私を嫌いにならないで

切実で真っ直ぐなタイトルに惹かれた

私を嫌いにならないで
名無し
1年以上前

いつも独りでいるけどいじめに立ち向かう強さを持つオリビアと仲良くなりたいけど、いじめの標的になりたくないミアの、秘密の友情物語。オリビアの強さは羨ましいけど、ミアの周りに同調するしかない状況もわかる。これからは2人がお互いの居場所になれるといいなと思います。いい話でした。

王の病室

高齢化社会で色々考えさせられる。

王の病室
干し芋
干し芋
12ヶ月前

一巻読了。 医療技術に対する医療費ではなく、患者の負担を軽くする医療費。 歯科医だと自由診療で高額請求できるが、総合病院となるとそうもいかないのか? 家族としては、少しでも長生きしてほしいが、助かった後のリハビリや介護も考えると難しい問題も出てくる。 「適度に殺すのも医者の仕事だ。」って台詞どうなの?と思ったけど、読んでいるとそうかもしれないと思わないでもない。

十次と亞一

幻想文学とミステリーと人情 #1巻応援

十次と亞一
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

切り絵作家でもあるコドモペーパーさんが描く、大正期を舞台にした独特の空気感を纏う作品です。紙の装丁は、その影響もあってかオシャレで素敵なデザインとなっています。時折、普通の絵に交えて切り絵による描写が差し挟まれるのも印象的です。 物語は、タイトルの通りふたりの青年が中心となって紡がれます。 うだつの上がらない漫画家である十次。 色男で売れっ子の小説家でありながら字の書けない亞一。 亞にも「次」の意味があるという点では非常に近しい名前を持つふたりの出逢いから、本作は幕を開けます。 最初は償いから始まり、やがてひとつ屋根の下で暮らすようになり、文字を書くことができない亞一に代わって十次は口述筆記を行います。その、ふたりの力を合わせて幻想文学を作り上げていくところは何とも言えないワクワク感があります。ふたりの関係性を強固にする理由が描かれた上での、134Pのセリフがとても好きです。人間の営みは目に見えないところで誰かに大きな影響を与えているものですね。 しかし、亞一にはどこか妙なところがあり、読んでいるといくつかの謎が出てきます。ある日それは十次に対するとある行為の予告として立ち現れます。コドモペーパーさんの絵は温かみがあってかわいらしいのですが、その絵柄に反して不穏な雰囲気が流れ始めます。 最後まで読めば、すべての謎は綺麗に氷解します。それを踏まえて読む2周目は、端々の描写がまた味わい深くなります。 主人公が物書きであり、また実在の文学作品が登場することもあって文学好きの方はより楽しめるでしょう。そうではなくとも、1冊で綺麗に完結している作品としてお薦めです。

ゾワワの神様

文化か、ゴミか。 #1巻応援

ゾワワの神様
兎来栄寿
兎来栄寿
1年以上前

3年前、「はてな匿名ダイアリー」に投稿されて話題になった記事があります。 私は広告制作の現場を辞めて、広告を屠殺する現場に転職をした https://anond.hatelabo.jp/20200311165317 広告は文化とゴミのあわいを漂っており、気を付けなければすぐにゴミとなってしまう。しかし、新たに入ったWEB広告会社では愚直に数字を追いかけて作られる広告が溢れ、そこでは文化としての広告が屠殺されていた、と。 最近話題になっていたのが、NURO光の広告とビビッドアーミーの広告の問題です。それぞれ若干性質は違うものの、これらの問題はまさに上記の記事で警鐘を鳴らされていたようなところの延長線上にあるのではないかという指摘は当然で、今後も引き続き起こっていくのでしょう。 しかし、文化としての広告の素晴らしさも依然として存在します。それを描いているのが本作です。 『ゾワワの神様』は作者のうえはらけいたさんが実体験を交えて描く、広告会社でコピーライターとして働き始めた青年の奮闘記となっています。1話あたり5〜7Pほどの掌編で、SNSで公開されていた際にはたびたびバズっていた人気作品です。 主人公は、「とてつもない表現」に触れた瞬間の感動を通り越した「ゾワワ」をいつか自分も作り出したいという想いを胸に広告代理店に就職した青年。 広告業界や協業する他業種の人々も含めて個性的でカッコいい先達たちの言動に励まされながら日々成長を遂げていく主人公の姿に、読んでいると気付きや勇気をもらえます。 作り手が、自分の作るものを笑ったり恥ずかしがったりしてはいけない。 言葉は万能でないことを肝に銘じながら、受け手の想像力を信じる。 良いモノを作りたいならちゃんと寝た方が良いが、コンマ秒の差の気持ち良さを追求して夜を徹する。 文化としての広告に本気で取り組む人々の話は業種を越えて普遍的に刺さるものもいくつもあり、一欠片の勇気を貰えて自分も明日の仕事をいつもより頑張ろうと思えます。 最上級表現に敏感になってしまうので、気軽に「最高」や「日本一/世界一」のような言葉を使えなくなってしまうという職業病的な話など、笑えるパートもあって、ずっとシリアスすぎるわけでもなく緩急がちょうど良いです。 ″コピーライターは孤独な職業だ―――しかし その孤独は必ずしも辛いものではない″ のくだりは特に好きです。孤独なようで、実は孤独ではない。そんな闘いの果てに、誰かの心を動かすことのできる瞬間が訪れたら最高なんですよね。 もし、広告がただのゴミであるならばそこに感動など生まれようはずもありません。しかし、人が力を尽くせば感動を生むものを作り出せる。だからこそ広告は文化たり得るのでしょう。文化としての広告のために全力を出す人を私は応援しています。

