちょっと長め描いてコミック発売して欲しい 作者好きなら読んでおいた方が良い隠れた良ラブコメです
タイトル的にはリベンジラブコメ
と思ってたら全然違った・・・ 子どもの頃、イジメられていた主人公はイジメっ子たちへの負けない気持ちの反動で当時ボコボコにされてた格闘技・スポーツ・ゲームを努力してどれもかなりの腕前になって高校生に そこで再開した幼なじみのイジメっ子たちは実は全員女の子で、イジメてた理由も主人公が好きだからっていう、好きな子をイジメちゃう子ども心理を見事にラブコメに こういうの好きだわ・・・! マツモトケンゴ先生の描く可愛く魅力的な女の子、テンポの良いコメディ感、ラブ要素ももりもりで、やっぱこの先生はいいの描きますね・・・ 続きが楽しみな良ラブコメです 出たばかりなので追うなら今からがオススメ
気軽な秘湯マニュアル
読みながら安く泊まれる温泉旅館はないかとググってしまいました。漫画の中で取り上げられているのは秘湯ばかりなので景色も泉質も抜群なんですけど、自分はまだ未熟者なのでオーソドックスに草津あたりから行ってみようと思います。女性で一人旅なのもいいんですよね。どこかに行きたいけど旅館でご馳走を一人で食べるのって寂しいかな…とか色々悩んでたところを勇気づけてもらえました。むしろ松本英子先生は「寂しさを感じることを期待して旅をしていた」と描かれていたのでレベルが違います。松本先生の作品には必ず独自の考えを語られる回があって、読んだ時はピンと来なくても後から理解が追いつくことがあります。そういう点でも面白いです。
松苗あけみ先生の世界観にうっとり
やっぱり表題作の読み応えがすごいです。なんてったって100ページの読切作品ですからね。これが単行本未収録になったままだったなんて信じられない。色んな方の努力によってこうして自分も手に取ることができて本当に感謝です。松苗あけみ先生のドラマチックな絵を眺めていると自分の中の忘れていた乙女心がうずきます。でも松苗先生のストーリーは甘くはないですね。それこそ表題作も谷崎潤一郎の「痴人の愛」がモチーフになってますから、お人形のように可愛いヒロインが不特定多数の男性とベッドを共にしたりします。でも私も大人ですから甘すぎるよりもむしろそれがいいのです!
もしもゾンビになったら何をしたい? #1巻応援
『ゆうべはお楽しみでしたね』を連載しているヤングガンガンで立ち上がった、もうひとつの金田一蓮十郎さんの連載作品が1巻発売となりました。 今期はちょうどアニメ・映画化もあって『ゾン100』が国内外盛り上がっていますが、この『ぼくらはみんな*んでいる』もゾンビと現代日本の日常が融合した作品です。ただ、本作が普通のゾンビものと大きく一線を画しているのは、ほとんどの人類が死後にゾンビ化するウイルスの保菌者となっているという世界でゾンビが日常に溶け込んだ存在になっていることです。 ジャンルとしてはゾンビが人を襲うことによるパニックホラーではなく、ゾンビが人間社会で普通に共存している中での金田一さんらしいコメディや人間関係のあれやこれやなどのヒューマンドラマが主軸となっています。 ゾンビ化ウイルスは12歳頃から3割ほどの発症率で、年々発症率は上昇中。 「今ゾンビ彼氏がブーム! ゾンビ彼氏のメリット大特集」のような記事がネット上では流布しています。 ゾンビになると人間にはない体のケアなどは必要ですが、睡眠の必要もなくなるので多くのゾンビは暇を持て余しているそう。私は読んでいてネトフリを無限に観ていられるゾンビたちが非常に羨ましくなりました。私も一睡もせずにこの世にあるマンガを読んでアニメや映画やドラマを観てゲームをしていたい。 こうした世界観の中で、毎回主人公が代わりさまざまな人及びゾンビの生きる(?)姿が描かれていきます。 死んだ体をそのまま描くと少々グロいので、本作ではモザイクの代わりに綺麗なお花がたくさん描かれているため目にも優しいです。普通のゾンビものが見られない方も、安心して楽しめるでしょう。 ゾンビという特殊設定をひとさじ入れることで、金田一蓮十郎さんらしい味わい深い人間(ゾンビ)たちのコクが引き立っています。 以前ヤンガンに掲載されていた金田一蓮十郎さんのリアルな妹さんである芋Utoさんとの合作読切「鳳凰院くんと何も始まらない話」も連載化して欲しかったですが、流石にこれ以上連載を増やすのは難しいと思うので、今後どこかの巻末にでも収録して欲しいです。
忍者漫画の名作
派手でファンタジックな忍術合戦とかじゃない、実際の忍者を丹念に調べて描いてる忍者漫画 途中途中で、本当の忍者ってね…って解説シーンが入るのも面白い 終わり方も最高だった
今はその国で戦争が行われている。
戦争前は聞いても覚えられなかった地名。 すっかりわかるようになっていた。 キエフ、チェルノブイリ通り。 戦争がある日常が通常となってしまっている国。 読んでいて思い出したのは、その戦争が起こる前、コロナよりも前、まだスマートフォンもなかった頃。 原発跡地がある街に、ガイガーカウンターとともにバイクで出かけ、自然に帰ろうとする街を写真に撮っていた女性(たしか女性だった)のホームページがあった。 森に飲まれつつある、時が止まった美しい街だけど、これほど線量がある。ここから先は行けない。 など、写真とともに彼女は書いていた。 そのホームページに、街の手前、まだ放射線量が高い地域に、よそへ越さず、昔からの生活を続けている家族がいたとも書かれていた。 線量の高いものを食べる、それがなんだ、この土地から離れたくないのだと言っていた。 あの人たちは今どうしているんだろう。 さて、漫画に登場する人たちの行動に、どうしてそんな恐ろしいことを!と思ってしまう。 でも、そもそも知らないのだし、放射線も放射能も見えないからわからないのだし。 自分も言われなければ同じことをしているのだろうし。 未来人はやるせない気持ちにしかなれない。 読んでみて、第一話が鮮烈な印象を残してくれたのだけど、その中でも街の人がバタバタと亡くなっていく様子が淡々とした描写で、なんともそら恐ろしかった。 そして主人公の女性が少しでも幸せに今を生きるのはどの方法だったのか、考えてしまった。 口述史というのは非常にセンセーショナルなものだけど、この作品も類に漏れず、読んだ人に思うことを残す激しさがある。
