地元のもみぢ

現代?だけど80年代風コメディ(ギャグではない)漫画

地元のもみぢ
さいろく
さいろく
1年以上前

どことなく昭和っぽさの香る、いたずら好きのガキんちょを中心とした「町」の物語。 じゃりン子チエほど大人向けではないものの、ノスタルジックな雰囲気漂う町並みはアラフォー以上には想うところがあるんじゃないだろうか。 主役のガキ2人は平和にのびのび過ごしているけど、町中でほんのり、ちょっとだけホッコリしていく。そんな感じのゆるーい空気。 タッチがかなり独特で、絵柄も個性的なんだけどどうも線に特徴があるというか、デジタルに切り替えたばっかりなのか?というぐらいカチカチしている。 そんな線なのに表情豊かに描かれるガキどもはちょっとかわいい。

木曜日の妻たち

バックナンバーを読みたい

木曜日の妻たち
名無し
7ヶ月前

単行本出るのが待てないので女性セブンのバックナンバーを読もうとしましたが、KindleUnlimitedでは2ヶ月以上前のものは読めないのでしょうか… はやく単行本出てほしいーーー! https://www.amazon.co.jp/s?i=digital-text&rh=p_27%3A%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8&s=relevancerank&qid=1694496090&text=%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E7%B7%A8%E9%9B%86%E9%83%A8&ref=sr_pg_1

米蔵夫婦のレシピ帳

とっても心が温まる素敵な作品。

米蔵夫婦のレシピ帳
干し芋
干し芋
1年以上前

2巻読了。 ガンで突然亡くなった奥さんのりほ子さんは、誰からも好かれる人物。 料理も上手でレシピ帳を作っていた。 りほ子さんが亡くなるまで料理を全くしてこなかった時代小説家で無口な夫、米蔵卯之助は、そのレシピ帳を見て料理を始めるが・・・。 りほ子の料理を作ることで生前、りほ子と繋がっていた友人、知人、家族に今まで知らなかったりほ子の一面を教えてもらい、豊かな時間を過ごしている。 人間は、二度死ぬと言われる。 命が尽きた時と、人から忘れ去られた時。 亡くなった人との思いで話をすることで、皆の心の中にりほ子は、ずっと生き続けるのだ。 そして、娘を奪われたと思っていた義理の父との関係にも変化が・・・。 是非、多くの人に読んでもらいたい。 超お勧めです!!

僕に殺されろ

もしも、うぐいす祥子さんが少年マンガを描いたら #1巻応援

僕に殺されろ
兎来栄寿
兎来栄寿
5ヶ月前

ひよどり祥子/うぐいす祥子さんの代表作である『死人の声をきくがよい』は、 ″担当の編集者から「女の子をいっぱい出す」「タイトルをラノベっぽく」という指示を受け、「主人公の男の子が幼なじみの幽霊やいろんな女の子に囲まれてキャッキャウフフな内容の作品をホラーマンガ家が描い」て出来上がった″ (Wikipediaより) という成り立ちだったそうです。 翻って、本作はあとがきで書かれているように前作『ときめきのいけにえ』が少年誌での少女ラブコメホラーへの挑戦だったことを踏まえて、今回は「メジャー感ある少年マンガを描いて下さい」と担当編集からオーダーされたのが始まりなのだとか。 うぐいす祥子さんに………… メジャー感ある少年マンガを…………? 思わず、自分の背景に宇宙空間に佇む何とも言えない顔の猫が浮き上がってきた気がしました。名古屋の喫茶マウンテンに行ってブレンドコーヒーを注文するようなものですよ。 『ドラゴンボール』や『名探偵コナン』くらいしか少年マンガを読んだことがないといううぐいす祥子さんは色々と勉強をして、少年マンガの何たるかを自分なりに解釈して、そうして出来上がったのがこの『僕に殺されろ』だそうです。 …………なるほど。 それはそうです。 うぐいす祥子さんが少年マンガを描いたら、こうなるのは必然ですよね。うんうん、なるほどなー。 ……どうして、どうして…………。 範馬勇次郎も言っています。 「持ち味をイカせッッ」 と。その意味でいえば、うぐいす祥子さんの持ち味は少年マンガを目指したというこの作品でもたっぷりと堪能できます。ただ、やはりその味が顕現すると王道少年マンガとはちょっと、いやかなりベクトルにズレが生じます。そこを楽しめる人にはとても良い作品でしょう。 担当編集さん的には、最初のオーダーから弾道計算したらこの辺に着弾するだろうと見越していたのか、それとも何だか凄いの出てきたけどこれはこれで面白いから良いやなのか、どういう風に捉えているのか気になります。 でも、マウンテンのコーヒーも実は本格的な豆を使用していて飲むと普通に美味しいということは実際に飲んでみなければ分からない訳で。たまにはマウンテンでコーヒーを頼むのも良いと私は思います。 この作品自体もそうですし、この作品を経て更に幅が広がるであろううぐいす祥子さんのこれからがますます楽しみです。