BLUE DOT

BLUE DOTの感想 #推しを3行で推す

BLUE DOT
名無し
11ヶ月前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ アクションの凄み×世界観の新しさ×キャラの魅力=魅せて勝つ!! ・特に好きなところは? AIの支配する近未来で、生身の人間がバスケで頂点を目指す、という斬新さ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! これまでのスポーツマンガとは一線を画す新感覚コミック!バスケW杯ロスの方は絶対読むべし!!

LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~

5番目の部屋へ滞在する人たち

LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

映画で見る、イタリアの明るい雰囲気が伝わってくるような、そんなオノ・ナツメ先生の漫画が好きです。 イタリアを舞台に、陽気な人とそうでない人と偏屈な人とそうでない人と他所の国の人と、いろいろな人たちで織りなされるストーリーにホンワカとします。 本作はアパートに短期滞在(下宿)するシャーロットたちと、そのアパートの住人たちの物語です。 読み終わるときは、連作短編がすべて終わってしまうのが少しさみしくなりました。 それからイラストがフル等身でなく、ちょっとデフォルメされている姿がまた、想像力かき立てられて好きです。 ちなみに、初めて読んだとき、この方はどれほどイタリアで過ごして、このような素敵な漫画がかけるようになったんだろうと調べたところ、イタリアは語学学校での短期留学のみとありました。 あのときは、作者さんの感性とイタリアという土地の2つに憧れたのを覚えています。 イタリアというか、彼らのもとへ行ってみたいなと思える漫画です。

すきだから、だよ

一話を最後まで読んでからが始まりです

すきだから、だよ
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

同棲していた彼氏に自宅で浮気され、行き場を失った会社員はなちゃん。 はなちゃんに救いの手を述べる、職場のイケメンでありエースの青木さん。 なんともシンプルな少女漫画的展開にみえて、そうはさせてくれない青木さん。 すべては青木さんの手のひらの上。 ――だって、青木さんは!!! 一話を最後まで読んでいただけたら、語りきれないこのもどかしい思いを納得いただけると思うんです。 興味を持たれた方、ぜひ外部リンク欄にあるお試し読みからどうぞ。 https://manba.co.jp/boards/190868/import_links ちなみに、サイコミアプリのコメント欄でも青木さん(コメント欄ではブルフワと呼ばれている)は大人気。 青木さんの、裏Twittorアカウントのツイートが、スペシャルコンテンツになるほど大人気。 「すきだから、だよ」のタイトル、素敵ですね。 私の頭の中では、青木さんで再生されます。

ぼくらのQ

第1問 何故人は生きる?→これが全てを語ってるのでは?