安売りキャベツ一玉と晩酌と
ある日ある時ある街に住む、年配と言われる年頃だろうか、あるご夫婦をカメラで追っているかのような読切漫画。 こういう日々が我が身に訪れるのが待ち遠しいと同時に、少し不安になる。 冒頭、安売りのキャベツを前に、どうやって食べきるか二人で思案する。 一玉買ってアレヤコレヤすれば、問題ないような気もするけど、買って新鮮なうちに食べきりたい派なんだろうかと悩んでしまった。 いや、そこがメインじゃないと気付くのは少し先。 ちょっとしたセリフにいろいろな事柄が詰まっている。 慣れ親しんだ人との会話はそういうものなんだろう。 読んでいるこちらはフルスロットルで、理解するために必要なピースを回収する。 読切は読切ゆえに、情報が詰まっている。 忙しいし、読み直して最初と異なる読後が得られるのがとても心地よい。 『ふたりきり晩酌』とタイトルにあるとおり、ある日ある時あるご夫婦が晩酌をするまでのお話なのだけど。 この漫画で描かれているのは、長い人生を考えれば何気ない日常のひとコマでしかないのかもしれないのだけど。 その「ある日ある時」の選び方が素敵だなと思った。
スキローの好きなとこ【小ネタ・セリフ・作風】
※ネタバレを含むクチコミです。
罪人が落ちる”深東京”でサバイバル!!
※ネタバレを含むクチコミです。
架空冷戦時代風ファンタジー
※ネタバレを含むクチコミです。
続編希望
あやかしトライアングル 最終回、読みました もしかしたら、ToLOVEる みたいに、続編してほしい
カイジ 24億脱出編を「ゆるい感じで」語るスレ
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孤独な殺し屋青年と、優しいギャルが仲良くなった
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神が妖を率いて人を襲う世界で神を殺す
※ネタバレを含むクチコミです。
消えた少女の跡をビーズ刺繍だけを頼りに追う #読切応援
※ネタバレを含むクチコミです。
沢山いるのに怖くない♬
死んだ後も、生きていた時と同じ生活を送っているゾンビ化現象の人々。 食事はしなくていいけど、干からびないために水を飲み、処方された防腐剤を1日1回飲む。 身体は冷たい、心臓が動いていないのでドキドキはしない。 そして、眠くならないので、とっても暇なのである。 更には、死んだ後に一時的にモテ期がくるという面白いおまけ付。 死んだ後の人生の方が楽しそうに感じるのは、私だけだろうか?!
転生ものが好きな方に読んで欲しい
原作小説ファンなので、漫画も興味あり読んでみました。 原作と比較すると主人公の性格が少し違っていたりと違和感がありますが、楽しいです。 転生ものなので独特な世界観ですが、精霊や守護神などの妖精も出てきてさらにファンタジー。 所々シリアスな要素もあり読み応えありです。あと絵がきれいだしふわっと読む分にはいいと思います。 個人的には数話いっぺんに読めると嬉しいです。
この漫画に出会わせてくれたことに感謝
有名ものなので何となくは知ってるし、長いから、最初はいいや、と思ってたけど、無料連載で読み進めているうちに、大好きな作品になりました。 実際はこんな素敵な高校生活を私は送れないんだろうけど、もう一回高校生をやりたいと思った。 伝えることの大切さを改めて学んだ一冊です。 主人公はじめ、登場人物みんな、芯がありブレていないし、どのキャラクターも好感が持てます! 若いのにしっかりしてるし、友達を大事にしてる。仲間がこんなにも素直で見返りを期待しないなら、ひとりぼっちにもならないし、一生の友達にもなれるんだろうなぁ。どの世代の方が読んでもはまると思います。
臨場感抜群です
歴史ものや絵のタッチに初めは抵抗があったものの、読み進めるうちに、ハマるハマる。 主人公の人との出会いから成長していく様子は、涙あり笑いありです。 戦争ものなので決して気楽には読めませんが、すごく良い作品でオススメです。 厳しい時代ゆえの師弟関係、親子関係、友人関係の強さ、これを読んで今がいかに平和か そして、沢山の犠牲の上に私たちが生きていることを知ってほしいです。 始めは何コイツ?って思うキャラでも、だんだんその人を知るにつれ惹かれていきます。 戦いが進むにつれハラハラドキドキして、手に汗握るストーリー展開に目が離せません。
ドタバタコメディです
いいテンポで読みやすい。元ヤンのヒロインと小悪魔な小学生の娘のバトルが楽しく意外とリアルストーリーですね。 主人公の気持ちも分かるし12歳の多感な年ごろの父親を取られたくないという気持ちもわかるし。 どんなに良い人でも娘からしたらパパを取られてしまう敵に見えるよね、と納得。 これから先お互いを認め会える母と娘になれるかな・・・?案外、この2人気が合うかも・・・? ヤンママ、頑張ってほしい~と応援したくなります。
絵柄的にダークファンタジーぽいのかなと思ったけどニヤニヤ系ラブコメでした。