なんとなく手にとってしまったのだけど、誇張抜きで秒でもってかれた。
特に2巻のお弁当の話で涙腺は崩壊しました。

全話セリフなしのサイレントマンガ。
絵だけでキャラクターの関係や、背景を理解させるのも上手いし、絵柄にクセがあるけどゴハンは本当に美味しそうで、自分の中にもある原体験に訴えかけてくるから凄い。
誰しも食にまつわる思い出って共通しているのかもと思ってしまった。

どんな状況でも、人は腹が減る。
どんなに悲しくてつらくても、食べれば一瞬でも幸せになれて、生きる活力になるんだと改めて感じました。
全4巻一瞬で溶けて、グルメ漫画としてよりも、自分の中にある人生の大事な1ページを思い出させてくれる作品です。

読みたい
だれでも抱けるキミが好き

ただのエロかと思ったら

だれでも抱けるキミが好き
六文銭
六文銭

童貞地味男のゴトウとビッチなギャル・アガワさん。 冒頭からアガワさんのビッチさ全開の姿を見せつけられ、ゴトウくんはカルチャーショックをうける。 と、いうのも普段は委員会が一緒で、ギャル特有のフランクさに童貞のゴトウくんは秒でやられて、アガワさんが気になる存在になっていただけに、生々しいビッチさにショックをうけてしまった、、という流れ。 そこで童貞特有の女性に対する幻想に、第3者的に苦しむだけかと思ったら、そんな葛藤も一瞬で、ゴトウくんもアガワさんとやることをやってしまう。 そこが、ひと味違い個人的に面白いと感じました。 ゴトウくんもアガワさんのセフレの1人に成り下がってしまったことで、どこか自分だけは他の男子と違うとか思っていただけに、その落胆さと、身の程をわきまえ始める感じが、哀愁漂います。 ピュアな気持ちなど、最初からなかったのか?と。 アガワさんも掴みどころなく、ポンポン相手を代えるから、またすごい。 そんな姿にゴトウくんが嫉妬で狂いそうになって、今後どう動くのだろうか。 そして、それにアガワさんはどう反応するのかな? アガワさんがヒキ気味だと現実味があって面白いと思ってます。

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ

嘘か真実か陰謀論

ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ
六文銭
六文銭

自分が何かと恵まれていないのは、何か大きな陰謀によるものではないか?という、ネットではびこる「陰謀論」がテーマの本作。 主人公は、いわゆる社会的に弱者の部類で、それでも自分にも特別な何か(人生大逆転できるようなものが)あるんじゃないかと日夜怪しいセミナーに通いながら過ごす。 そんな中、偶然出会った大学生の女性に恋してしまう。 関係を深めていくなかで、彼女につきまとうFACTという謎の組織の存在を知り、彼女を守るために接触。 そこは、陰謀論に染まった集団で、自分の境遇の悪さも、彼女と出会ったのも全てが大きな陰謀だったと諭され、気づくと彼もまたその思想に染まりはじめてしまう・・。という展開。 社会的な問題を扱う重そうな感じもあれば、コミカルなヌケ感もある。 現実を描いた漫画だから明らかに嘘っぽくも感じつつも、これ実はファンタジー漫画なのでは?と思うと真実のように感じてしまう。 ついつい、陰謀も本当のように感じてしまう。(ちょっと調べればわかるんですけどね) そんな感じで嘘か真実かわからないながら、自分なんかは読んでいたのでめちゃくちゃ楽しめた。 特に2巻。 主人公が上述した恋心を抱いている女性に、付け焼き刃的な稚拙な持論を展開し、一瞬で論破される様は読んでいてホント痛々しく、ゾクゾクした。 共感性羞恥をこれほど感じたシーンはないと思う。 4巻で最終巻らしいけど、どうオチをつけるか気になる。