夏目イサクファンブック デジタル再編集版

読み応えある!ファンにオススメ。

夏目イサクファンブック デジタル再編集版
るる
るる
3ヶ月前

これは夏目先生の過去作品をチラ見しながら 読む方がより面白いかも。 私も飴パラ以外はうろ覚えだったので これを読むために数作品を読み直して 思い出しました😊 飴パラは一度終わったのを連載再開したそうで、 そんな初期からカブはすでに「尾上病😆」だったのね。 先生のロングインタビューも面白かった。 (てか私やっぱり夏目先生の作品を 作者買いするほど大好きなんだと 再確認しました😅)

恋の絶望行進曲

愛故に人は苦しまねばならぬ #1巻応援

恋の絶望行進曲
兎来栄寿
兎来栄寿
12ヶ月前

タイトルからして、とても不穏な百合マンガ。 主人公のレイは、ずっと好きだった同姓のアミに思い切って告白したら意外にもすんなりOKをもらえてこの世の春が到来……したかと思いきや、恋人関係になっても周りの友達と扱いがほぼ変わらず「一人の時間を大事にしたい」と言われ、ますます悶々とさせられることに。 そして、何やら他の女の影も見え隠れしてますます不穏さは募っていきます。ただ、この作品のポイントとしては、レイの愛情の深さが挙げられます。何があっても、何をされたとしてもそれでも変わらない、変えられない思いの丈。 その果てに押し寄せてくるのは、まさにタイトル通りの絶望感。読んでいて、「一体どうなっちゃうの〜?」と頭の中の次回予告ヒロインが叫び倒します。 ちょっとしたことでも起こる10代少女の激しい浮沈や、そもそも何故レイはアミを好きになったのかというところのきっかけの些細であるが故のリアルさ、アミのフリーダムな性格がどこに起因しているのかなどのディティールが良いです。 それらを踏まえた上での、決定的なシーンでレイがアミに放つセリフは特に好きです。 1冊で過不足なく完結しており、私は連載で追っていましたが単行本で初めて読むとまた一段と満足感は高まりそうです。 富沢未知果さんの今後の活躍も楽しみです。

レンタル人間

境目の曖昧さ

レンタル人間
野愛
野愛
1年以上前

短さをうまく活かしている作品だなあと思う。 レンタル彼女、レンタル友達、レンタル家族……そういうものを利用してしまったらレンタルと現実の境目なんてわからなくなってしまいそう。 自分がレンタルされる側なのかする側なのか曖昧になった世界がやってきそうだな、というのはありきたりな感想だけどすぐ現実になってしまいそう。 それがディストピアなのかユートピアなのか明確には描く余地のない短編でよかったのかもしれない。 こんなのやだって言い切れない短さだからおもしろい。

シンガポールのオタク漫画家、日本をめざす

シンガポールでは温帯の果物はかたいという新たな知識

シンガポールのオタク漫画家、日本をめざす
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

ほんわかとした絵は、日本のエッセイ漫画絵風にした結果なのかなぁ。 アメリカで連載されていたコミック表紙はダークな感じだったので、ギャップが大きい。 とはいえ、4コマで綴られるほんわかとした話と絵柄に、あの漫画この漫画のキャラクターだけでなく、外国のイラストによくある充血した目玉の人が出てきておもしろい。 特に好きなところは、突然座禅を始めること。 実際は突然ではないのだろうけど、周りに座禅をする人がいないので、印象に残っている。 シンガポール人から見た日本の話から、日本の出版社へ漫画持ち込みの話へ。 いろいろあったようだけど、作者さんが筆を折ることにならなくてよかった。

異形頭さんとニンゲンちゃん

ピュアラヴ!

