なんとなく手にとってしまったのだけど、誇張抜きで秒でもってかれた。
特に2巻のお弁当の話で涙腺は崩壊しました。
全話セリフなしのサイレントマンガ。
絵だけでキャラクターの関係や、背景を理解させるのも上手いし、絵柄にクセがあるけどゴハンは本当に美味しそうで、自分の中にもある原体験に訴えかけてくるから凄い。
誰しも食にまつわる思い出って共通しているのかもと思ってしまった。
どんな状況でも、人は腹が減る。
どんなに悲しくてつらくても、食べれば一瞬でも幸せになれて、生きる活力になるんだと改めて感じました。
全4巻一瞬で溶けて、グルメ漫画としてよりも、自分の中にある人生の大事な1ページを思い出させてくれる作品です。
誰にでも、心に残る「ゴハン」がある。食にまつわる幸せな瞬間を切り取る庶民派オムニバス食コミック。台詞の無いサイレント漫画だからこそ、伝わる「味」と「想い」がある──。