珍遊記2~夢の印税生活編~

奇跡の続編

珍遊記2~夢の印税生活編~
六文銭
六文銭

小さい頃、色んな意味でトラウマを植え付けられた珍遊記。 当時、絵を見るのも怖くて、だけどドラゴンボールは読みたいから、珍遊記のページにはいかないよう恐る恐るめくっていたのも、今となっては良い思い出です。 本作というか、著者を語る上でもはや絵柄に触れないのは無理なのですが、とにかく子供がみたら泣き出すような絵の濃さ。 特に婆さんキャラのシワがえぐい。 下品な下ネタも満載で絵柄と相まって、初見の方は気分悪くなると思うんですが、、、 著者が、現在、子供向けの絵本作家としても活躍しているというから驚きしかない。 謎に時代を感じる。 さて、本作の内容だか、前作珍遊記の続編という立ち位置だが、前作をなぞりながら、その裏で起きていたことを描きながら始まる。 もう一つの怪作、漫遊記とも繋がっているので両方知っているとより面白いのだが、正直、何も知らなくても大丈夫だと思う。 著者の作品を知ってる人ならわかると思うが、ストーリーはあってないようなもので、とにかく勢いが魅力。 そこは本作も健在で十二分にある。 映画化もした作品だが、玄人受けとか言うつもりもないが、毒にも薬にもならない作品と異なり、モノづくりに携わる人間に、何らかのインパクトを残す作品なんだろうってことは理解できる一作です。

しあわせゴハン(1)
しあわせゴハン(2)
しあわせゴハン(3)
しあわせゴハン(4)
本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
月かけごはん

月かけごはん

とある事件を起こし刑務所に収監されていた、元ヤクザの甲野玄太。十数年の刑期を経て出所となったが、世の中は昔とはすっかり変わっていた。 保護司の紹介で住む場所や仕事にはありつくことができたが、他人からの好意に居心地の悪さを感じ1日も早い自立を目指そうとする甲野。だが、家族も友人もいない前科持ちが「普通」の生活を送ろうとすることは容易なことではなく……。そんな甲野にも唯一の楽しみがあった。それは日々の「食事の時間」。限られたお金で、工夫してつくる質素ながらも特別な料理。生きづらさを抱えながらも、日々を暮らす甲野の前にお腹をすかせた少年が現れ――。

闇市めし

闇市めし

終戦後の闇市で語られる、ある飲食 店の噂。そこは望めば、なんでも作 ってくれるという幻の店。戦後の混 乱を生きる人々に、希望を与える、 美味と感動の新シリーズ開始!!

試し読み
特撰思い出食堂 あげもん

特撰思い出食堂 あげもん

ほくほくした美味しい「コロッケ」「メンチカツ」「トンカツ」「ハムカツ」「フライ」「から揚げ」などの油の揚げ物をテーマにまとめたグルメ&人情&涙&笑いの漫画アンソロジーのカバー付き通常コミックスです。

特撰思い出食堂 麺

特撰思い出食堂 麺

国民食定番の「うどん」「そば」「ラーメン」に加え、「焼きそば」「冷やし中華」「スパゲッティ」「パスタ」などの麺類をテーマにまとめたグルメ漫画アンソロジーのカバー付き通常コミックスです。

特撰思い出食堂 お弁当

特撰思い出食堂 お弁当

定番ののり弁は勿論、からあげ弁当にカニ飯、運動会や花見の弁当、駅弁からスーパーの見切り弁当まで、あらゆるお弁当を集めた特選グルメ漫画! 懐かしいお弁当のメニューが思い出とともに蘇ります!

特撰思い出食堂 丼

特撰思い出食堂 丼

ウニ丼、親子丼、かきあげ丼に海鮮丼、ソースカツ丼、ロコモコ丼etc…。ふっくらごはんにたっぷり乗った具をきれいに食べるもよし、かき混ぜ食べるもよし、空腹に大満足な定番メニュー丼物だけを集めた特選グルメ漫画!

魂に訴えかける食の思い出にコメントする
※ご自身のコメントに返信しようとしていますが、よろしいですか?最近、自作自演行為に関する報告が増えておりますため、訂正や補足コメントを除き、そのような行為はお控えいただくようお願いしております。
※コミュニティ運営およびシステム負荷の制限のため、1日の投稿数を制限しております。ご理解とご協力をお願いいたします。また、複数の環境からの制限以上の投稿も禁止しており、確認次第ブロック対応を行いますので、ご了承ください。