ぼくらのQ
宮っしぃ
宮っしぃ
1年以上前

隠れ過ぎてて全く知ってる人に会った事がない結構面白い作品 タイトルの様に謎の球体が様々な質問を問いかけてきて、答える毎に新しい力が得られていく 主人公も同じく答えていき新たな力を手に入れていくが、真逆の考えの敵に対しての葛藤もしっかりしている 独特な空気感がある漫画で読む人はちょっと選ぶかも?だけど、結構斬新で楽しめた

行け!稲中卓球部

90年代の青年誌掲載ギャグ漫画

行け!稲中卓球部
ゆゆゆ
ゆゆゆ
1年以上前

タイトルは知っていたけど読んだことがなく、昔の漫画と言ってもそんなに昔じゃないんでしょと思っていたら、連載開始から30年だそうで(連載は93年〜96年とのこと)。 30年といえば、最近とは言いづらく。 例えば生まれた子どもが小学校に入るどころか、えーと調べたら、県知事に立候補できる年齢だそうで。 そんなワケわからないことを思わず書いてしまうほど、読んだこともないのに、タイトルを知っているだけなのに、30年という年月に衝撃を受けました。 有名な漫画なのに、どうして自分は読んでこなかったんだろうと思いつつ読んでみたら、なんだか安心してしまうほどヤンマガで連載されていたことを実感するギャグ漫画で、あははと読めました。 これを学生時分に友達と笑いながら読んでいたら、今とは違う何かが生まれていたかもしれませんし、生まれていないかもしれません。 若い頃には戻れないので、反抗期に入った親戚の子供に読ませてみたいなあと思いました。 ちなみに13巻巻頭のスペシャルフォト漫画に覚えがあったのですが、いつどこで読んだか記憶にありませんでした。

僕らはグルメなサルである

丁度よさを求めるひとへ

僕らはグルメなサルである
野愛
野愛
1年以上前

心地よいとは違う丁度よいがある作品。 お弁当はうますぎないほうがいいし、バラエティ番組はおもしろすぎないほうがいい。一生一緒にいるならかっこよすぎないひとがいい。 そういう丁度よさの作品。 ビジネスマンたちが仕事やら客先やら家庭やらでなんやかんや(それも重すぎるものではない)があり、それらを解決するようにうまい飯を食べて気分よくなるというお話。 お洒落ではないけどこなれた絵柄と、グルメ漫画ならではのハイテンションとこってりさ、共感できるわけじゃないけどまああるかもと思えるストーリー、全部が丁度よくて気持ちいい。 真剣に情報を得るために読む、本気でお腹空かせるために読む、飯に関するエピソードでほっこりしたり笑ったりする……そういうものとはまた違う、グルメ漫画に求める全てが揃った作品です。

Monacoの空へ

Monacoの空への感想 #推しを3行で推す

Monacoの空へ
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ のぞみ・ウィッチィズと並行して読んだせいでちょっと内容が混ざっている気もするがやはりこちらの方が読みやすい。話はシンプルだし主人公のいいやつだし、ジム仲間も対戦相手もいいやつなので特に問題なく読めた。単行本で一気に読むと繰り返しみたいな感じだがそんなに気にはならなかった。 ・特に好きなところは? 沖田空の試合の前にある「沖田空負けろ」と「なんで今日は観客が多いんだ?メインイベントは面白くないのに」みたいな話。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 「わたしの沖田くん」や「のぞみ・ウィッチィズ」ネタが入ってくるので昔から読んでる人は色々発見があって良いとは思う。ヒロインはなんで人気があったかはわからん

ヤリマンになりたい。

ヤリマン道の道は深く険しい

ヤリマンになりたい。
ポコニャン
ポコニャン
1年以上前

とんでもないタイトルだけど、可愛い絵柄とポップなストーリー展開で思ったより気軽に読めてしまった。これはもっと話題になるべき。 ひまちゃんみたいな子、最初は「どうしてそんな風になっちゃったの」と引いてしまったけど、読んでいるうちにとても賢くて、そして自由で、眩しい存在に見えてくる。ヤリマンとして成功(成功?)してる子には自分なりの「ヤリマン道」があって、いわゆる「受け」よりも「攻め」の傾向があるから、ももちゃんみたいな内気な子はどうかな…と心配になってしまうけど。でもきっと彼女もいろんなものを見ていろんな経験をする中で自分の「ヤリマン道」を見つけられたらいいなと素直に応援したい気持ちになった。 でも心の何処かで「自分の娘がこうだったら絶対嫌だな」とも思ってしまう。笑

デンタルクエスト

デンタルクエストの感想 #推しを3行で推す

デンタルクエスト
マンガトリツカレ男
マンガトリツカレ男
1年以上前

・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 歯医者に検診に行くのは忘れていたから早めに予約取らないとな。やはり歯医者を始めるのはそれなりに金かかるんだな。 ・特に好きなところは? 歯に関しての虫歯などになる前に防ぐ方法の重要さがよくわかる ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 歯に関しても学べるし、日本の歯科医療に関してもしることができるし内容も面白いのでおすすめです。

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