異形頭さんとニンゲンちゃん
ゆゆゆ
ゆゆゆ
8ヶ月前

人外 ✕ 異世界へ転移した会社員女性による、恋愛漫画です。 女性は転移前はブラック企業勤め、設定によると実家では搾取子。 異界では、ペットとしてゴロゴロ食っちゃ寝を許され、さらに優しくしてもらえる環境。 良い環境で、身体ともに傷が癒えてきたようです。 同じペットでも『あっ、次の仕事はバケモノ退治です。』とは大違いだなあと思ってしまいました。 特に好きなところは、異形頭さんの体格とオネエ言葉です。 元軍人とあったので、そういう系統の体格なのでしょう。 顔がツルンとした雰囲気の異形頭なので、顔に注目しがちだったのですが、ニンゲンちゃんを触る手や腕を見てドキドキしてしまいました。 オネエ言葉はクマやらなんやらと比べると怖い頭なので、怖がられないようにするための、防壁なのかもしれません。 人外✕少女の恋愛ものが好きな方にはおすすめです。 人外と書いてますが、あちらの世界ではニンゲンのほうが“人外”…。

たちつて東大

地方からの東大受験って可能なの?!

たちつて東大
名無し
1年以上前

小学5年生の娘さんから突然「私、東大に入りたい!」と言われてお母さんは動揺します。どうやら娘さんはドラマの弁護士さんに憧れた&離婚前に住んでいた東京のお友達から中学受験をすると言われて触発された模様…。相談したママ友や塾の先生からは「地方から東大は難しい」と言われてしまいますが、娘さんの気合を見込んで親子で東大を目指して中学受験を頑張るというお話です。

ガス灯野良犬探偵団

主人公はホームズ?いいえ、子供たちです

ガス灯野良犬探偵団
名無し
1年以上前

19世紀英国を背景に、コナン・ドイルのシャーロックホームズの事件簿をなぞらえていくスタイル。 産業革命中期頃、まだ貧富の差、身分の差が大きく、子供たちがごく普通に労働力として奴隷同然に酷使され、踏みにじられ、そしてごく普通に野垂れ死んでいく時代。 リューイは、ごく普通の浮浪児。 そしてシャーロックホームズは、探偵としてまだかけだしの(美)青年。 いまはまだ、シャーロックホームズの事件簿の『前日譚』の話。 リクドウの連載を読んだ方ならわかると思いますが、繊細かつ重厚、ギラギラした独特な描写と、 時代背景がものすごくマッチしていて非常に斬新な推理物に仕上がってると思います。 まだまだ序盤、まだ誰も『何者でもない』ときのお話。 でも、間違いなくヒットすると思います。

やうやう古書店は今日も平和です【コミックス版】

緩くて癒し。#1巻応援

やうやう古書店は今日も平和です【コミックス版】
Pom
Pom
1年以上前

癒し漫画。 古書店店主の栞さん良いなあ〜肩の力抜けてる感じ。そしてヨウくん、身長高くて、少し強面たけども内気な性格。 ゆったりと時間が流れていくような波がほとんど無い漫画で、1日最後とか読んだらホッとするし癒されると思う。 この緩い感じのまま続いて欲しいなぁ〜。 また、ヨウくんの姉のホムラがいいスパイスになりそうで、それも良かったです。

東京最低最悪最高!(読切)

東京は最悪、だから結婚します #読切応援

東京最低最悪最高!(読切)
Nano
Nano
12ヶ月前

「うお~すごい切り口。東京sage田舎age漫画?結婚したいけどできないうだうだを描いてる?」かと思いきや、全然違った。タイトル通り、東京は最低最悪で最高な漫画でした。 正直途中まで読んでて不安があったけど、最後まで読んで主人公も圭ちゃんも最高に好きになってしまった…東京という最低で最悪な街で二人最高に幸せになってほしい。みんなで頭おかしくハッピーに踊ろう。

たちつて東大

もしも子どもに「東大に行きたい」と言われたら…! #1巻応援

たちつて東大
nyae
nyae
1年以上前

『暴力亭主から逃れる10の方法』の作者の方の新作です。この方の人生はいい意味でも悪い意味でもドラマチックで目が離せません。 このエッセイは娘の月子ちゃんが小5のときから始まっていて、全1巻なだけあり省略部分もかなりあるけれど読み応えは抜群です。受験勉強真っ只中な親子や、難関大学受験を検討している方々の背中を押してくれるような内容だと思います。 自分の実力よりもはるか上のレベルの難関大学合格を目指すとなると、やっていることやマインドは控えめに言ってもまさに「戦い」だということがわかります。それに10代の子どもたちが人生をかけて挑んでいる。親としても自分のできることはすべてやってサポートしてあげないと!という気持ちになりますよね。 この数年間、落ち込んだり心が折れそうになったりしたこともあっただろうに、いつでも強気で前向きで自分を信じることを貫いた月子ちゃんに拍手。 果たして月子ちゃんは東大に受かることができるのか!? 衝撃のラストをぜひ読んで確かめて欲しい。

ミモザイズム

親の威を借りまくる娘 #1巻応援

ミモザイズム
兎来栄寿
兎来栄寿
10ヶ月前

「権威への服従原理」は実体験として感じたことがある方も多いかもしれません。シンプルに言えば、人間は権威に対して弱い性質を持っているということです。 本作は、有名な芸術家・花屋敷千雄(ゆきお)の娘であるみもざが父親に似ずまったく技術も才能も無いのに自身を天才であると信じて疑わず、また周囲も明らかに下手なみもざの作品を礼賛する奇妙なシチュエーションを基軸としたコメディです。 守銭奴キュレーター主人公・福沢。 芸術家であることを盾に人間としてのまともな生活も難しいみもざ。 デザイン学科服飾専攻の関西人インフルエンサー山本瑠衣。 拗らせアラサー画廊経営者・旗小次郎。 「マンガはキャラクター」という言葉を体現したような作品で、生き生きとして癖の強いメインキャラクターたちだけで十二分に物語が回っていくのを感じられます。全員、もし現実にいたら友達になるのも厳しそうな面倒くさい性格の持ち主たちですが、マンガで読んでいる分にはそこが良いです。 松尾あきさんの特徴的なオノマトペも、美術がテーマになっているこの作品だと一際ハマっています。 そして、全体を通してネームがとてもスッキリしており、とても読みやすいです。多少長めのセリフがあるシーンでも全然疲れずにスルッと入ってきます。 全ルビなので子供でも読みやすい一方、冒頭のシーンで提示させられる「アートの本質」などのテーマは考えさせられます。 「花屋敷の娘」という、強力な権威をもっているが故に彼女に対して物を言える人が極端に少ない様、また「花屋敷の娘」であると知った瞬間にそれまでの自分の価値判断を忘れて何となく凄く見えてくる様は、コメディとして描かれていて実に滑稽ですが、実は非常に恐ろしいことでもあります。私たちも、意識せずに彼女のような存在を持て囃していないとも限りません。 美大が舞台の名作は近年増えていますが、また少し違った角度から絵がかれる注目作品です。

ロストフード

「失われた食」を蘇らせる探偵譚

ロストフード
にわか
にわか
1年以上前

既に失われてしまった料理「ロストフード」を百の舌を持つ探偵が、蘇らせていく話。 個人的に、この漫画の面白いところは扱われている「ロストフード」が実在していること。「ターザンカレー」「デニーズのジャンバラヤ」。食の再生と共に問題解決を目指していく「探偵要素」もちゃんとしている。題材もストーリーもいまのところバッチリ。早く次が読みたい

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